カテゴリー:趣味・教室

第51回  クラフト館(有限会社 扇屋) 代表 今井 勲 さん

 

 

    「地域になくてはならない」お店を目指して

ー 本日はお忙しい中、ありがとうございます。まず、お店を始められたきっかけなのですが…

僕の家は、元々は、五條の商店街通りで、「扇屋」という毛糸店を営んでおりまして、まあ言わば、家業を継承した、という感じですね。それで、平成6年の6月に現在の場所に移転させていただいたんですけど、それまで、大阪の大手毛糸メーカーの代理店に、卸売をするという営業回りの仕事をしていたのですけど、そこで9年ほど勤めまして、家庭の事情でこっち(五條)に戻ることとなって、当時まだ商励会通りにあったお店を継がせていただいたんです。そして、お店をやりかけた時、その当時、僕は五條市のボランティアのお手伝いもしていたのですが、その中で、現在のこの建物の、オーナーさんと出会って、お店をやってみないか、ということが現在のお店の始まりなんですが、その当時の商店街のお店は、駐車場もなく、車社会になっていく中、(商励通りのお店は)ちょっと違うな?と思いまして…  ただ、「扇屋」のお店はたたむのではなく残したままで。

ー その意図はどのような?

イメージとしては、業態が以前までの、「扇屋」さんと同じだと、決まった客層のかたばかりに固まってしまうので、「扇屋」が、毛糸と婦人服を扱っていたのを、こちら(新しいお店)では、「手芸店」という専門的な趣で、ということでですよね。「扇屋」では扱っていなかった布、トールペイント※やパッチワーク… そういったものを新たに広めていきたいという思いで、平成6年からですから… もうこちらにお店を構えて、もう丸25年になりますね。ですから、きっかけと言われましたら、元々の家業の継承、ということですかね。ただ、新しく今の場所でお店をオープンするにあたり、「さあ頑張ろうか!!」という強い志で最初は始めたわけではなくて、軽い気持ちで控えめに、やってみようかな?という感じが25年間続いてきたという感じかな。

※ 家具などの木製品に、絵具を塗る手芸のひとつ。

ー ありがとうございます。次のご質問なのですが、元々、代理店へ毛糸の卸売の営業をされていた、というお話をお伺いさせていただいたのですが、元来家業が、毛糸店をされておられたので、自然とそちらの方向へ、という感じででしょうか?

微妙ですね(笑)。高校を卒業してからは、大学、という選択もあったのですけど、そんなに勉強がしたい、という訳ではなくて、漠然と就職しようかな… という感じで。ただ、出身が普通高校で、そんなに求人とかもなくて、当時の僕は、こういうことがやりたい、という事もありませんでしたし、まあ… あんまり何も考えてませんでしたね(笑)。働いてみることも大切かな… と思っただけで、それでたまたま、勤めていた会社(毛糸の卸売の会社)から声がかかって、という感じですね。ですから、当時もし、五条ガスさんから(社員の)募集があったのなら、もしかして、今頃五条ガスさんの社員になっていたのかもしれませんし(笑)。

何らかの形で商売を

でも、会社員として9年間働いて、こちらに帰ってくる頃には、人に雇われるよりも、「商売がしたい」という考えがあったんかな?今はこういう商売をしているのですけど、もしそうでなかったとしても、違う何かの形で、商売してるんやろなぁ、って。ずっと会社勤めをするタイプじゃないと自分でも思っていますし。何ていうかな… ルート販売のような、同じお客さんのところをずっと、というよりは、今のような商売をしていると、新たなお客さんとの出会いや、その人との繋がりというものがありますよね。結局今日のこの出会い(インタビュー)というのは、今のような商売をさせていただいているからだと思いますし、ですから、同じようなメンバー、お客さんでずっと、という事が、自分にとってはあまり向かなかった、好きじゃなかったんかな… と感じますね。

ー では「お店を継ぐ」という考えは、当時はあまりなかった、ということなのですね。

全然なかったです(笑)。祖母が寝たきりになって、店番をする手が足りなくなって、その都合で帰ってきただけですから。ですから、もし祖母が元気でいてたなら、そのまま大阪にいたかもしれませんね。

お店の名前「クラフト館」込められた思い

「作る」という思いですね。「クラフト」って「CRAFT」と「KRAFT」と2つ綴りがあるのはご存知でしたか?頭が「K」で始まると、「紙」のクラフトなんですよ。これが、「C」だと、「(指先の)技能」とか、「技能士さん」の意味合いになるんです。ですから、うちは「CRAFT」の作業や、技能といった意味で。他に、いろいろ考えたんですけどね…「夢工房」とか…でも、近所見てたら意外と似たような名前があって(笑)。かといって、「扇屋」という名前をそのまま持ってくると、「扇屋」そのままのものが来てるんちゃうんかなって。ですから、心機一転という気持ちや、「扇屋」とは趣が違いますよ、という意味も込められていますよね。当時、お店を新しくオープンする時、やはり何もかも変えたいな、という思いもありまして。でも、この「クラフト館」っていうお店の名前も、だいぶといろいろ考えた結果なんですけど(笑)。

ー そうなんですね。私も、え?「クラフト」って紙とか工作とか… そういったイメージがございましたので、品目は刺繍や、手芸品なのに、どうして「クラフト館」なんだろうな… って。いまのお話しで、ようやく理解できました。

ー 平成6年に、こちらにお店をオープンされたということをお伺いさせていただいた訳ですが、オープンされた当初は、いろいろ苦労もされてこられたと思います。その当時のお話をお伺いできれば…

やっぱり、単純にお店の「売上」ですよね。やはりみなさんウチの事なんて全く知らないわけですよ。オープンした頃は、(お店の)近くにホームセンターがあって、今でこそ五條にはホームセンターさんも何件かありますけど、その当時はというと、五條にはホームセンターは、その1件しかなかったんです。ですからホームセンターに来られるお客さんも、それなりにいたんですけれど、そのお客さんが、うちに流れてくるわけではないんですよね。そのホームセンターさんと、うちとの距離はというと、たかだか20~30メートルほどなんですけど、(うちには)来ないんですよ。入ってもらいにくさ、とっつきにくさ、というのもあったのかも知れませんでしたけど。そして、お店の間口も、今のこのお店の隣だったんです。それも15坪ほどの小さなお店だったので商品もあんまり多く並べられない。ですから、苦労した、というのはそういうお店の売り上げ、という点でしょうね。それと、立地(国道沿いではない)から、お店の知名度ということはいかんともし難いものでした。ですからオープンして数年間は、チラシで告知して、それを5年10年やってきて、ようやく「クラフト館」というものが認知され始めて… 経費もそれなりにかかりましたね。でも、以前と比べて、「告知」ということは難しくなりましたね。昔は、「打てば響く」という感じで、チラシを打てば、それなりに反響がありましたけど、今の時代は、チラシをまいても、まぁ反応がないですよ。

ー それは私どもとて同じです。もはやチラシのみの告知は、本当に反響がない時代ですよね。

ですから、今の時代は、SNSとかそういったものをうまく利用しなければならないんでしょうけど、昔とは本当に告知方法が違いますよね。もはやチラシでは「打てば響く」というものは望めないですね。でも、チラシだけじゃなくて、消費者の考え方もですね。一昔前は、物を「貯めておく」という考えがあったんですけど、今はもう、「余分なもの」は本当に買わなくなりましたね。そこがまったく今とは異なると思います。でも、昔の時代のほうが良かったですよ。たとえ売り上げが悪くとも、チラシを出せばお客さんに響く…  という風にね。

若いころは「ガムシャラに」

お店をやり始めたのは27歳のころからで、開店当初は、先ほどもお話しした通り、確かに、売り上げを工面していくことに苦心したんですけど、齢も気持ちも若かった時なんで、「苦労」よりも「楽しい」という感覚のほうが強かったですね。逆に、後になればなるほど、苦労してる感じかな…(笑)。お店の営業時間だって、今は朝10時から夜7時までなんですけど、初期のころは朝9時から夜8時までやってましたね。とにかくがむしゃらに。ですから、そういったことも含めて、お店がオープンした、初期のころはとにかく「楽しかった」ですね。それと、オープンから(お店の)運営が軌道に乗り出した頃、休みを取っていろいろ遊びに行ったりもしました。当時は、幸いにも優秀なスタッフさんがいたお蔭で、自分がいなくてもお店がある程度回せたんです。確かに、忙しい時代ではあったんですけれど、忙しい時ほど取る「休み」というのが楽しくて仕方がなかった。ほら、暇なときに仕事を休んだって、虚無感というか、なにも楽しくないでしょ?

ー そうですね。我々サラリーマンと、お店を運営されていらっしゃる社長。立場は違いますが、同感でございます。

 

こんなとこにも「LINE FRIENDS」が!(詳しくは弊社ブログ「ぱわーすぽっ燈」7/9UP分参照)

 

 

 

ー さて、次の質問なのですが、大手スーパーさん、チェーン店等、量販店にない、「クラフト館」さんの良いところとは?

ご存知かどうかは分かりませんが、「手芸屋さん」って奈良県に限れば、数えるほどしかないんですよ。お店をやっていたかたが高齢になって、継承できなくなったお店は、実際のところはみんな(お店)をたたんでしまっていますね。でもこの「手芸」という業種は、僕自身、地域ではなくてはならない存在ではあると思うのですが、うちが、奈良県の南の「防波堤」くらいに思っています。「手芸専門」としては、(和歌山の)岩出くらいにしかお店がないですからね。

専門店としての役割

僕自身、生まれた時から家が毛糸屋さんなもんで、お店を継ぐとか興味があるないに関わらず、毛糸や手芸に自然となじんで来ているんですよ。小学生のころから店番もしていましたし、色の見方とかもその時代から、ボタンを選ぶのなんかも、本職の方がやっているのを傍で見ていました。

 

とても几帳面に陳列されている商品や生地。「繊細さ」が問われる手芸に通じます。

 

 

 

 

 

 

 

中学生にもなると、実際に毛糸を売ったりもしていましたしね(笑)。ですから、毛糸や手芸にまつわる知識も、昔からの積み重ねで、いる知識もいらない知識も自然と刷り込まれてくる。量販店だと、お客さんが本を持ち込んで、「ここをこの本のようにこういう風に編みたいんだけど?」というような相談にはなかなか乗ってもらえないですよね。でもうちは、もしお客さんが求めるものがなかったとしても、「この毛糸は扱ってないんですが、でもこの毛糸ならいかが?」のような提案ができるんです。そういったことが、「専門店としての役割」だと思いますし、時代は変わろうと、そういうお店でありたいなと思っています。たとえば、ズボンのファスナー1つとっても、落ちてこないように、ストッパーがついていたり、あと、ズボンのファスナーって、大概右手で下ろすでしょ?だから基本的にズボンのファスナーって、右にカーブがついてついているんです。この間、たまたまズボンのファスナーを付け直したっていう友人に会ったんです。量販店で付け直してもらったそうなんですけど、見事にカバン用のファスナーがついてました(笑)。友人が「付け直してもらったんだけど、よく落ちてくるねん、」って、そら落ちるやろ、って(笑)。だから、僕たちからすれば、量販店をけなす、というわけではないんですけど、専門的なことがわからずに、ズボンのファスナーを例として、付け替えたりしてることが不思議というか怖いです。ですから、量販店さんでは届かない部分をお手伝いする、それが「専門店としての役割」ではないかと考えます。

地域になくてはならない存在として

ただ、今はインターネット通販も普及し、同じような商品でも、インターネットのほうが安い場合も多いです。そういった場面では、もう正直にお客さんに伝えますね。あくまでうちの特徴、利点をお客様に伝え、ただ値段の差はありますよ、という風に。例えば、100円ショップが多くできてきた頃、一番売れなくなったものは「ゴムひも」なんですよ。でも、(お客さんが)一番早く帰ってきたのも、ゴムひもなんですよ。100円ショップの、ゴムひもの手軽さは魅力なんですけど、でもそれでは十分でない場合、じゃあどこでゴムひもを買うの?となれば、やはり専門的なお店になってくるんですよ。品ぞろえの点から見てもね。今でも多いのは、(専門的に)洋裁や、着物の仕立てなんかをしていらっしゃる方たち。そこに使うゴム1つ取っても、やはりうちに来ないと置いていない。仮にもしうちがなかったとしたら… そういうことを考えれば、「地域にとってなくてはならない存在」になってきたのかな… と思っています。「専門的なもの」を、置くことができるよう努力を続けている… お店の在り方とは、今はそんな感じです。

ー では、つぎのご質問なのですが、お店を続けていく中で、大切にしていることはございますか?例えば、ここだけは譲れない信念のようなものなど…

商売って、僕らが「売ってあげてる」とかお客さんが「買ってあげてる」とかそんなのではなくて、「50/50(フィフティフィフティ)」の関係ですよね。売り手とお客さんが同じ目線になる。どういうことかと言えば、お客さんの利益になるよう、僕らがお客さんに適切なアドバイスをして、その結果、僕らも利益をいただく。安ければよい、のではなくて、お客さんの立場に立って、これが信念なのかな?どうなのかな?とは自分でも思いますけど、でもまあ実際の話、そういうことですよね。

どんなかたにも楽しく手芸を

あと、我々はただ「物を売る」だけではなくて、その後を、手芸をどんな方にも楽しんでいただきたい。最近、手芸を、福祉的な観点、ということも考えるようになりました。手芸ってやはり手先を細かく動かす作業なんで、それによって痴呆やボケ防止にも一役買うことがあるんですよ。お年寄りに優しく、ということは別に信念でもない訳ですけど、手芸とはいつまで経ってもできるようなもの、また、手芸はどんな方にも楽しんでいただけるもの、その「楽しむ」ということのお手伝いをさせていただきたい。(うちに)買い物に来られるかたは、手芸を楽しんでやっている方ばかりなんで、あと、99%のお客さんは「目的買い」のお客様ばかりですね。目的のものを買って、そのついでにほかの品物を買ってくれる場合もあるのですが、すでに、手芸を楽しんでおられるかたに、如何に新たな情報発信をしていくか。ということも、今、大切にしていることですね。

ー ありがとうございます。お取扱いされておられる品目は、毛糸や手芸品のほか、ミシンも取り扱っておられるとのことですが、店頭におきまして、ミシンの販売においての需要は、実際どのくらいのものなのでしょうか?

