Tag Archives: 五條市

第82回 ヘアーワークスウオッシューオズ 和所 竜平さん 

気軽にお店に来てください。待ってます。

ウネる ハネる 拡がる パサつく髪のあらゆる癖のお悩みに寄り添える髪質改善矯正カラーメニュー是非体験して下さい。

―お店はいつオープンされたんですか?
2018年10月23日です。

お店のお名前の由来を教えて下さい。
僕の名字が和所(わしょ)と言いますが、ローマ字表記でWASH-O’sでウオッシュオズでまるまるしゃれです(笑)

美容の道に進んだきっかけ 

―美容師になられたきっかけを教えてください。
この道に進んだきっかけは漠然としてて、高校時代から進路も決めるのものんべんくらりしてまして大学も特に行きたいと思ってませんでしたし、就職も決まってましたが、東京でしたので内定を断りました。その当時父親から「なんでもいいから手に職つけろと」言われました。その何日後かに高校の進路指導室に行って進路の情報誌をめくったら、理美容の専門学校の願書が添付されてたのがありまして取り外して、応募したら受かりました。人の髪の毛を触るのも興味がありましたし、軽い気持ちで、なりたくてなりたくてなった訳ではないです(爆)
僕らの時代は、1年間専門学校に通いまして、学科試験に通りましたら、免許を取る為に1年間どこかのお店に入ってインターンをしないといけなかったです。そのお店で1日研修の項目がありまして、親方なり店長の印鑑をもらいます。それを保健所に出します。免許が取れましたら、そのお店を辞めて、違うお店で働きました。

―美容師の世界は朝は早いし、夜も遅くなるし厳しい世界と聞きますが?
大型店でしたらあるかもしれないですね。僕は、修行時代は、親方1人小方1人でしたので、厳しかったですがそこまで厳しくなかったです。因にレッスンは1人コソコソと隠れて練習しました(笑)

―昔は中学卒業して専門学校行ってましたよね?
そうですね。高校中退してからくる人や、大学卒業して就職して辞めて家業を継ぐ為、大学を休学してきてる方も居ましたし、外国人も居ましたよ。ほとんどの子は高校卒業してから来てましたよ。

―美容師の免許持ってる方で美容師してない人多いですよね?
居てますね特に女の方は、結婚して辞められる方が多いですね。きつい仕事だし手は荒れるし、腰は悪くなるし、それらが原因で挫折する方も多いです。僕は、経験して未だに続けてます。未だに手は荒れますし、僕の身体事態毛染め剤が全く駄目なんで、自分の髪の毛も染めれないですのでゴム手袋なしでのサロンワークはありえません(笑)

―それでも続けてるんですか?
続けてますね。辞めよう思った時もありますが、親に学校のお金を出してもらって行かせてもらってましたのでそれが頭によぎって辞めれなかったです。それが何回か続いて30歳を回ってましたし、結婚の話も決まってましたので、ここで辞めれないと思って、この仕事しか知らないので。

―美容師さんって手先器用じゃないですか?
それはあんまり関係ないです。本人のやる気次第です。

―今美容の学校行く子多いじゃないですか?
昔は、理容科と美容科しかなかったですからね。
今は、色んな科がありますからね。例えばネイル科とかブライダル科とかですね。

理容師が美容師のお仕事

―理容の免許を取ってからはどこかで働いてたんですか?
ヘッドハンティングって言ったらあれやけど、「うちに来ないか」と誘われてそこでほぼ理容(床屋)さんの仕事を覚えました。働き出して5年位までハサミは持てなかったです。それまでは、シャンプーしたり、髪染めしたり、顔そりしてました。このお店には、20歳から30歳まで10年お店にいました。その時代は、パンチパーマやリーゼントが流行ってまして、お客様がほぼその施術でしたので、そこのお店でパーマを覚えました。
お店を辞めてから、2002年からヘアーテイクTOKIさんで働いてました。16年半勤めました。このお店で女の人の美容を覚えました。床屋の仕事しか知らなくて、最初の半年は今井店で働いてました。田園の方でいたスタッフの方が独立するので、こちらに来ないかと声が掛かりまして、田園店に移りました。異動当初は主にメンズのサロンワークをしてました。その後しばらくしてスタッフの方に、「せっかくやからさ、女の方の担当をしてみては」と声をかけて頂いて、始めは、七転八倒、四苦八苦で、元々シャンプーは理容(床屋)なので下向きでしかしたことがなくて、上向きのシャンプーを始めた時は泣きそうになりました。女性のカットも徐々に覚えて行きました。
「成人式のヘアーメイクしてみては」と声が掛かりまして、それも先輩スタッフに教えてもらい何とか形に出来るまでになりました。