今のお店をオープンさせた当時は、全国で、ミシンの売り上げがとても大きかったんです。ミシン自体の単価も高かったですし、一家に1台、といった需要もあったのでしょうね。数はさすが少なくなりましたが、今ももちろん買いに来てくれています。しかし悲しいかな、「ミシンを使えない」お母さんが多いですよね(笑)。ミシンが家にない、というご家庭も多いと思います。今、小学生~高校生くらいの子供がおられるお母さんは、家にミシンがない、というのが多いんではないでしょうか。でも、その世代のお母さんの世代ともなれば、ミシンを使うかたも多くいますね。(インタビュアーの)親御さんもそうではないでしょうか?

ーそうですね。古いタオルで、ミシンで雑巾を作ってもらってたりしていました

その世代以降となると、今の若いお母さんの世代ですね、女性の社会進出とともに、家で、ミシンを使って何かを作る、そういったことが減ってきたんです。女性にも働き口が広がり、自身で稼ぐことができたので、作らなくても(お店で)買えばいい、という感覚でですね。ですから、ミシンは買いに来るお客さんは一定数いらっしゃるんですが、よっぽど好きな方か、(仕事を)定年された方ですよね。あと今では、インターネットのメルカリで売るために、自分で服とかを作るかたですね。でも、ミシンの販売に関して、うちが自信をもっているところは、値段ではないんです。値段だけを求めるのなら、間違いなくインターネットで買ってください、と伝えます。でも、うちは、(ミシンを)買っていただく際は、時間をかけて、そのミシンで、制作ができるようになるまで、説明を行います。そういう時間がないお客さんに対しても、20~30分くらいの説明を行ったり、さらにそれも無理な方には、説明書のこの部分だけでも見ておいてください、ということを最低伝えるようにしています。値段だけを求められる場合は、どうぞインターネットで、でもうちは、その「信頼」というか、購入後の修繕や、アドバイスといった、アフターの部分ですよね。いわば、うちは「保守契約」付のミシンを売っている感じです。

ー そうですね。我々の商売においても同じことだと思います。続きまして、またお取扱されておられる品目のお話ばかりで恐縮なのですが、ネームの刺繍や、Tシャツへのプリント等も行っておられる、とのお話ですが、個人の以来のほかに、スポーツクラブ等、団体さんからの依頼もあるのでしょうか?

Tシャツへのプリント依頼や、刺繍といった依頼はよくいただきます。うちはそのTシャツ等の販売はしていないので、お客様の持ち込みで。ただ、今一番需要が多いのは、今五条ガスさんが着ていらっしゃるような、作業着への刺繍の依頼ですね。まあ、刺繍の依頼は、量販店等でもやっていることがあるのですが、字数が多いとできないそうなので、そういった類はうちに持って来られますね。あとは、自分が来ているこのポロシャツなんですが、これも普通に売っているものなんですけど、「クラフト館」と、ローマ字で刺繍を入れています。普通にポロシャツだけだと、何か安っぽく見えてしまいがちなんですが、こうやって刺繍を少し入れるだけでも、アクセントになると思いませんか?

ー そうですね。社長が着ておられる、胸の、「クラフト館」の刺繍の下に刺繍してあるのは、ウサギのキャラクターですかね?

はい(笑)。このキャラクターは、こちらでお店をオープンした際、作ってもらったんですけど、最初、買い物袋を作ってもらう時、僕が、袋にデザインする絵を考えてよ、とお願いした時、作ってきてくれたのがこのキャラクター(ウサギ)なんですよ。そこからずっと今まで… ということですね。自分も元々、こういった、布製品にに刺繍をする、ということをやってみたかったこともあって、この分野に関しては、いろいろお客さんのお手伝いを、楽しくさせていただいてます。そして、刺繍のほか、Tシャツ等にプリントする、プリンターもあるんですよ。

ー それは、アイロンのような方式ですか?

いや、これは「プリンター」なんですよ。まずは生地にアイロンをして、それをプリンターに入れて刷っていく、インクジェット方式ですね。これはA4サイズまでなら写真や文字のプリントも何でも簡単にできます。ただし、吹きつけのような感じなので、そんなに長持ちはしないんです。ただこのプリンターは持ち運びもできますし、1回きりのイベント等には適してますね。刺繍をやってると、お客さんから「プリントもできるの?」という問い合わせもよくいただくんです。ですから、「プリント」に関しても、今は幅広いお客さん(官公庁や企業など)から依頼をいただいております。やはりいろいろと新しいことにチャレンジしていかないと、ということですね。

 

布製品への、イラスト、写真のプリントはこのマシンにおまかせ!仕上がった製品は記念品にぜひ!

 

 

 

 

 

 

 

 

ー 私どもも、以前のように「ガスを売っているだけ」では厳しい時代になりましたですからね。

そこもやはり、「人口減」ですよね。僕がここにお店をオープンした平成6年と今の時代と比べても、すごい減ってるんです。ですから、このままの商売を続けていくだけでは、必ずいつか先細りになる。うちは、毛糸と手芸だけではダメだと思っていたところに、たまたま中学校の体操服の販売に上手く入り込むことができて、さらに今、プリントとかの新しい事業にも取り組んでいるところです。

「糸」からは離れない

あと、インターネットで出店、ということも最近はやっているんですが、でも値段競争が激しくて、今のところは在庫処分、といった感じでしかなく、なかなか主力にはなりえないですね。あくまで、店頭販売というのが中心で在り続けることは、これから先も変わらないと思います。また、単純に業種を増やす、ということもこの先大事なことなんですけど、毛糸、刺繍、絹… 「糸」または「糸へん」からあまり離れたくないですね。さっき紹介した、プリントの分野だって「布」に印刷するものですし。ですから、なにか他のものを売ろう、というところにはまだまだ達していないかな?あくまで今をベースに、徐々に広げていくことからですね。

ー ありがとうございます。次の質問なのですが、毎週火曜日に、「編み物教室」をされていらっしゃるとのことですが、受講生の方はどれ位いらっしゃるのでしょうか? 

 そちらに関しては姉が昔からやっております。ここのお店以 外にも、橋本へ2件ほど、出張という形で教室を開いています。人数に関してはそうですね… 朝と昼の部に分けて開講しているのですが、朝の部が9名ほど、昼の部は5名程度、というぐあいですね。うちで糸を買っていただければ基本的には無料で参加できます。ただ、やはり年配の方が多いです。「余暇を楽しむ」という趣旨で、作ったものを着る、というよりは、あくまで「編むこと」自体を楽しんでおられます。あとはお孫さんに自分の編んだ服などをプレゼントするとか… 多い方で年間10着くらい作るんとちゃうかな…

ー 10着もですか!でも、どこにも売っていない、自分だけのオリジナルって本当に貴重ですよね!

ただ難しいのは、毛糸の値段も高くなっているのですけど、毛糸って、デザインで売るものではないんですよね。「素材」で売るものですからね。完成した服ではなくて、服にする前の「糸」を売っているわけですから。触り心地や編みやすさ、そういったところをPRして売るので、服を売ることとは全く異なるんですよ。

ー 毛糸から作った作品のイメージなんて、人それぞれですしね。

でも、うち(編み物教室)に来ておられる方は、結構上手な方ばかりなんですよ。ベテランぞろいで、それはもう上手に編んでくれます(笑)。

ー あと、お店のことについてもう少しお聞かせください。1日平均、どれくらいのお客さんが来られますか?

そうですね… いい時は1日80人くらい来てくれましたね。今はそんなに(お客さんが)来ることはないですね。いまはもう良くて30人くらいでしょうかねぇ… そして今は売り出しをしようが、何をしようが大して変わりませんしね。まあ、学校の入学シーズンになると少し増えますけどね。

ー 市外からも、お客さんは来られますか?

あまり大きな声では言えないのですが、市内、市外のお客様の割合でいえば、3:7、いや4:6くらいかな?いややっぱり3:7かな(笑)。

ー そうなんですね!それは意外です…

それはただ単に、手芸の専門店が、橋本にないことと、あとは人口の割合ですね。橋本は五條の倍近く人口がいますよね、ただそれだけの話なんですよ。

「繋がり」を大切に

でも、考えれば「扇屋」のバックボーンから、商売が続けていけるのも、仕入れ先にも恵まれてこそ、とのことですし、ですから、仕入れ業者さんとは、仲よく和気藹々と… 業者さんに対しては「買ってあげてる」ではなくて「売っていただいている」という謙虚な気持ちでですね。業者さんに対して「買ってあげてる」という気持ちだと、業者さんには、どうしても「売ったってあげてるのに」という気持ちになる。ですから、そういう考えは絶対に持たないようにしています。大阪の卸売業者で勤めていた経験からも、仕入れ業者さんの立場からすれば、いい商品を持っていくとしたら、やっぱり和気藹々と良いお付き合いをしているお店に持っていきますよね。仲よくしているところに先に声をかけようか、ってなりますね。だから、繋がり、という事はすごく大事にしています。業者さんだけでなくお客さん、こういった、五条ガスさんのこういった取り組みでお話しさせていただいていることも「繋がり」ですし、他に友人との繋がり… 「信頼関係」と「繋がり」というのは常に大事にしていかないといけないでしょうね。

ー おっしゃる通りです。「信頼関係」はどんなお商売をされるのにも、重要なキーワードですよね。続いてのご質問なのですが、お店のこれからの展望、この先こういうことがやってみたい、ということはございますか?

まあ、これから先も、お客さんの要望に応えることができるような品ぞろえは、どんどんしていきたいと思いますし、他店との競争ではなく、「共存共栄」ということを考えていきたいですね。最近、橿原市のイオンモールにも大きな手芸店ができたのですが、そのお店には、いい意味で頑張ってほしいなと思います。お話ししたように、手芸専門店が少なくなってきて、(お店を)する人もいない。業界自体も縮小していく中、そこで新しいお店に「種まき」してもらえれば、自分たちのお店にも戻ってきてくれるかもしれない。遠くまで行かなくても、こんなに近くにあったんだ、という感じにね。うちの店だけでは、ブームは生まれない。そこで新しい大きなチェーン店等すべて含めて、ブームというものが生み出されると思いますので、そういう部分においては、新しい同業のお店には頑張ってほしいですね。そういう動きからうちも頑張れるような感じで、業界全体の願いとしまして。

社長の考える「今後」とは

あとは、オリジナルの品物を制作して売る、ということですね。製造販売に近いことも将来できれば、と思っています。今、「布きれの見本」として制作した作品も、売るようにしています。昔はあくまで布きれの「見本」なので売ることはしなかった。でも、ミシンがないから作れない、そういったお客さんにはそれを買ってもらうという、製造販売のようなやりかたですね。そして、今までは見本の品物ひとつひとつに値段は書いていなかったんですけど、かばんやがま口や、ちょっと手軽に買っていただける品物には、たとえ製作したばかりでも、値札をつけています。製作した品物というのは、よそには売っていない一品ものばかりなので、そういった「出来合い」のものをもう少し伸ばしていきたいというところです。先ほどお話しした「糸」からはブレることがないように、「オリジナリティ溢れるものづくり」ということをこれからも取り組んでいかなければならないことでしょうね。ただ単に材料を売るだけではなくて。それが上手くいけば、たくさん製作して、それこそインターネットで売りさばける。仕入れたものを売る、ということだけではどうしても利益を上げるのは難しい。ですから、仕入れたものを売るのではなく、それを加工して売る、ということですね。それが実現できたなら、うちの今行っているインターネットでの商売の在り方も大いに変わってくるでしょうね。

 

 カラフルな生地に囲まれて、はしゃぐ、同行のスタッフ森子さん。思わず、「カワイイ」を連発(笑)

 

 

ー ありがとうございます。我々サラリーマンとは立場も違いますが、今のお話をお伺いして、通ずる点は多々あったと思います。大変勉強になりました。

 我々の商売もガス器具でもなんでも、販売の際のお客様への対応、ということはみな同じだと思います。五条ガスさんなら、ガスの知識を間違いのないようにお伝えすることが仕事であり、使命だと思いますし…

ー そうですね。それも私たちの大事な「使命」ですね。その「使命」を今一度かみしめて、日々まい進したいと思います。社長、本日はお忙しい中、貴重なお時間ありがとうございました。

(あとがき)

 国道沿いではないお店の立地、そして「手芸専門」という極めて限定されたジャンル。量販店やインターネット通販等、お客様の選択肢も多い中、「選ばれ続けるお店」として長く愛される「クラフト館」さん。なぜ選ばれ続けるのか。今回の取材を通して、社長の「地域にならなくてはならないお店になるため」をという志を目指してきた、そういう高い志が、20数年間もここでお店を続けられてきた所以なのだと感じました。そして、これからもその志は、「現在進行形」として継続されて行く事でしょう。

 

クラフト館

五條市五條3-1-23

営業時間 AM 10:00 ~ PM 7:00

定休日  日曜日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第48回 石窯ナポリピッツァLUMBERMILL(ランバーミル)新子耕平さん 栄美さんご夫妻

一歩前へ踏み出せたこと。すべてはそこから・・・

この度、五條市住川町の木材団地で石窯ナポリピッツァのお店「LUMBERMILL」を2019年4月13日にオープンされます株式会社 玉木材の新子耕平さん、栄美さんご夫妻にお話を伺ってきました。

日々の筋トレ?と仕事終わりのお酒の美味さは人一倍

―まずは新子さんのご職業の林業についてですが、どういうお仕事をされているんですか?

(新子耕平さん 以下耕平さん)主に山へ行って木を切りそれを市場で売るっていうのが僕たちの仕事です。買ってもらった木はその後、製材所さんや建築業者さん達によって柱や梁など用途に応じて加工され使われます。そして、木を切れば当然、山に木はなくなっていきますので、植林していかないといけません。植林し、それを大きく成長させるために、草を刈ったり枝打ちしたりといった手入れ、そういったことも仕事のひとつです。

―植林してから柱などに使えるようになるまで成長するにはかなりの年月がかかりますよね?

耕平さん)そうです。野菜や米の様に春植えて秋に収穫という訳にはいかない・・・、僕達の場合はスパンがとても長いんですよね。樹齢100年の木を切れば、同じような木が育つには当然100年かかる訳ですからね。

僕が今植えている木々は自分の代では絶対切れないですし、逆に言えば僕らが今切ってる木も50年前100年前に植え、手入れしてくれた人がいたから切って出せるっていうことですからね。ありがたく思っています。

 

―山へは毎日?やはり天候によって左右されますよね?また山へ行かれると1日、作業ですか?

耕平さん)斜面での仕事、そしてチェーンソーなどを扱いますので、足元の悪い中での作業は非常に危険です。ですから、基本的に雨の日は行かないですね。
朝は8時くらいから作業始められる様に現場へ行って、暗くなる前に降りてきます。明るい間での作業ですので、「残業」はないですね。 

―ご主人の仕事を日々支えてらっしゃる奥様、毎日、お弁当を?

(奥様、新子栄美さん 以下栄美さん)
はい、山にはもちろんお店もないですから、朝起きて必ずお弁当だけは作って、あと夏場は特に水分を切らすことのない様にお茶やスポーツドリンクなどたっぷり準備します。やはり、危ない仕事なので、常に心配はしていますね。

 

―何歳頃から現場へ?また当時の思い出などありますか?

耕平さん)山へ行って「仕事の手伝い」をするようになったのは中学生の頃からですね。ま、夏休みになると、連れて行かれた・・・ていう感じですかね、その頃は。
なんせ、しんどかった・・・。車を降りてから30~40分、チェーンソー等の道具20キロ近くを担いで現場まで登ることもありますので、なんてしんどい仕事やろう・・・とは思ってましたね。杉の皮むき(杉皮は屋根下に敷いたりして使われる)とそれを運ぶ作業、これはもうかなりのもんでしたね。夏だと1日4キロくらいは普通に体重が減りますから。担いで降りてはまた登るの繰り返しで、真夏はもうほぼ熱中症ですよ。

―その当時山へ行きたくないとか、またその後辞めたいとか思ったことは?

耕平さん)うーん・・・どこかで、山の仕事なんだし、そんなもんだろうと思う気持ちがあったんでしょうか、辞めたいとは思わなかったですね・・・何故でしょうね・・・。

そうそう、ある時、これを筋トレやと思ったらえぇかなと、しんどいしんどいって思い始めたらほんまにしんどくなるんで、筋トレと思うか、20歳超えてからは、帰ってからのお酒が人一倍美味しく飲めるなっていう風に切り替えていこうと思ってやってましたね。ま、そう言い聞かせてたんでしょうね、自分に(笑)

 

―仕事をする中で、やりがいを感じるときはどんなときですか?

耕平さん)切った木が価格に反映するとやっぱり嬉しいですね。
傷を付けずにうまく切る・・・。200年製とか、過去に390年製の木を切ったことがあるんです。そのときはやっぱり緊張しますし、上手に切れたときは嬉しいし、達成感があります。 木を切る時にはどこに倒してもいいという訳ではなく、必ず倒す方向を決めます。決めないとダメなんです。これがあそこに倒れるから、それに対しどこにいれば安全かを見極め、狙ったスポット向けて倒すんです。斜面での仕事ですし、重心などの把握はもちろんケガだけはしないように気をつけないといけないんです。

 

将来なりたかったものにもうすぐなれる・・・もうなれた・・・?

―家業を継ぐことに対しての迷いや他になりたかった職業があったりとか?

耕平さん)僕は長男で、妹がいるんですけど、好きなことしてえぇよって育ててもらっても結局はそういう訳にはいかんっていうか・・・継がなあかんもんやと思ってましたね。祖父から父へ、そして従業員さん達もいてくれてる・・・。そこで僕はこの仕事したくないのでやりません、じゃ、責任感なさすぎるなと。
小さい頃から父と従業員の方達の姿をずっと見て育ってきましたので。
長男だからという理由はもちろんありますけど、継ぐのが当たり前、そういうもんだと思ってましたし、かといってやらされてるとか、嫌々やってるってことは全くないですね。

―林業をされてきた新子さんがこの度、ピザのお店「ランバーミル」を始めるということですが、どういった経緯から?また店名の意味も教えてください。

耕平さん)木を植えてから30年後、50年後、70年後にならないと価値が出ないって状況が続く中で、材木だけでは正直厳しい、他にも何かやっていかないと・・・何かできないかと考えてきた中のひとつが「きこりが作るナポリのピッツァ」です。
ランバーミルは、ランバー(木材)をミルする(ひく)要するに「製材所」という意味です。

―なぜピザを?

栄美さん)元々夫婦でピッツァが好きっていうのはあったんですけど、「製材所の敷地内にあるピッツェリア」という、木、製材所、ピッツァの組み合わせのめずらしさ、あと窯に入れる薪なども製材所だからすぐに補給できるといったいろんな意味での「融合」みたいな、何かおもしろいお店ができるんじゃないかなと思ったんです。

耕平さん)そう、基本的にはピッツァが好きだから・・・ですけどね。美味しいピッツァを食べたいけどなかなか近くに美味しいお店がない、でも食べたい・・・じゃ、自分達でできないかな・・・、やってみようか・・・ということで。話を聞いた永井製材さんがこの製材所で場所を貸してくれるってことになったんです。

―奥様は飲食関係のお仕事をされてたとか?それでピザを焼かれるということでしょうか?

栄美さん)はい、昔アルバイトをしていた時代からずっと飲食業に携わってまして、カフェでも働いていました。飲食、そして接客を通してお客様と触れ合える空間というのがとても好きなんです。ピッツァは主人が焼いて、私は接客と調理補助です。

―えっ!ご主人が!?
耕平さん)僕が作って焼きます。

―では、ご主人、ピザ作りを習いに?
耕平さん)ええ、そりゃもう、イタリアには毎年・・・笑笑 ていうのは冗談で、イタリアで修行してきた方に教えていただいたりしてます。1年以上前から生地作りの練習を始めて、友達がイタリアから取り寄せた窯で焼くピッツァの移動販売をやってるんです。それで生地を作ってはその友人のところへ持っていって焼いてもらったりしました。

―ピザの生地を?イタリア製の窯で?
耕平さん)僕らがやりたいのは「ピザ」じゃなくて「ピッツァ」なんです。

―「ピッツァ」ですね! すみません笑 ここからはピッツァと・・・笑
耕平さん)ま、僕はイタリア人なので(笑)、必然的にそう発音してしまうだけで・・・笑。宅配ピザのようなアメリカのピザをやりたいわけではなくてナポリのピッツァをやりたいんです。

―ピザではなくピッツァ、そしてお店はピッツェリアですね。

そうですよ~。ま、僕はイタリア人なので意識しなくても必然的にそんな感じですけどね笑

栄美さん)笑笑、結婚してから主人の部屋掃除してたら「イタリア人になる方法」っていう本が出てきて笑 びっくりしました!笑 なんちゅう本見てるねん!って、本気なんや、この人!って笑

耕平さん)昔からイタリアが好きで。サッカーも好きですし、車なんかもイタリアのが好き・・・新婚旅行もイタリア行きましたしね。

栄美さん)その頃はピッツェリアをするとは全然思ってもみなかったですけど。

耕平さん)漠然とイタリアが好きだったんです。イタリア人に憧れてる?なりたい?というか・・・何故でしょうね~

栄美さん)こういう形でイタリア人になれるとはね~笑

一歩前へ踏み出せて本当によかった・・・

ーこれまでどんな準備を進めてこられたんですか?

耕平さん)ピッツァは窯が重要なんです。窯の温度が重要。ナポリピッツァを作るには400℃から500℃くらいの温度が必要なんです。1年くらい前、自分達で窯造りに挑戦したものの結局思い通りのものができず、かといってイタリアから取り寄せる(大体、日本のピッツェリアではイタリア製の窯を輸入して使ってるんです)とかなりの費用がかかる上に、炉床が割れるといった今後必ず起こり得る故障時の修理業者がいないんです。どうしようかと思っていた時、日本でピッツァ専門の窯を造っているというすごい方を紹介してもらえることになって・・・。

―それで窯を造ってもらえることになったんですね。

耕平さん)はい。ただ、注文して完成後納品・・・ではなく、僕は、その窯のレンガを自分自身で組んでみたかったんです。どんな風にできていくのかという工程を見たかったし、あのドーム状になってるところだけもさせてほしいとお願いし、愛知県に泊まり込みで行って教えてもらい作ってきました。 それが今ここにある窯です。僕は本当に運がよかったです。

 

 

 

 

 

栄美さん)私達だけでは到底できなかったことがたくさんありましたけど、いろんな方に助けてもらってお店ができていってるって感じです。窯造りもそう、お店のインテリア関係や、材料の仕入れ先、本当にたくさんの方とのめぐり合わせに感謝しています。

―窯、温度が重要・・・ピッツァは生地が決め手ということですか?ピッツァはチーズっていうイメージもあるんですけど・・・。
耕平さん)はい。生地が命、生地で決まります。材料は小麦粉、水、イースト菌、あと塩。基本的に使ってる材料はそれだけですけど、混ぜ方や配分、種類によって仕上がりは全然違ってきます。好きなものができるかどうか・・・。そこでもうひとつ重要なのがミキサー。これも取寄せると高額。スパイラルミキサーが多いなか、手で練ってるような動きをするダブルアームミキサーを格安で買ってきてばらし全部オーバーホールして組み上げました。 

栄美さん)生地はほんと大事ですから、こだわってます。実は私達が好きでよく食べるのがチーズ無しの、トマトソース、にんにく、オレガノのピッツァなんです。生地の美味しさがとてもよく分かるんです。美味しいですよ、ほんと。うちのお店でもメニューに取り入れます。

―いろんなピッツェリアに食べに行かれたり?

耕平さん)行きます行きます。必ずオープン前に行くか、予約して窯の前の席をとって、それでお店の人とお話ししたり教えてもらったり・・・。気さくにお話ししてくださる方が多くて、いろいろ勉強になりました。

―どんな種類のメニューをお考えですか?

耕平さん)わざわざこの五條に食べにきてもらうんですから、他のピッツェリアとは違う「らしさ」というか、やはり五條産、地元の食材を使ったものにしたいですね。地元には水、小麦粉、豚、ジビエ、野菜や果物・・・すばらしいいろんな食材がありますので食事やお酒のあてとしても楽しんでもらえる様なものを、思考錯誤を繰り返し作ってきました。そしてだいだい完成しました。

 

栄美さん)季節限定メニュー、ドリンクやトッピングで梅や柿、フルーツも取りいれたいと思っています。フルーツはピッツァと相性がいいんですよ。

 

―五條市に、そして製材所にピッツェリアができる・・・とても楽しみです。

耕平さん)ピッツァを食べに来てもらうこと、美味しかったって言ってもらうのが一番ですが、食べてすぐ帰るのではなく、敷地内には倭人の家建築のモデルハウスもありますし、木を見て触れてもらいたい、知ってもらえたらという思いがあります。他にも例えば木工教室を開いたり、家を建てる時やリフォームの参考になるようなこと、木のテーブルや椅子を見てもらう、そして買っていただくこともできる・・・理想ですけど、やりたいなって思ってることはたくさんあります。

※倭人の家建築とは

―五條市についてどんなことを感じてらっしゃいますか?