―成人式のヘアーメイク大変でしょ?
初めてのヘアーメイクの時は何日か前に知恵熱出ましたよ(爆)
―男の方が女性のヘアーメイク大変じゃないですか?
いけます。できます。
SNSやYouTubeでイメージトレーニングしながら、人形で練習したりしました。成人式も、少し前までは、盛った感じやハーフアップでしたが、今どきの子は、ボリュームの位置が下なので、三つ編みしたり、ロープ網を外して広げて留める至ってシンプルですよ。コーンローンもしましたよ。黒人さんとかがしてます細かい三つ編みです。普通は2人でするんですが、一人でするのは結構大変でしたね(笑)

開業のきっかけ

―ご自身で開業しようとしたきっかけを教えてください。
前々からお店をしたいなと思ってましたが、TOKIさんは福利厚生が整っていますし、僕自身がぬるま湯に浸かってた所があったんですよ。子供が1人から2人になり3人になり、大きくなるとお金がかかってきます。雇われてたら、自分の売り上げ丸々手取りになる訳じゃないんで、結構な額を持っていかれますので、この状態ではしんどいなと思って嫁さんと話して独立する事にしました。48歳で独立するのは遅いんですがね。30代で独立する事が多いですので。今思えば何歳でも大丈夫やなと思いました。色んな知識とか色んな引出しを付けてから独立したからそれはそれで良かったかなと思います。周りに一切気を使わなくていいですし、お客様とマンツーマンなのでその辺の売りの1つですかね。お客様に悩み事があったら毒吐いて帰ってやって言います(笑)

―お客様の要望にはすべて答えてるんですか?
すべて答える訳ではありません。駄目な時は無理と言いますし、髪の状況を見て判断します。お客様の髪型に似合う似合わないは僕はあまり考えてません。現状の髪の状態を見ながらお客様の髪型の要望に近い髪型に近づけるようにそして出来るだけお手入れしやすいように施術します。

―どんな年代の方が来られるんですか?
男女問わずです。僕らの業界では担当する美容師の年代に相応になってきます。
お客様の年代は、30歳以上の方が多いです。正直若い子は少ないです。若い世代の方は、もっとおしゃれな店に行くと思います(笑)

―若い子はクーポンで安い所に行きますもんね?

そうですね。お店を転々としますね。固定化はしてないんじゃないかな?色んな所で色んなオーダーしてると思います。美容師からしてみると、髪の毛の履歴情報が少ないじゃないですか?薬剤の選定のミスは多いと思います。(あくまでも僕個人の見解ですが)年輩のお客様で居てますよ。カラーはここ、カットはここ、矯正だけ来る人居ますよ。矯正はうちしか無理との事で。
―矯正したら髪の毛傷みません?

使う薬は、特別な薬は使ってないです。スーパーハード、ハード、ノーマルがあります。うちはスーパーハードとハードは入れてないです。割とロースペックな薬剤メインで矯正してます。強い薬を使うと、癖はよく伸びますが、放置時間が短くなるんですよ。最初に塗った場所と最後に塗った場所の時間差が出ますので、大型店ではアシスタントが居てるので出来ますがね。お店では、一番緩い薬剤を使ってます。1人でお店をしてますのでちょっと時間を置いても大丈夫なように、ダメージのリスクを抑える為にしております。

 

―得意なカットは何ですか?
ショートが得意です。女性のお客様は、ボブかショートの率が多いです。たまに女性のお客様をカットする時は、床屋の切り方をする時もあります。長いとウルフですね。長いのはぶっちゃけ得意ではないです(笑)

―メッシュを入れたりする人多くないですか?
多いですよ。

―白髪の所に入れる人多くないですか?
白髪染めよりは透明感な色が再現できますよ。でもだんだんメッシュの範囲が広がって金髪になります(笑)繰り返すのは中々難しいメニューと言えますね。ダメージリスクも高めですし。

―よくインスタで見かけますが穴の開いた帽子みたいなの被って毛染めしてるの見ますが?
メッシュキャップの穴にかぎ針みたいな物を入れて髪の毛を掘り出して、その部分だけにブリーチをしてメッシュを入れます。若い子に多いです。白髪ぼかしに使われる方も多いです。

―流行りですか?
流行りではないです。あくまでもメッシュを施す際のアイテムの1つです。

―白髪染めをすると痛みますが、痛みにくくする方法はありますか

ダメージリスクは、白髪染めもおしゃれ染めも変わらないです。毛染めをしたら、ダメージゼロでする事は不可能だけど、根元だけで染めるのがいいです。年に何回か毛先まで染める程度でいいです。そこは我々プロに伝えて頂きましたら、髪の状態を確認して薬を使いますので。