耕平さん)僕らが小さい頃は隣の橋本市より五條市の方が発展してると思っていたんですが、今は逆転。残念ながら正直どんどん寂れてきてる感じがします。
そういうのも含めて五條市に足を運んでもらえるきっかけになればと色々考えてきた中の第一弾がこのピッツェリアなんです。大きく言えば人の流れも変えたいって思ってます。まだまだ第二弾、三弾、四弾・・・としていきたいです。

栄美さん)おもしろい場所・・・こだわった店とか、流行りを取り入れたり、なんか生き生きしてるのが伝わる・・・そういうお店が五條市にあったらなって常々思ってました。なので、これからお店を始めるにあたって、常に好奇心をもってアンテナをはって、若い子たちやいろんな方にきてもらえるように、そして来てもらったお客さん達からも刺激をうけたいなって思っています。

―今までの道のりを振り返っていかがですか?

耕平さん)お店をやろうと思ってから2年・・・。ずっとこの街で育ってきて材木だけを扱ってきて・・・やっぱり1歩踏み出すのは怖かったんですよね。
最初は怖くて何もできなかったんですけど、人間て前に歩こうと思ったらちょっとでも足を前に出さないと歩けないじゃないですか・・・ちょっと踏み出せばあとは惰性で動きだし歩幅も大きくなる・・・そんな感じで僕も一歩前に踏み出したことによっていろんな人とつながれたし、その後はパズルのピースがうまくはまるように物事がどんどん進んでいったり・・・本当に踏み出してよかったなって今、思っています。

栄美さん)めぐり合わせ、ご縁、つながり・・・、お店づくりが進む中で、つまづいたり、悩んだりしたときもたくさんの方に助けてもらって完成できたこと、本当にありがたいなって思います。

―これからの目標や夢は?

耕平さん)とりあえずは来年もお店があること、ですね。

栄美さん)五條で食べる場所といえば「ランバーミル」ってくらい、ここに来たら美味しいピッツァとおもしろい、楽しいことがあるって思ってもらえるお店にしたいですね。

 

本日はありがとうございました。

 

石窯ナポリピッツァ ランバーミル  

住  所 五條市住川町888-22
電  話 0747-22-1461
営業時間 11:00~18:00(火~木・日)
11:00~21:00(金・土)※
定休日 毎週月曜日・第3日曜日
駐車場
☆テイクアウトOK☆

※しばらくの間18時までの営業となっています。(2019/4/16現在)

 


☆スタッフHのすぽっとwrite☆

一歩前へ踏み出すこと。

その一歩がものすごく勇気がいることだけど、踏み出さなければ始まらない。
踏み出せば、必ず経験する失敗やつまづき・・・でも踏み出したからこそ
得られる、踏み出した者しか得られないものがある。
そんなことを教えてもらった今回のインタビューでした。

 

 

 

 

 

 

第30回 社会福祉法人 祥水園 理事長(園長兼務)塩崎万規子さん

チャレンジすることを諦めない
私の大切な人 街 祥水園のために。

―「祥水園」が開設されたのはいつですか?

(理事長(園長兼務)塩崎万規子さん 以下園長)昭和51年2月1日に特別養護老人ホームと軽費老人ホームが同時に開設されたのが始まりです。

 

―園長ご自身がこのお仕事に携わるようになった経緯について聞かせてください。

私が子育ても落ち着いてきた頃、前園長(私の主人なんですが)に、「働いてみては?これからは女性も活躍する時代だし、福祉の仕事は女性ならではの良さを活かせる仕事だからやってみてはどう?」という話を持ちかけられたんです。私自身それまで、福祉の仕事はもちろん、本格的に仕事に取り組んだという経験がありませんでしたから、私には無理かも・・・?もし無理だったらすぐ辞めよう・・・というのが当時の正直な気持ちでした。そして初めて配属されたのが軽費老人ホームでした。軽費というのは自立されているそれぞれの利用者さんの各お部屋があって、そこから買い物に出かけたり、畑に行ったりといった感じで過ごされているところです。

 

―初めての現場、お仕事、どうだったんですか?

それがね・・・のめり込んでしまったんです、この仕事に。主人も勧めてはみたが果たして3ケ月もつだろうかと内心思っていたらしいんですが(笑)
もう仕事するのが楽しくて楽しくて。知らない事、分からないことも当然ありましたので、「高齢者福祉」についてひたすら勉強し、いろんな資格をとり、そうすればそうするほど、またどんどんとのめり込んでいくといった感じでしたね。利用者さんや、そのご家族、今度新しく入所したいという方達と触れ合ううちに、より一層この世界に入ってよかったなと思う気持ちが強まっていったんです。

 

祥水園 野原西Villageについて

―本日お邪魔しましたこの祥水園野原西ビレッジは昨年度新規移転、それを機に施設規模と内容が大きく拡大され「閉ざされた老人福祉施設ではなく地域の方達に開かれた空間」だとうかがっています。その内容等について詳しく聞かせていただければと思います。

以前、京都のある老人福祉施設に研修に行かせていただいた時、衝撃を受けたんです。その施設は街の真ん中にありました。周りには住宅地や保育園があり、たくさんのボランティアが施設を訪れ、利用者さんと将棋をしたり、トランプをしたり、絵を描いたり、併設された食堂で一緒に食事もしていました。食堂は一般の方にもご利用いただけ、皆さんごく自然に食事を楽しんでおられました。何だかものすごい衝撃でしたね。

移転前の祥水園は小高い丘の上にあり、地域とは離れた場所にありました。その見学を終えてから、もしいつか自分が施設を建て替えるときにはこういう施設を、街の中に、地域に溶け込んだ施設を作りたい、地域の方達が自由に出入りできる、そして我々もそれを受け入れられる、そんな施設を作りたいとずっと思っていました。

 

―その思いが実現したんですね。

ここは旧野原小学校の跡地だったそうです。吉野川や金剛山が一望できる広い敷地を見渡して、もしこの場所で事業を展開できるのなら、いろんなことをやろうと・・・ずっと今まで私が思い続けてきたこと、こういうことをやりたい、ああいうことをああしてこうして・・・イメージが頭の中に浮かび膨らみました。ずっと思い続けてきた熱い思いに設計士さん達も賛同してくださって、利用者の方、そして地域の方々にとって快適に過ごせる、憩える空間が実現でき、とてもうれしく感謝しています。

 

―施設内はとても明るく、インテリアひとつひとつも素敵ですね。

老人福祉施設というと、イメージ的にですが、暗くて、閉鎖的で、世間とは遮断されたような・・・という印象があります。そして何かを諦める・・・そんな気持ちでここに入所される方もいます。ですが、「そうじゃない」ってことをアピールしたかったんです。壁の色や柄、カーテン、家具など、いかにも老人福祉施設というあつらえはやめたかったんです。それはこの祥水園の特徴でもあると言えますね。

 

―ではどのような施設があるのか詳しく聞かせてもらえますか?

カフェ 澪の街 

吉野川を眺められるこの場所を見た時、まずここ(川に面した場所)にカフェを作ろうと思いました。利用者さんとそのご家族、そして地域の方も憩える地域食堂、地域カフェを作りたいと思いました。今カフェはお休みしてるんですが・・・「食べ物がからだをつくる」「美味しくて健康的なものを食していただきたい」という思いから、薬膳、オーガニック、地産地消をコンセプトに管理栄養士と共にメニュー、企画を構想中です。7月のFMの開局と同時に再オープンしたいと思っています。

―澪の街というネーミングは?

カフェを始めるにあたり、バリスタの資格をとりに行ったんです。周りはほぼ若い方、立ったままの授業も多くてね・・・必死でしたよ~(笑)試験にも何とか合格できて、さぁどんな名前にしようかと・・・。
「私」。誰もがそれぞれの思いを持っている・・・私は、私が、私の・・・といったように。そこで、じゃあ「私」の大切なものって何だろうか・・・
「祥水園」その祥水園を支えてくれているのは・・・「この街」
「私の」はイタリア語でMio(ミオ) ミオか・・・うーん、ミオねぇ・・・みお・・・「澪」
「澪」を調べると運河、川の流れの路って意味があったんですよね。
川・・・「吉野川」
「澪の街!」資格をとりに通う電車の中で思いつきました。

深イイですね!すばらしいネーミングだと思います。


←吉野川と沈む夕日。ロケーションが最高です。

 

 

 

 

リラグゼーションスペースJADE  

利用者さんを始め、とにかく皆さん肩が凝ってるんですよね。何とかそれを改善、癒してあげられる空間をつくれないかと。そして女性はいくつになっても綺麗でいたいという思いをお持ちです。だからこそ美容に対しての悩みもよく耳にします。JADEは美容と健康をテーマにオイルマサージやエステで疲れや悩みを取り除き、心身共にリラックスしていただけるような空間です。


 

 

 

JADEでは、美肌エステ、オイルボディケアをはじめ
まつ毛エクステ、ネイルサロン、美容室、プライベートヨガスタジオなど、美容、健康、メンタル、トータルビューティを展開されているそうです。

 

スポーツジムMiracle 

利用者さんのリハビリとして、そして一般の方もご利用いただけます。理学療法士、スタッフが高齢者や初心者の方、それぞれの体力、ご希望に応じた筋肉トレーニングやプログラムを提案、サポートします。

 

さらに血流がよくなり、高血圧や心臓病にも効果があるといわれる炭酸浴泉もあり、特に女性の方に喜んでいただいています。現在、カフェ澪の街とのコラボ企画でデトックスコースも考案中です。他にも、ヨガ、フラダンス、子供のダンス教室などもこのミラクルが主体となってやっています。

 

 

 

 

 

 

 

託児室 楽柿(らくがき)

五條市の名産の柿と、子供達が楽しくらくがきをしているイメージを合体させてネーミングしました。
以前の施設で、小さい子供さんを持つ職員がどんどんと辞めていきました。育児休暇もありましたが、やっぱり無理・・・、託児所があったら続けられるのに・・・と言って辞めていった職員もいました。その経験から絶対作ろう!と、託児所は。
働くお母さんを応援し、雇用を生んでいくという点からも託児所はマストでした。現在、5~6人の職員のお子さんをお預かりしています。そして、JADE(マッサージ、エステ)やミラクル(スポーツジム)をご利用の会員さんの子供さんも一時預かりしていますので、子供連れでお越しいただいても安心してご利用いたけるようになっています。

 

野原ダイニング

野原ダイニングは以前からありました宅配弁当サービスの部門なんですが、以前の祥水園では特養、軽費、それぞれに厨房がありましたので、効率、リスク・・・それぞれに厨房をもつことのメリット、デメリット色々考えた末、セントラルキッチンとして、ここに集約することにしたんです。再度見直し改善したこと、新しく取り入れたサービス等、祥水園の台所としてはもちろん、地域のお弁当の台所としてお役に立てればと思っています。

―見直したところ、取り入れたサービスとは?

配食サービスとはいえ、独居老人のお宅などへの当初一日一食だった宅配に疑問を感じたんです。夜一食のみの宅配・・・。果たしてそれでいいのか・・・自分は三食食べてるじゃないか、本当に困っている人が一食でいいのか、いや違う・・・。年末年始は宅配休み?じゃ、その長い休みの間、何を食べているのだろう?年末年始だって、やっぱり三食食べるでしょう。お正月にはおせちやちょっと違ったもの食べたいじゃない?そう考えると胸がいっぱいになってしまって・・・。やろう!!と思いました。「三食、年中無休、電話1本でお届けします。」を。

そして、高齢者だけではなく、働くお母さんや、体調が悪くて今日はご飯が作れない、買い物に行けない、夏休み中の子供のお昼ご飯に、そして、企業さんの毎日のお昼ごはんにとご利用いただいています。管理栄養士と共に栄養バランスのとれたメニューを考え、薬膳や旬の食材を取り入れたお弁当は、すべての皆様に安心して食べていただけます。

私も子供が小さい時、家事に育児にクタクタになった時がありました。そんな時「そうだ!野原ダイニング!」と思いついてもらえるようになればと思っています。

←ある日のメニュー♪

園長はたくさんのメニューの中でもメンチカツが大好きということで、献立表にも「園長大好きメンチカツ」笑
その他にも、「フレッシュマンを応援!たけのこご飯」

「俺の愛した豚カツ」「孤独のグルメ黒炒飯」等々、ユニークなネーミングが(笑)メニューを見て、「俺の・・・豚カツ」って、どんな豚カツですか?と問い合わせがあったとか・・・
私も気になります、「俺の愛した豚カツ」 愛された豚カツを食べてみたいですね♪

 

―すべての施設が母体である老人福祉施設とうまくマッチしていますね。

そうですね、やはり、方向性が全く違うものを目指しても仕方がないですよね。主軸である老人福祉施設とうまく融合できるものを作り、我々の方からお越しくださいという声をあげられる施設を作りたかったんです。皆さん、とても楽しんでくださり、ここで一日居られるとおっしゃってくださったご家族さんもいました。今までは面会に来られてもどこか気忙しく帰っていかれた様子もありました。ゆっくりしてもらうスペース、居場所がなかったからかもしれません。ですが、今では家族さんの面会が非常に多くなりました。本当に良かったと思っています。

 

FM五條 

FM五條は、まず第一に防災情報、そして県政、市政だよりやイベント、ニュース、福祉、医療、健康、学校、施設、企業、他にも音楽や体操など、奈良県や和歌山県のラジオ局さんと連携をとりながら、たくさんの情報をお伝えしていきます。

現在、取材に出かけたり、ゲストをお招きしたりして、収録をしています。周波数は78MHz 7月8日開局します。

―なぜFMを?

台風により五條市にも甚大な被害をもたらした平成23年の紀伊半島大水害。その時、祥水園は何もできなかったんです。社会福祉法人 祥水園として、五條市の皆様に大切にしてもらってきたのに、何もできなかったんです。あの時、施設は今にも窓が割れそうなほどの強風と、ひどい雨漏り・・・。二次災害の恐れもあることから、とても避難してきてもらえる状態ではありませんでした。その時の体験から思ったこと気づいたことがずっと胸にありました。だから、防災情報を流せる局としてスペースだけはとっておきたかったんです。もし私の代で実現しなくても、その意志を引き継いでやってもらえる時の為にと。それが、市制60周年という記念の年に、開局できることになりました。 過疎化、少子化、人口減といった暗いニュースを耳にしますが、歴史あるこの五條市で、がんばっている人たち、企業さん、元気な子供達の声を電波にのせてお届けし、五條を元気にしたいんです。

 

―ひとつひとつに園長の思いのつまった祥水園であることが、とてもよくわかりました。最後にこれからの思いなどをお聞かせください。

チャレンジすることを忘れず生きていきたいんです。 前園長は主人であり、私にこの仕事をいちから教えてくれた師でもありました。56歳でこの世を去って、私にはいつもそばで教えてくれ、相談できた人はいなくなりました。でも、だからといって下を向いているのではなく、何かを始めようとか、問題にぶつかった時や、決断する時、常にもう一人の自分に問いかけるようにしています。「本当にそれでいいの?私」と。そうすることで、気づかなかったことや、アイデア、違った考え方に気づくこともあります。

生きたかったのに生きれなかった主人。でも私は生きているじゃないかと。その根本を忘れず、いろんなことにチャレンジし続け、この祥水園と共に歩んでいきたいと思っています。

園長、本日はありがとうございました。

社会福祉法人 祥水園のHPはこちら

 

社会福祉法人 祥水園 野原西Village

住所 五條市野原西3丁目3番41号
電話 0747-23-0615(代表)

 

 

 

 


スタッフHのすぽっとwrite☆

「チャレンジすることを忘れない」その言葉がとても印象的でした。バリスタの資格の他にも、JADEを担当されているお嬢様と一緒にオイルマッサージの資格も取りに行ったそうです。そして、お二人ともX-JAPANのYOSHIKIの大ファンだそうで!彼に対する熱い思いも最後には聞かせていただきました♪
JADE、Miracleも実はYOSHIKIの楽曲にあるそうで、そこからネーミングしたそうです。FM五條の周波数78MHz。沖縄の那覇と千葉のFMも78MHzだそうです。
千葉といえば、YOSHIKIの出身地だそうで、そんな繋がりをたどって、いつかYOSHIKIが五條に来てくれないかと夢を語られ、お話をきいているうちに、何だか、その夢も実現するんじゃないかと、そんなパワーも感じさせてくれる園長でした。

 

第28回 雑貨&ウェア アップルハウス 北谷 和江さん

雑貨との出会い、人との出会い、すべてはこのログハウスから

Q.「アップルハウス」さんのオープンは?

平成4年12月です。


Q.雑貨屋さんを始めた経緯を聞かせてください

主人が「ログハウス」が好きで、どうしても自分で建ててみたいと言いまして、それでこのログハウスを建てたんです。そこから、じゃあ、何かお店をしたいなということで。最初頭にあったのは服屋さんだったんですけど、その当時来ていただいてた東京のメーカーさんが五條市内をずっと見渡して、洋服だけじゃなく、雑貨を置いた方がいいと。そしたら雑貨の方が増えてきて(笑)今にいたるという訳です。

Q.このログハウスはご主人が建てられたんですか?!

はい。元々主人は土木建築業の仕事をしてまして、一時期ミニログの販売をしたりしてたんですけど、自分で建てたいという思いから、材料をフィンランドから取り寄せ、ここを建てたんです。

Q.フィンランドから材料を?!

ログハウスを建てるには木を加工しないとだめなんです。そうすると加工代や色々とかかってくるんですよね。ですが、向こうだと、それ用に加工した状態で送ってきてくれるんです。だから、材料が到着するとすぐに組み立てられるんです。だから、今日は3段、次の日も3段と積み上げて1ケ月ほどで完成したんじゃないかな。材料が届くまでは時間がかかりましたけどね(笑)木の香りや温もり、それにとても丈夫で、地震に強いというのも実感しました。

Q.奥さんは雑貨や、洋服関係のお仕事の経験が?

全然。全くです。何も分からずに飛び込んだようなものです。昔は保険会社の事務をしてました。でも、雑貨は好きでしたね。

 

 

 

Q.では分からないところからのスタート・・・。開店の準備、そしてオープン、どんな感じでしたか?

もう訳が分からないまま突っ走ったような感じで(笑)素人が始めたようなもんですから、最初はもうとりあえず雑貨ブック、カタログなんかを見て人気のありそうなメーカーさんに片っ端から電話して取引させてください・・・って感じでしたね。

Q.今は厳選された雑貨をとりそろえておられて、ファンの方も多いのではないですか?

ありがとうございます。お店を始めてから今までの積み重ねでいろいろ勉強になりました。20年ほど前、カントリーのブームがあったんです。最近ではナチュラル系などの雑貨、インテリアが人気ですが、やはりカントリーも根強く人気です。今、雑貨屋さん自体、少なくなってきてるということもあり、遠方からもご来店くださいます。フレンチ雑貨がお好きな方や、アメリカン雑貨は男性の方に人気ですね。

店内には素敵な雑貨や食器類がたくさん♪
こちらは「アントステラ」
「アントステラ」の雑貨やソファはテレビドラマのセットなどにもよく登場するそうです。↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

 

 

 

 

フレンチカントリーで人気のマニーローズ ステンシル調のバラの絵柄が特徴的で素敵ですね。↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓


 

 

 

 


 

 

 

 

 

←私も持ってますブレッドケース。たくさんの種類がありました。

 

 

 

←タオルや手ぬぐいもたくさん。これからの季節に、または贈り物にも喜ばれそうですね。↓

 

 

 

 

 

 

 

Q.アップルハウスという店名は?

一番最初に扱っていた洋服のメーカー名が「アップルハウス」だったんです。それにこの建物の木の雰囲気とアップルハウスという名前がマッチしているようにも思ったんです。

 

 

 

 

Q.お客様はやはり女性の方が多いですか?

そうですね。そして、年齢層も幅広いですね。20代の方から、60代、70代の方までお越しいただいてます。 洋服の価格も幅広く千円代のものもあれば2万円前後のものまであり、日本製のものは展示会やメーカーで仕入れ、それ以外のものは、問屋で仕入れるんですが、基本的に一点物で、少し変わったデザイン、そして人とかぶらないことが喜ばれます。

ほぼ毎週大阪に仕入に行き、入荷したウェアや、バッグ、靴、帽子などをブログでいち早くお伝えするようにしています。ブログを見てすぐ気に入っていただきお取り置きさせてもらうこともよくあります。

Q.お店をやってきて悩んだことはどんなことですか?

集客をどうやっていけばいいのか、どんなお店なのかを知ってもらうには・・・PR方法等、日々考えますね。チラシを作ってカフェに置いてもらったり、店先にディスプレイする洋服を変えてみたり。そうするとチラシを見て来ましたとか、通りがかりに見かけた洋服が気になって・・・と車を引き返してお店に来てくれたりと少しずつ反響が出始めてきました。あと、ネット販売の方は息子にまかせてるんですが、徐々に売り上げも伸びてきました。時代の流れで世の中はネットショッピングの占める割合が大きくなってきてますので、そちらの方も力を入れて充実した良い商品を取りそろえていきたいと思っています。

Q.では嬉しかったことや、思い出に残っていることは?

80代くらいのおばあちゃんに、お孫さんの結婚式に出るのでその時に着る洋服を選んできてほしいっていわれたことがあったんです。ちょっとおしゃれな感じのワンピースをみてきてほしいって。それで私が選んできたものをとても喜んでくださってね・・・。その時は嬉しかったですね。結構そういう注文もあるんですよ、今度、仕入れに行ったらこうゆう服をみてきて、こんな感じの○○をみてきてとか。

Q.本当にたくさんの雑貨があるんですね。見てるだけで楽しいし飽きないです。

そう言って1時間くらいお店にいて雑貨を楽しんでくださる方もいますよ。そして、このログハウスが癒されると言ってくれます。人気の作家さんのオリジナルのデザインのもの、職人さんの手がけた陶器であったり、カントリーやフレンチ特有の絵柄、コピーとは違うホーローの重さなど、やはり本物を見ていただきたいというのがあります。ゆっくりじっくり店内を見てもらえたら嬉しいです。

ガラスの容器。

 

アメリカン雑貨

 

キッズ・ベビーグッズもたくさんありました♪最近ベビーに接する機会がないのでベビーグッズ見ただけで癒されました。

 

 

 

 

↑入園・入学シーズンでしたので、グッズもたくさんそろってました。シーズンや行事に先駆けて商品を仕入れお店に並べてるそうです。

 

Q.今まで振り返ってみて、またこの場所でお店をやってきて思うことは?

私自身は北九州市出身で、結婚して吉野の方に住んでたんです。昔、どこだったか出かけた帰りに、乗るバスを間違えて到着した場所が五條市。その時は初めて降りた町の見知らぬ風景に、一体そこがどこなのかわからず慌てて主人に電話して迎えにきてもらった事がありました笑。それから数年後には五條市でお店を始め今ではここで暮らして・・・何か五條市とは縁があったんでしょうかね笑

お店に来られるお客様には大阪、和歌山方面からの方も多くて、数人のグループで月に一度、五條に来て、コースを決めてお店を回るそうです。野菜を買ったり、ランチしたりと一日楽しむそうです。そうやってお話を聞かせてもらったり、立ち寄ってくださるお客様と出会える度にここでお店をやってよかったなと思っています。

←看板犬のエース君。(グレートピレニーズ)50キロほどあるそうです。大きいけれどとっても優しいワンちゃんです。

 

 

北谷さん、本日はありがとうございました。

☆アップルハウスのHPはこちら☆

 

 

 

 

 

アップルハウス

住 所     奈良県五條市田園4-50-1
TEL・FAX 0747-24-0345
営業時間  AM10:30~PM6:00
定休日       水曜日
駐車場   有

 


☆スタッフHのすぽっとwrite☆

キッチン用品、日用品、インテリア雑貨・・・、フレンチ、アジアン、北欧、カントリー、・・・雑貨の種類、ジャンルはほんとうにたくさん。いつも行く店でも、ふと立ち寄った店でも目についたり、手にとると、妄想が膨らみます。これをあの部屋に飾って、、、この食器があれば、、、これを贈ると喜ぶかな、、、それからは迷い、物欲、予算の葛藤。これもいいけど、こっちも、、、でも・・いやちょっと待てよ・・・
でもいいですよね、雑貨って。妄想時間も楽しい?けれど、買った後もそれを飾る、使う、思い出す・・・他にも集める楽しさや、自分で作ることに挑戦したり、どんどん広がっていきます。「生活必需品」ではないかもしれない、だけど私にとって雑貨は、精神安定剤的「なくてはならないもの」なのです。アップルハウスさんはそんな雑貨がたくさんの素敵なお店でした♪

 

 

 

 

 

 

 

第22回 BALI MAGIC(バリマジック)セラピスト スクール講師 長谷川 弥生さん 

心に届く癒しを皆様に届けたい

 

s-長谷川先生2ハーブやたくさんの植物に囲まれてとても素敵ですね。こちらではどんなことをされているのですか?

ありがとうございます。BALI MAGICはバリニーズマッサージをはじめ、ホットストーン、クリスタルセラピー、シンギングボウルセラピー、タイ式マッサージなどを行うリラグゼーションサロンです。

s-DSC01283

他にもいくつかのボディケアや、カラーセラピーで心身を開放しリラックスしたゆるやかな時間をお楽しみいただけます。また、それぞれを楽しく学べるレッスンも行っておりリラグゼーションスクールとしてセラピストを目指す方の育成、もっと深めたい方のサポートをしています。

 

 

―いろんな種類のマッサージをされているんですね。バリニーズマッサージとはどんなものなのですか?あと、ホットストーン、シンギングボウルとは?

バリニーズマッサージはバリの香りとアジアンヒーリング音楽の中で足先から頭までのゆっくりした全身マッサージをします。自律神経に刺激を与え心身のバランスを整え深いリラックスを味わっていただきます。

s-DSC01289

ホットストーンセラピーはネイティブアメリカンの伝統的なセラピーです。学ぶなら、やはり発祥の地でと思い、アメリカへも数回行き、ストーンやヒーリングについて勉強しました。55℃~60℃に温めた石を使いリンパの流れに沿って顔や体をマッサージします。

s-DSC01299
このシンギングボウルはチベット密教に伝わる法具です。 シンギングボウルの音色は、リラックス効果があり、その倍音は体の細胞を活性化させる効果があります。チャクラのバランスを整えていくので、セラピーにはいつも使っています。

 

―チャクラって何ですか?