 

―髪の毛を綺麗に保つのにいい方法はありますか?
保つのは難しいかもしれませんがホームケアをちゃんとしてほしいです。必要最低限は乾かす事です。シャンプーをしてすぐに髪の毛を乾かす事です。濡れてる状態で置いておくとキューティクルが開いた状態なのでキューティクルが広がったままですので、水分が抜けていくんですよ。髪の毛を綺麗に乾かすとキューティクルが閉まるので、広がらないし、ごわつかないし、パサつかないので寝ぐせもそんなにつかないです。洗い流さないトリートメントを毛先に塗って乾かすのもいいです。ナイトキャップを被って寝ると髪の毛を保湿してくれるのでこの時期はいいです。

―ヘッドスパしてるんですね?
してます。
Creams Creamは9種類ありますので、匂いのサンプルを置いてますのでお好きな香りを選んで頂けます。リピートしてくれる人は、いつも同じ種類か違う種類を混ぜる時もあります。
一番人気はローズです。はちみつも人気です。

―どんな効果があるんですか?

皆さん頭が軽くなったと言いますね。ほとんどの方がヘッドスパが始まりまして、5分位しますと呼吸の音が変わりまして寝てしまってます(笑)
首回りが一番気持ちいいと皆さん言います。自己流でしておりますので、いい場所が分かってますので、きつくする部分と優しくする部分があります。クイック系なので時間はかかりませんので値段設定は高くはしてないのでシャンプーとブロー込みで¥2,750です。

―人気のお顔剃りですが女性の方も来られます?

来られますよ。ノーメイクでお願いします(笑)顔そりをしますと、化粧のりが良くなります。かみそりの刃を顔に当てますので、ピーリング効果も期待できます。なかなか美容室では、顔そりはしてないですので。うちのお店ではしてます。僕の事を美容師だと思っておられるみたいですが実は理容師です。ただ女の方の施術もしますよ。

―毎日アメーバのブログを更新してますが凄いですね?
2016年の3月15日から始めました。丸9年です。毎朝7時前後に配信するようにしてます。配信は止めるに止めれないです。
始めて数年間はネタがありましたが、最近は、今までのやり方を変えて過去9年間のネタを掘り起こして、再配信してます。過去のブログを全コピーして、最新の情報に変更したりして今の現状を掲載してます。アメーバは無料ですので。アメーバの他に、ティクトック、エックス、インスタ、フェイスブックもしてます。エキテンチャンネルの姉さんにYouTubeもしたらどうですかと言われましたが、編集が難しいです(笑)

―高齢者施設に訪問美容されたりはしないんですか?
してたんですが今はしてないです。どこかあればしたいです。

―お客様に施術してましてこの仕事をしてて良かったと思う瞬間はありますか?
施術が終わってからのお客様のリアクションです。始めて来たお客様に和所さんとこ選んで良かったわっと言われた時です。同級生なんですが「和所くんとこは気になってたんやけど敷居が高くてよう来やんだんやけど、来て良かったわ、何にも気を使わなくていいわ」と言ってくれました。同級生であんまり絡みがない人は、うちの美容室に来るのは恥ずかしいみたいです。でも来てくれた子達は、気を使わなくていいわって言ってくれます。

―この仕事をしてましてやりがいはありますか?
喜んでもらえる事ですね。お客様の髪の悩みを解消出来たらいいです。

―この仕事をして良かったなと思う事はありますか?
自分で何でも決めれますし思うように出来ますからいいです。使いたい薬剤も使えますしね。

―これから先どんなお店にしたいですか?
地元五條市にアンテナはってるだけでは駄目なんですよ。五條市以外から気軽に来てもらえたらなと思いまして、ブログ、SNSは発信してますが、美容業界の中からうちのお店を選んでくれたら嬉しいです。

―五條市で住まれて思う事はありますか?
僕らの子供とこれから産まれて来る子供達が住みやすくなればいいなと思います。国の制度の有り方もあると思うんですが、五條市に住んだらこんな特典がありますよ、子供さんを出産したらこんな特典がありますよとかあればいいですね。

和所さん本日はお忙しい中ありがとうございました。

          ヘアーワークスウオッシュ―オズ (和所 竜平)
            住所 奈良県五條市田園3丁目5-4
            電話 0747-23-5380
            営業時間 AM9:00~PM7:00
            定休日  毎週月曜日 第1火曜日 第3火曜日

スタッフの感想
お会いしたのは、始めてではないんですが、お話したのが今回始めてでした。物静かな方だと思って居ましたので、めちゃくちゃ明るくて面白い方でびっくりしました。SNSを毎日発信してるとお聞きしまして。凄いなと思いました。このお仕事が好きだからできる事だと思います。私自身もこれからは、自分のやりたい事をして楽しい人生を送ります。