チャクラというのは、人間の体にある「気」、エネルギーの出入り口です。

s-DSC01306主なチャクラは7つあり、人それぞれのチャクラが弱い部分により直感が鈍ったり、決断できなかったり、ふさぎこんだり・・・といった症状が出るんです。7つのチャクラを整えることで心身の安らぎとバランスが保てるんです。

 

 

 

―BALI MAGICを始められたのはいつからですか?またその経緯を教えてください。

BALI MAGICを始めたのは今から9年前、2007年です。

私は小学校の教師をしていました。昔、友人と初めて訪れたバリの魅力に引き込まれてからというもの、毎年夏休みには必ずバリに行ってました。マッサージをしてもらったり、大好きなマリンスポーツを楽しんだり、風景や、触れ合う人々・・・バリには私の大好きなものがすべて詰まっていました。

s-バリイメージそしてある年、いつものようにバリを満喫していたその時、ハッと気づいたんです。こんな気持ちいいマッサージや癒しをいつも自分だけが体感している、こんな心地いいリラックスを家族や友人もぜひ感じてほしい・・・と。今度来るときには、このマッサージを教わろう!と思ったんですよね。そう思ってからは、楽しむ以外に学ぶという新たな目的を持ってバリに行くようになったんです。学ぶというより、大好きだから趣味の延長のような感じでアロマやいろんな癒しを習いました。教師をしながら、休暇にはバリに行き・・・そんなスタイルを数年続けながら、1年生、2年生と持ち上がりで担任をした年がありまして・・・何かその2年間のクラスの結束、充実感、といいますか、丁度その頃早期英語教育というテーマで、奈良県の発表などがあったこと、他にも色々なことが重なって、ほんとにいい子供達、保護者の方々や先生方に囲まれて過ごしてきた教師生活の中でも特にその年度末、「やりきった感」のようなものすごくあったんですよね。そこから教師を辞めてセラピストに転職するまではそう長くはかからなかったですね。

 

―迷いや不安などはありませんでしたか? 

子供達に何て説明しようか・・新学期、私がいないことを子供達はどう思うかなというのは悩みました。でもセラピストに転身するということに関しては特に大きな決意をしたという訳でもなくまわりの方があまりにも驚くことに驚きましたね。「好き」というのは力になるんですよね。バリを訪れる度にパワーをもらえ、現地の人達はいつも「人の為に当たり前に動いている」そういうバリのすべてに魅かれてセラピストになろうと思ったんです。みんなにこの癒しを与えてあげられたらきっと喜んでくれるはずだと。少しの迷いもありませんでした。

 

―セラピストに転身後、どんな感じでしたか?

 

s-DSC01288BALI MAGICを始めると来てくださったのは、教職員時代の保護者の方であったり、先生方でした。皆さん、知ってる方でしたが、セラピストとしてその方達と改めて1対1で向き合うとその人のことをさらに深く見たり知ったりできてそれが自分にとっても大変リラックスできたんです。

教職員時代は、授業参観や発表会にプレッシャーを感じることもありました。それとは逆に1対1でお話しできる家庭訪問は大好きでね(笑)今こちらに来ていただいた方とはその時間その人だけを見て話やマッサージをして向き合え、さらには来てもらってるのに「ありがとう」とお礼の言葉までいただけることで自分も癒されるんですよね。自分に合っている仕事だなと思ったんですよね。

なので、私自身が仕事をしていて全く疲れないですし、ほんとにおもしろくて、ゆったりと仕事ができるんです。 

―今までで嬉しかった思い出などは?

いろいろありますね。たくさんの方々に支えられて日々幸せです。

ちょうどマッサージを始めたころ、主人の父が入院していたんです。私のマッサージを楽しみに待っていてくれて・・・。家族にも癒しを体験してもらいたいという思いから習い始めたバリニーズマッサージ。父にマッサージをしてあげることができて本当によかったです。

それから、私が20代の頃の教え子が、セラピストを目指し、私がスクールをしていることをSNSで知り来てくれたんです。現在人気セラピストとして京都で活躍されてます。とても嬉しいです。

 

―子供の頃は何になりたかったんですか?

小学校の教師です。幼稚園の頃から先生になるのが夢で絵に書いたりしてました。
低学年を担任させてもらうことが多く、それが私にとってはとても合ってたんでしょうかね・・・楽しく、子供達が喜んでくれるのがうれしくて、私のクラスだけ、給食を外で食べたり、屋上に行ったりなんかしてね・・・好き勝手してたんですよね・・・笑、校長先生や他の先生も困ってたんじゃないかな(笑)

でも、楽しそうですよね(笑)

 

―スクール生はどんな方達ですか?また卒業後はみなさんどうされてるんですか?

私がそうだったように始めは自分が体験し、それを習得したい、深めたいと思われたのがきっかけの方、また既に自宅でエステやネイルサロンをされてる方が、アロマやマッサージと組み合わせていく方も多いですね。いろいろ不安だったり、これからどうしていこうと悩んでた方達も修了する頃にはいきいきとした感じで、輝いてるんですよね。

s-DSC01312スクール生には北は青森、南は沖縄から来てくれた方もいて、バリニーズマッサージ、ホットストーン、他にタイ式マッサージやボディケアのコースを含めると修了生は500人ほどになります。

←長谷川先生とタイ式マッサージセラピスト アンポンさん

 

卒業後はほとんどの方がプロとして活躍され、自宅サロンを開業される方が多いです。卒業で終わりではなく、復習レッスンに来てもらいやすいようアフターフォローもしっかり大事にしたいと思っています。ですので修了生の皆さんとは卒業後もずっと繋がりがあって、その方たちがそれぞれのスタイルで活躍され、その情報を聞いたり体験させてもらったり。卒業後はセラピスト同志として相談にのってもらったり、一緒に食事を楽しんだりと、さらに深い繋がりがあります。

 

―ご自宅以外でのいろんな活動もされているんですよね?

s-powerstone s-color講座はい。施設へのボランティアマッサージ、アロマセラピー、イオンモールでのカラー講座など。ほかにもパワーストーン講座でJAさんや小学校、公民館、いろんなところに行っています。ストーン講座では自分の好きな石を選んでブレスレットを作ったりするんですが、びっくりするくらいみなさん楽しんで、喜んでくださいます。笑顔があふれます。たくさんの出会いもありますし、癒しの世界が広がっていきます。

 

―先生はズンバもされてるとか?

はい(笑)これは、BALIMAGICとはちょっとかけ離れるかもしれないんですけど、私が健康の為に始めた趣味みたいなもので・・・最初はハンドマッサージで訪問したのがきっかけだった高齢者施設でしたが、先日はズンバのインストラクターとして訪問しました。

ラテンの曲に合わせて踊るのがズンバなんですが、曲のテンポが速いので大丈夫かなと思いましたが、高齢者の方達、リズム感バッチリでハンドタッチしたり、体を動かしたりしてましたよ。いろんなかたちで皆さんが「楽しい」や「癒し」を感じてくれたらうれしいです。

 

―今でも定期的にバリに? 

はい。行ってます。
もし、バリに行かれることがあったら、いろんな情報教えますよ♪

―今、気になっていること、今後の課題などありますか? 

マッサージの予約でいつ空いてるの?とよく聞かれるので、ホームページをもう少し見直し、予約状況などが一目でわかるようにしたいなと思っています。
卒業生の復習レッスンを定期的に行い、自身も一緒に気持ちをアップしていきたいです。

 

 

―最後にメッセージなどがあれば

バリは私にいろんなものを与えてくれました。
私自身が感じた素晴らしさをみなさんにも感じていただけるよう、心に届くトリートメントを提供できるセラピストでありたいと思っています。

s-salon_image4自分がこうしたいな、こうなりたいなと思うことは大切にしていつもそれを思い感じてほしいと思いますね。否定してしまうのではなく、なりたい自分をイメージし、それをちょっと書いてみたり、小さくても少しずつの成功体験を積み重ねたり・・・。私自身もなりたい自分をイメージしてこれからもやっていきたいと思っています。

 

長谷川先生、本日はありがとうございました。

BALI MAGICのHPはこちらから

BALI MAGIC

s-DSC01313 s-DSC01308住所 奈良県五條市田園3-7-1
電話 0747-22-6126
open 10:00~19:00/日曜休
完全予約制
メールアドレス
info@bali-magic.org


☆スタッフHのすぽっとwrite☆

ハーブやいろんな植物に囲まれたお宅に伺い、玄関の扉を開けると漂ういい香り。ところどころに素敵なインテリア、さりげなく流れるBGM、美味しいざくろティー、初めて聞いたシンギングボウルの心地いい音色と体験した振動。そこにいるだけで何だか癒される・・・仕事を忘れ?!楽しい時間でした。

 

第21回 ボディーステーションゴルジ 院長 岸田 健吾さん

みなさんの健康のお役にたちたい

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―ボディーステーションゴルジとはどういうところなのですか?

整骨院業とトレーニング指導をしています。
スポーツ障害に詳しい専門家によるトータルコンディショニングを受けられる整骨院としてスポーツ選手はもちろん、体の痛み、不調で困っている方、ねんざ、骨折、脱臼、スポーツ障害、交通事故等にも症状に応じた施術を行っています。

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そしてトレーニング指導では、例えばサッカーをしているならもっと足が速くなるために、野球をしているなら投げ方がよくなるようにといったスポーツ選手の競技力向上に取り組んでいます。またダイエット、運動不足解消など、皆様の要望におこたえしたトレーニングメニューを組んで指導を行っています。

―外観からは整骨院という感じがしなくてジムのようなイメージをしていたんですが、この広いトレーニングルームが外から見えていたからなんですね。

そうですね。

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―ゴルジを開院された経緯は?

父が橋本で整骨院をしてまして、もっと身近にトレーニングできる場所があればという思いからこちらに二店舗目として建てたと聞いてます。僕は、昨年4月からここの4代目の院長として働いています。

―「ゴルジ」という名前は?

ゴルジとは、筋肉の細胞「腱」の中に「ゴルジ腱器官」という器官があるんです。ゴルジ腱器官は大変小さな器官なんですが、筋肉が急激に伸びた時、それを感知し即座に筋肉を緩めて自らを守るという働きをする重要な器官です。このことから、ボディーステションゴルジも世界的に見れば小さな基地ですが、そこから多くの情報を発信し皆様のお役に立てることを目標としています。体をトータルに見ながらも、細かく小さなところまでサポートさせていただきたいという思いを込めて「ゴルジ」という名前をつけたと聞いています。

―この医院の中でのお仕事以外に何か活動されていることはありますか?

私自身は、橋本市の小・中学生の女子バレーボールの指導をしています。
橋本市で整骨院をしていますので、そちらの地域での活動も多いのですが、五條市では、最近ですと児童館での体操教室や、市町村対抗子供駅伝大会、婦人バレーボール大会などに参加、指導させてもらってます。

―私は肩や首が凝って辛い時があるんですが、そんな場合、ゴルジさんではどのような流れで治療、あるいはトレーニングの指導をしてもらえるのでしょうか?

主婦の方、またお年寄りの方で肩が痛い、腰が痛い、膝が痛い、というのはよくありますね。では、なぜその痛みが出るのかというと大半はやはり筋力の低下が原因なんです。皆さん、日常で自分の為のトレーニングをしているかというとやはりなかなかできていません。

s-DSC01235カウンセリングの後、超音波検査を行い、骨や筋肉等に異常がない場合はトレーニングで改善するのがほとんどです。症状に応じて治療をしながらリハビリやトレーニングを行う場合もあればトレーニングだけというのもあります。

運動不足解消の為に週何回と回数を決めて通っておられる方もいます。そういう場合は、最初のカウンセリングと動きのチェックで、こちらが知りたい情報と患者さんが提供してもらいたいことをマッチさせ、その人に合ったメニューを組んでトレーニングしてもらいます。最初は簡単なところから徐々にレベルアップし継続的に行うことにより筋力アップを図ります。

―痛くなると安静にするのがいいと思っていましたし、肩こりなんかは揉んだり押さえたりすれば改善すると思っていましたが・・・

ケガや痛みの原因、症状、度合にもよりますが、イメージ的に説明すると筋肉は鶏のささ身のようなものです。ささ身を指でグリグリ押さえると傷がつきますよね。その状態が体内で起これば、体がだるくなったりする、もみ返しというものなんです。
スポーツをされてる方などは特に、痛いからと動かさないまま放っておくと、ますます筋肉は固くなり、その後運動を再開する時には、以前よりその部分に負担がかかってしまい、また痛みが再発したり、ケガを招いてしまうんです。そうならないために筋肉を正しく動かし鍛えて柔軟に保つことにより症状を改善し、痛みや故障そのものが起きにくい体作りをしてスポーツを楽しんでもらいたいというのがゴルジの考えです。

―市内の中学生の職場体験を実施されてますよね。

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はい。毎年来てもらっています。以前から治療やトレーニングに来てくれてた学生さんもいましたが、職業体験としてこちらにきてくれたというのはうれしいですね。その後、学校で行われた職場体験発表会に行かせてもらいました。
なかには、この道に進みたいと考え、こちらに相談にきてくれた学生さんもいました。

五條市広報には職場体験に行かれた生徒さんのインタビュー記事も掲載されていました→

―やりがいを感じるのはどんなときですか?

やはり、元気になって帰ってもらえたときですね。治ってたのに、また来たの・・・?となると悲しいですよ。ケガの内容から、不注意から起こったケガなのか、そうでないのかが大体は分かるんです。
特にスポーツをしている人なら、日々のトレーニングをせず、練習して試合して、帰って食事して寝てまた次の日練習して・・・の繰り返しで筋肉が固いままだからケガを負ってしまった。これは自分で防げたケガですし、自身のトレーニングで治せるケガですよね。それなら、以前から伝えてきたトレーニングを続けてくれてれば起こらなかったケガなのに・・・って思うと悲しいんですよね。

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↑酸素カプセルや血液サラサラチェック、栄養相談などもできます。


―五條市でお仕事をされて思うことは?

高齢の方でも畑仕事をされていたり、しっかりと体を動かしている方が多いなと思う反面、市全体的にみると運動意欲は低い方なのかなとも思います。各公民館とカルムでは体操教室などが行われていますが、他市では、各自治体で実施されています。僕もお年寄りの為の体操教室で九度山の方に行かせてもらったり、介護予防教室というので指導に行ったりしています。このゴルジでもストレッチ教室として、火曜と木曜の午前9時からやっていますが、そういう場が各自治体にあれば、皆さんもっと体を動かす機会が増えるのになと思いますね。

―これからの夢は?

ここで皆さんの健康の役にたっていきたいということですね。

岸田院長、本日はありがとうございました。

ボディーステーション ゴルジさんのHPはこちらから

ボディーステーション ゴルジ

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住所    奈良県五條市岡口2-4-8
電話    0747-25-1321
e-mail   golji@car.ocn.ne.jp

URL
http://kishidagolgi.web.fc2.            com/

 

 


☆スタッフHのすぽっとwrite☆

筋肉の構造や、トレーニングの重要性を聞いてとても勉強になりました。
そして反省もかなり・・・
日頃のトレーニングはおろか、ダイエットだの、一日5分のストレッチだの、
始めてはみても長続きせず・・・ ヨガのDVD, TRFのダンスエクササイズDVD3枚組、フラフープ、バランスボール、挫折の数々が家に眠っています(笑)
何事も継続は大事。将来の自分のために、今日から、また?始めます!!トレーニングを!

第19回 五條市立中央公民館 館長 辰巳信也さん 

潤いと笑顔のある公民館

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五條市教育委員会より平成22年10月1日からアスカ美装株式会社が指定管理者制度により管理・運営を任されております。
五條市立中央公民館 辰巳館長さんに活動等を伺いました。

 

-中央公民館について教えていただけますか?

公民館は市民の皆さんが学習や交流の場として利用できる社会教育施設です。地域における生涯学習の拠点として、教養講座・実技講座など、各種事業を実施しています。また、クラブ・サ-クル活動やコミュニケ-ションの広場として、多くの人に利用され、地域住民の教育文化活動のお手伝いをしています。
公民館を出会いの場・憩いの場として友達の輪を広げて頂き、また、欲を言えば自分が習った極めたことを、次へと繫げていただけるものを作って頂ければ、世代から世代へと、ここじゃなくても何処かで繫げて頂ければ一番有り難いと思います。

 

-中央公民館で行われている活動について教えていただけますか。

平成27年度の事業概要では、s-DSC01127中央公民館が主となって事業を展開している主催事業と、それぞれの個人(5名以上)が中心となり独自の活動を展開している自主クラブ・サークル活動があります。その中にも主催事業には、1年間を通して学習する年間継続講座と市の広報紙を通してその都度募集する随時開催講座があります。

 

-どの様な講座がありますか。

【主催事業】 年間継続講座
≪市民教養セミナー≫
中央公民館で最も人気の高い講座の1つで、一般教養を高め、見聞を拡げることを目的としており、平成27年度は申込み受付開始の4月1日の午前中に定員の250名に達したので300名まで定員を拡げ実施しています。
館内学習を2回、館外学習を8回、平成24年度からの試みの1泊2日の講座もすっかり定着し、今年度は世界遺産に登録された富士山と三保の松原を訪れ見聞を拡げました。しかし、公民館では基本的に参加費はは全額受益者負担ですので昨年に比べ法律の改正によりバス代が高騰し参加費が高額になったのが悩みの種ですね。

≪生き活き教室≫
高齢者の方々の仲間作りを目的とした講座で、s-DSC01158今年度は平均年齢76歳のお元気で活発な71名の会員が参加され実施しており、最高齢者は満90歳を迎える女性です。

≪英語コミュニケーション講座≫
五條市教育委員会のご支援により外国人講師との交流を通して英語に親しみ国際理解を深めることを目的として実施しています。s-DSC01097
受講者のレベルや時間帯に合わせ初級から上級まで5つのコースを開設していますが、この講座に限り講師の雇用形態に合わせ受付申込は毎年9月とし、翌月10月に開講し、翌年7月に閉講します。

≪中国語入門講座≫
中国と日本の文化の違いを比較し相互理解を深めながら、同時に日常会話を習得することを目的として週2回(第1・第3金)夜間に実施しています。
(講師は元中国残留日本人の王麗頴先生)

≪ハングル入門講座≫
初歩からハングルを学び、同時に日常会話を習得することを目的として、週2回(第1・第3木)夜間に実施しています。
(講師は在日韓国人の李華鮮先生)

随時開催講座
≪アート講座≫
コンテナガーデン・ちぎり絵・フラワータイムの3つのコース設け、s-DSC01114それぞれのコースに専門の講師を招き、四季折々の草花や和紙等で季節の作品を楽しむことを目的として実施しています。

≪ヘルス講座≫
エクササイズ・フラダンス・リフレッシュヨガの3つのコースを設け、それぞれのコースに専門の講師を招き、身体を動かし、楽しく健康的な生活を送ることを目的として実施しています。

≪親子ふれあい広場≫
親子がもっと触れ合い、より絆を深めるために親子が一緒になって様々な体験をすることを目的として実施しています。

≪チャレンジクッキング≫
料理を楽しみながら、調理の工夫について学ぶことを目的s-DSC01096として実施しています。(講師はテレビ・ラジオで活躍中の料理研究家 足立敦子先生と台湾出身の料理上手主婦 阿部彩珠先生)

その他に夏休み特別企画として
≪夏休みこども民泊≫
子どもサポートセンターの協力のもと、異年齢の子供達だけで材料の買出しから調理・後片付けに至るまで全てを自分たちで行わせ、公民館で1泊体験をすることで自立心を養いコミュニケーション能力を高めることを目的に実施しています。

≪夏休み1日消防士体験≫
私達の生命や暮らしを守る身近な消防署での体験を通し、命の尊さや防災意識の向上を目指すことを目的として実施しています。

【自主クラブ・サークル活動】
 中央公民館では盆栽協会や茶華道協会など現在60団体が活動中です。
地区公民館(14館)においても地域の独自性を大切に活動を展開しています。

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-講座の受講資格は?

五條市に在住、または勤務されている方なら、どなたでも受講して頂けます。

-活動の発表会もありますね。

 五條市公民館祭は、年に一度(4月の第3土・日)s-DSC01148中央公民館及び地区公民館15館が集い、それぞれの館に於いて学習を深めている方々が、一年間の成果の集大成と位置付け一堂に会し、発表・展示を行うとともに、広く市民の文化意識の向上と生涯学習の拠点としての「公民館」への関心を深めることを目的として開催しています。
昨年は4月18日(土)~19日(日)に開催し、第38回を数え、発表部では39、展示部門では53のクラブ・サークルが参加し、2日間で延べ約3,000人の市民が集い賑わっています。
因みに中央公民館及び市民会館の玄関先でのタコ焼きや中華料理の模擬店では五条ガスのプロパンガスを使用させてもらいました。

 

-いつもご利用して頂きまして、ありがとうございます。
公民館祭には3000人もの方が来られるんですね。市民の皆さんは関心をお持ちのようですね。 ところで、中央公民館で学ばれている市民の方々は、どの様な方々でしょうか。

 利用者の性別では、女性の方で全利用者の83%が、年代では、50代以上の中高年層が最も多くその割合は全利用者の89%で、職業では、主婦が最も多くその割合は全利用者の63%を占めています。

 

-利用者からの要望などありますか。

 用者からは、講座の回数をもっと増やして欲しいという要望等も有ります。

-利用者にお願いしたい事は?

 人気の講座につきましては、『広報五條』が発刊されました当日の午前中には定員に達してしまう事もございますのでなるべくお早めにお申し込み下さい。

 

-アンケ-ト調査集計結果報告書を見せていただきました。利用者の方々は、館内の状態や、利用状況、講座内容についても〈良い〉という評価が多く好評ですね。

 多くの方々よりお褒めの言葉や感謝の言葉をたくさん頂き大変恐縮しております。でも、中には一部の方々からお叱りの言葉やご不満の言葉も頂いております。頂いた全てのお言葉を大切にしながらこれからも全員の方々より良いと言って頂けるよう日々努力して参りたいと思っています。また、ご要望に関しましては、可能な限り回答させて頂いておりますが、指定管理者として速やかに改善が可能なものや、また教育委員会や市に判断を仰ぐ必要があり直ぐには改善が難しいものなど様々です。

 

-五條市立中央公民館利用団体連絡協議会って?

 中央公民館に於いて組織的・継続的に学習活動を行う主催講座やクラブ・サークル等の加盟団体によって組織され、その加盟団体の連携を図り、親睦を深め、もって公民館活動の充実と発展をはかることを目的として設立された団体で年間を通し様々な活動を行っています。

 

-いつも心がけていることはありますか。

 スタッフには常に笑顔で・・・。来館者には、気持ち良く来ていただいて気持ち良く帰っていただけるように、とにかく笑顔をモット-としています。

 

-将来に望むことはありますか。

生涯学習とは、人が生涯にわたり学び・学習の活動を続けていくことであり、少し難しい言い方をすれば、日本では「人々が自己の充実・啓発や生活の向上のために自発的意思に基づいて行うことを基本とし、必要に応じて自己に適した手段・方法を自ら選んで、生涯を通じて行う学習だ」という定義が広く用いられています。この定義から言えば、公民館は正に生涯学習の拠点と言えますが、先にも申しましたように精力的に活発に活動を行っておられるのは中高年の女性が大半を占めているのが現状です。勿論それはそれで大変ありがたいことでもあるし、今後ももっと活動されることを望みますが、これからの日本の未来を担う若者にも活動する場として活用してもらいたいと願います。そのためにも青少年のための新たなクラブ・サークルを立ち上げ、活動してくれることを切に望みます。

 

-本日はありがとうございました。 

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五條市立中央公民館       
指定管理者 アスカ美装株式会社

〒637-0041
五條市本町3丁目1番13号

TEL   0747-24-2001
FAX   0747-24-2002
会館時間  午前9:00~午後5:00
(毎週木曜日と金曜日、第1・3月曜と土曜日は午後10:00まで)
休館日   毎週火曜日及び祝日 (火曜日が祝日の場合は翌日も休館日)
駐車場   有

 

五條市立中央公民館のHPはこちらから
アスカ美装株式会社のHPはこちらから

公民館活動は、ご年配の方がされているものと勝手に思い込んでいましたが、お話を伺いましてそうでは無いんだなぁと・・・。楽しそうな講座や気になる講座が沢山ありました。次年度の講座の企画を考えられているスタッフさんも、工夫して下さっています。一度参加してみたくなりました。4月の募集が楽しみです。

 

 

第11回 スパゲティーハウス シエロ 竹村 輝彦さん

変わらない店でありたい。スパゲティーハウスとしても
ライブハウスとしても。

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ースパゲティーハウスシエロさんがお店を開店されたのはいつですか?

(竹村輝彦さん 以下同)平成3年12月18日です。

―店名シエロというのは?

イタリア語で「空」という意味です。言葉の響きや意味などから考えて決めました。

s-c621800v―スパゲティー屋さんを始めたきっかけは?

高校卒業後、名古屋の専門学校時代にスパゲティー店でアルバイトをしていたんです。そこで、注文がきてから茹でるスパゲティーは保存がききロスがないというところに魅力を感じたんです。パスタは茹で時間が大事。さらに茹で上がりと同時進行の調理の手際良さやスピードが大事です・・・でも、もともと手先は器用な方かなと思っていましたし、自分にもできそうかな、いずれはこの仕事いいかもなぁと思ってたんです。そして、何よりそのお店のスパゲティーが美味しかったんですよね。それがきっかけですぐにお店をオープン・・・ではありませんが、そのお店でのアルバイト経験が結果的に今のこのお店の原点です。

 

―専門学校とは何の専門学校だったんですか?調理関係ですか?

いえ、僕は中学時代からギターが好きで仲間とバンドを組んだりしてたんです。高校時代はもちろん軽音楽部。市民会館を借りて自分達でライブをしてりしてました。「ギター小僧」だったんです(笑)
高校3年の進路を決める頃、ミュージシャンは無理だけど、楽器を触っていたい、楽器業界、音楽業界へ進みたいという思いから専門学校への進学を決めたんです。専門学校で技術を習得してから楽器店に就職しようと。そこでピアノ調律師としての技術を取得し、晴れて念願の楽器店へ就職した訳です。

 

―楽器店でのお仕事はどうでしたか?

和歌山県の楽器店でピアノ調律師として一日に数件お客様宅を訪問していました。ですが、三年で退職しまして・・・。その後、母校の専門学校の講師にならないかというお話をいただき名古屋へ戻り二年間勤務しました。
楽器店、楽器専門学校講師・・・共に大好きな楽器業界ではあったんですが、正直その業界の賃金の面で疑問を抱くようになり、飲食業への転身を決め外食産業の会社へ就職しました。

 

―飲食業への転身はやはりアルバイトしたスパゲティー店での経験が影響したんでしょうか?

そうですね。あの時、いずれはこの仕事も・・・と魅力を感じた職業でしたからねぇ。

s-DSC00501それでもう一度、そのバイト先の親方のお店の門を叩き、一から教えてくださいとお願いしました。お店をするならいろんな飲食業の事を知っておきたい、習得したいと思い、親方のお店とかけもちでドイツ料理のフルコースレストランやコーヒーが美味しいと人気の喫茶店で修業兼アルバイトをしました。

 

―そしてその後、オープンということですね。

両親がここに土地を所有してましたし、僕は長男なので、お店をやるなら地元に戻ってこないかという両親の思いもありまして、僕が27歳の時に「シエロ」をオープンしました。

 

―オープン当初はどうでしたか?

当時、スパゲティー専門店というのは五條にはありませんでしたし、そんなに宣伝もしませんでしたが、口コミなんかでお客様も増え幸先のいいスタートでしたね。一度来てくれたお客様が5回6回と来てくれる常連客さんとなり、オープン当初から今もなお来てくださるお客様もいらっしゃってありがたいことです。

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逆にスパゲティーだけでなく、もっとレストランみたいなメニューをとか、配達もしないとやっていけないんじゃない?って声もありましたが、僕は僕自身が親方の店で学んだことや親方のやり方を見てきたので、僕はこれでいくんだ、やれるはずだと自信を持ってやってきました。

 

―今、好きな楽器とのつながりは?

職業としてはやはり調律師の仕事からは離れず、今もお店の定休日の火曜日に細々とやってます。s-83s83A83m92B297A5814082P-thumbnail2やはり、他の楽器店との兼ね合いもありますし、大題的には宣伝もできませんが、知り合いの方の紹介のそのまた紹介であったり、僕のブログを見てくださってという感じですね。

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趣味のギターは、今でもやってますよ!さらにギターの製作の方もやってるんです。

 

↑取材時、オーダーを受け製作中のギターを見せていただきました。
その後完成したギターは、夏のある日、マスターのもとから嫁いでいったそうです。

 

―シエロさんでは店内でライブが行われているそうですね。詳しく聞かせてください。

はい。プロのミュージシャンによる「ソロライブ」を毎年秋に、そして、私と同じような趣味を持った仲間との間で始まった「シエロ音もだちライブ」を毎年春に開催しています。

―プロのミュージシャンとは?

日本を代表するアコースティックフィンガースタイルギターの名手、岸部眞明さんにはもうかれこれ10年近く来ていただいてます。
有山じゅんじさん、加川良さんにも来ていただいたことがあります。

―岸部さんとの出会いは?

若い頃は仲間とバンドを組んでやっていましたが、みんなそれぞれ仕事が忙しくなったりで時間的に合わなくなってきたんです。私も家でひとりでギターをやるようになっていた中で、愛読書「アコースティックギターマガジン」で岸部さんを知りました。彼のCDを聞いた時衝撃を受けたんです。ボーカルのないアコースティックギター1本で奏でるメロディの素晴らしさに。そして、たったひとりでも、たったギター1本で好きな時間に好きなだけ練習もできて、こんなすばらしい音楽ができるじゃないか・・・と思いどんどんはまっていった訳です。

 

―そこからどのようにしてシエロさんでのソロライブを実現させたのですか?

岸部さんが全国各地のライブハウスやライブ喫茶をまわって演奏されてるのを知り、いっそのこと、うちの店にも呼ぼう!と思ったんです。
そこからは、SNSを通じて既に岸部さんのライブを行っているライブハウスの方達とつながりを持つことから始まり、自分自身も各地のライブ会場へ足を運び、音響設備や機材、いろんなことを学び習得して、そして岸部さん本人とお会いし、シエロでのソロライブ出演依頼やギャラの話まで直接交渉しました。バンドをやっていたのでもともと持っていた機材に加えて新たに大きなスピーカー等も購入し、セッティングも自分で行い、そしていよいよ岸部さんがうちの店に来てくれることになったんです。今年の秋で第11回目を迎えます。

 

―自身のお店でのソロライブ開催、いかかでしたか?

既にライブをしたことのあるライブハウスなら、固定ファンも来られますが、シエロはいわば新参者です。なので、最初は身内や知り合いを呼んでのスタートでした。ですが、2回3回となるにつれ、岸部さんのファンはもちろん、シエロならではの近距離のステージ、音響に評価を得、遠方からのファンも来られ、定員30名ほどですが、毎年満員です。毎年ライブ開催が決まると僕自身はもちろん、真っ先に連絡をくれるほど心待ちにしてくれている方もいるんです。

 

―では、「シエロ音もだちライブ」とはどんなライブなのですか?

プロの方のソロライブに対して、シエロ音もだちライブというのは素人のライブです。こちらももう第9回目を迎えました。s-CAC9B3DDA4B1A5AEA5BFA1BC
プロの方のソロライブを開催していくにつれて、ライブに来てくれた方がその後個人的にお店に食べに来てくれるようになったんです。「マスター、こないだはありがとう」って感じで。で、会話を交わすうちに「実は私もギターをね・・・」って話になったりすると、あ、同じ趣味なんだって・・・。そんな方が一人二人と増えていき、同じ趣味を持ち、気心知れたフィーリングの合う人達との和ができてきまして。それで、プロの方と同じ機材で同じ状況でライブする?って話になって(笑)
自分が音楽やギターを好きってだけではやっぱりダメで、プロの方を招いてここでライブをしたっていう経験がシエロ音もだち仲間との道筋になったんです。

 

―マスター自身も演奏を?音もだちライブはどんな感じなのですか?

はい。僕も岸部さんのようなインストロメンタル(ボーカルのない)で演奏します。

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去年よりすごく上達してる人、去年からの方向性を変えた演奏の人、1年ぶりのその日当日にならないとわからない驚きがまたおもしろく刺激になり、もっと上手くなりたい、もっといいステージにしたいと思うようになるんですよね。

↑この中にはマスターが製作したギターが4本 もあるとか!
マスターが作ってるのはスパゲティだけじゃなかったんですね!

ちょっと変えてみよう、驚かせてみよう、出演者達はその日に向けて毎年試行錯誤だと思いますよ(笑)準備も後片付けもすべてみんなでします。個性あふれるひとりひとりが好きな音楽を通じて深い繋がりが持てる・・・そういうの全部含めて「シエロ音もだちライブ」なんです。毎年レベルアップしてると思います。

 

 

―スパゲティーハウスシエロとして大切にしていることは?

s-DSC00507そうですね・・・食材の価格が上がったり、昔と同じように仕入れられなくなったりと色々問題はありますけど、僕のモットーは「できる限り変わらないでおこう」です。メニューはオープン当初から約50種類、パスタは乾燥麺の1.6mm。流行にのっている訳でもないし時代遅れといわれるかもしれない。でも僕はこれがいいと思って始めたお店のやり方です。そう簡単には変えるつもりはないんです。うちのお店のスパゲティーを食べにきてくださるお客様がいる限りは。

 

―今までを振り返っての思い、また今後の夢は?

楽器が好き、音楽が好きから携わった楽器業界、飲食業への転身、色々経験してきました。
でもどれもその経験は今の僕を支えています。昔は色々と抱えていたプレッシャーに押しつぶされそうになった時もありましたが、今は人生を楽しく生きていこうと考えらるようになりましたし、今本当に幸せです。

s-DSC00483好きな音楽をやりながら、こんな小さなスパゲティー屋だけど、みんなが集まってくれる場所になり、少々マニアックな方?(笑)には注目される場所になってきて(笑)それだけで充分幸せと思ってます。だからそれが続けばいいなって・・・。変わらずこのまま。年に一度のシエロでの出演を楽しみに日々ギターや楽器の練習に打ち込んでいる仲間とのこの環境を継続させるのが夢です。まわりからみると、僕が音楽やギター、ライブなんかをやっているのを知らない方も多いでしょうし、何か変わったスパゲティー屋のおじさん?かもしれない(笑)
でも僕は知る人ぞ知る「幸せ者」です。

 

竹村さん、本日はありがとうございました。

スパゲティーハウス シエロさんのHPはこちらから

スパゲティーハウス シエロ

s-DSC00496住  所    奈良県五條市田園3-5-7
T E L   0747-22-9333
駐車場     有
定休日  火曜日
営業時間
11:00~15:00
(オーダーストップ14:30)
17:00~21:00
(オーダーストップ20:30)


☆スタッフHのすぽっとwrite☆

楽器、音楽、スパゲティー・・・「好き」「魅力ある」と思った道に進み、歩んでこられたマスター。今もその道をたくさんの仲間と一緒に追求し楽しまれているマスター。取材時ギターやライブの話をされるときはとてもにこやかでしたが、普段は無口(だそうです)なマスター・・・。
まだまだ書ききれないマニアックな話もありましたので、気になる方はマスターにそっと話しかけてみてはいかがでしょうか♪

 

 

 

 

 

第4回 岡松焼き立てパン教室 講師 岡松 良さん 

 

和気藹々とパン作り

 

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焼き立てパンのいい香り!!食いしん坊さんにはたまりません。
ご自宅の蔵をリフォ-ムをしてパン教室を開いている“岡松焼き立てパン教室”をご紹介いたします。

五條市野原西4丁目5-15 表通り一杯に長屋門(県指定文化財)を構えるご自宅。重厚な門をくぐりますと広大な敷地が広がります。新緑の木々や草花、時代を感じさせる土塀や井戸が目に入ります。その一角に蔵を見つけました。
今日も、講習を終えた岡松良先生の爽やかな声で迎えていただきました。

きっかけはこども達を思うお母さんのやさしさから

―最初にパン教室を始められたきっかけを教えていただけますか。

「20年程前になりますが子供達にお菓子を作ってあげたいと思い、ある文化教室の『お菓子の教室』へ通い始めたのがきっかけです。そして、教室終了時、先生が、自宅でパン教室をしているので習いませんかとお誘いがあり、通うようになりました。その教室は、全国展開している「ジャパンホ-ムベ-キングスク-ル」の仕組みにより講習しています。講習課程終了後、講師認定試験を受け資格を取りました。その後教室を開こうと思ったのが8年前です。現在も月に一回通っています。」082074

 

 


―教室は明るく、開放感のある天井、時代を感じさせる梁もいいですね。

「ここは、量り所(年貢米を計量する所)で量った米を納める米蔵だったと聞いています。最初の半年程は自宅の台所で教室を開いていましたが、蔵をリフォ-ムして教室にしました。夏は涼しく、冬も寒いです。(冷暖房完備です)
ご先祖様は米蔵をパン教室にどの様に思っているのかしら(笑)・・・・・。」071086

和気藹々と楽しい教室に・・・

-教室には看板もありませんが募集は如何されたのですか。

「最初は広告を入れました。その後は口コミです。当初は30名程でしたが、現在は70名程までに・・・おそらく市内では、初めてのパン教室だったので、大勢の方が来てくれたのだと思います。開講当初から習っている生徒さんや資格を取られた生徒さんもいます。
20代から70代までと幅広い年齢層で、数名の友人で来ているグル-プもあれば、教室でグル-プになった生徒さんと色々です。また、男性のグル-プは有りませんが男性の生徒さんもいます。」

-講習の予定や内容を教えていただけますか。

「予定は、月に1回、第何週目の何曜日と決まっているグル-プもあれば、カレンダ-を捲りながら講習日を決めているグル-プも有りますし、平日お勤めしている生徒さんは、日曜日に講習しています。
内容は、テキストに従って3年で終了です。(終了後認定試験を受けることが出来ます。)その後、復習と新作メニュ-とお菓子です。1回の講習では2種類のパンを焼き、発酵時間を利用して1種類のお菓子を作ります。講習後は試食もあり、作ったパンは持ち帰りして頂いてます。」                               081

-子供会のパン教室もされていますね

「辯天宗の子供たちのパン教室を年1回しています。大勢の子供さんが参加してくれますので、アンパンを基本に耳を付けた動物パンや、顔を描いた似顔絵パンと自由に楽しく焼いてます。」

-先生は、パン教室を開くにあたり一番大切にしていることは何でしょうか。

「和気藹々とですね。作ることも大切ですが、焼きあがって美味しいね。年代の違う生徒さん同士がお話できる事も良いかと思います。」

-最後にこれからどのようにしていきたいと思いますか。

「これからも焼き立てパンの美味しさを伝える、和気藹々とした教室を続けられると良いと思います。」

 

パンを焼く楽しみ、食べる楽しみ、おしゃべりする楽しみ、居心地の良い空間・・先生の温かさが感じられる教室です。いつまでも教室を続けていただきたいと思います。
そして、お世話になっています弊社のパン教室、準備に伺う教室当日、まるで自分が講習を受けるかのようにわくわくしています。美味しいパンが焼けるのだろうと・・・。参加者は、慎重に赤ちゃんのほっぺのような柔らかい生地を手に取り、分割、成形し二次発酵、オーブンへと(先生は、優しく教えて下さいます。)焼き上がりのいい匂222171い、さぁ試食です。参加者の笑顔・・・・・
自分たちで作った、焼き立てパンは特別美味しいです。
先生への感謝の気持ちでいっぱいになります。

本日は、ありがとうございました。

 

教室名    岡松焼き立てパン教室

ご住所    五條市野原西4丁目5-15

電話番号   0747-22-5409

教室講習時間 日程調整いたします。   お気軽にお問合せ下さい。

 

 

 

 

 

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