 

第81回 SOERU 辻村 なつみさん

身体もお肌も綺麗になるお手伝いをさせていただきます。

ご自身のお肌と身体のお悩みをREVI(ルヴィ)の商品で改善されたそうです。同じようなお悩みをお持ちの方の少しでも手助けに慣れたらいいなと思いサロンを開業しました。

サロンの開業のきっかけ

―お店の名前の由来を教えてください。
うちのサロンはSOERU(そえる)という名前なんですけど、お客様のお悩みに寄り添えるのと、お客様の人生に美を通して花を添えるという意味で付けました。

 ―いつサロンを始められたんですか?
2024年6月にオープンしました。

―前職は、公務員とお聞きしましたが、お辞めになってこちらの仕事に変わられたんですか?
エステをする為に辞めた訳ではないですが、辞めてから始めました。

―このお仕事を始めようと思ったきっかけはなんですか?
一番は自分自身がニキビで悩んでまして、働いてた頃は、なかなか忙しさのあまり、自分の身なりに手をかける時間がなくてほったらかし状態でして、仕事を辞めてから、年齢も年齢なので何かしなくてはいけないと思って色々探してまして。
身体もしんどくて自分なりに食生活を変えて自炊したりもしましたが3ヶ月位は、まだ身体のしんどさは無くなりませんでした。
仕事を退職して時間が出来まして、スキンケアを探していたら、同級生が、REVIのサロンをしてまして、スキンケアを使ったら感動して、REVIの酵素ドリンクが出まして試したら身体が凄く元気になりました。今はめちゃくちゃ元気なんですよ。同級生が、子育てをしながらサロンをしてましたので、私自身もそういう働き方が出来ないかと思いこの仕事をやってみたいなと半分やる気になってた時に、REVIの施術を体験できる大阪ビューティーワールドに参加して、陶肌(とうき)トリートメントの体験をしました。すごいなと思ってその時にサロンをやろうと決めました。美容と健康も手に入る事が出来ますのでこの仕事を始めました。

―資格を取るのに、お子様が小さいのに大変だったでしょ?
オンラインで2日、手技を習うのに1日です。
REVIは、商材が8割ですので未経験の方でも始めやすいのが特徴なんです。

陶肌トリートメントとは

―REVIの陶肌トリートメントについて教えていただけますか?

ハーブを使ったハーブピーリングです。昔からハーブピーリングはあります。
今はエステで流行ってます。
元々ドイツであったものでして、日本に持ち込んだのがREVIの社長なんです。海綿体の針で刺激をおこすのが、痛かったり、赤くなったり、皮が剥けたりします。それでは日本人のお肌に合わないのでどんな人にも合うように開発されたのが陶肌トリートメントです。

 

―どんなお肌の方に合うんですか?
全部ですね。全部と言いましたら大袈裟ですけど。
100%ナチュラルなハーブと300種類の酵素を使っているので。酵素は1つで1つの働きしか出来ないので、例えば代謝や保湿だったり、それが300種類あるわけなのでデトックスしたり、顔が小さくなったり色んな変化がおこります。酵素の力でピーリングするのは唯一無二で誰にもマネできないと社長は言ってます。
そこにオプションをつけれますので、その時のお肌のお状態でハーブの内容を変えれます。重度のアトピー性皮膚炎や、ひどいニキビの方は、お肌を見させて頂いてから出来るか出来ないかは判断します。カウンセリングは長く取りトラブルの原因を探っていきます。お肌の改善には3カ月位はかかります。それ以上に時間がかかる事もあります。私もそうでしたので。

―1回の陶肌トリートメントで効果はあるんですか?
ありますね。でもお肌は今の状態が、普通と思っているのですぐ元に戻ります。
なので1カ月に1回は施術を受けた方がいいです。お肌を変えようと思ったら最低3カ月位かかります。

私自身陶肌トリートメントをして変化にびっくりしましたのでそれは認めます。

―辻村さん自身も、お肌も身体もお痩せになって綺麗になられましたよね?
誰も言ってくれないんです。
息子に「お母さん綺麗になった?」と聞きましたら、「綺麗になったよ、前は50歳位に見えたよ」と言われました。

―こちらにお伺いしました時辻村さんの見た目が変わってまして、訪問した日に家を間違えたと思いました。
そうですか?笑

―お肌もだいぶ変わられたとの事ですが?
変わりましたが、ニキビは食べ過ぎた時や、ホルモンバランスが崩れた時にできますよ。前より治りは早くなりましたけどね。

―奈良県で陶肌トリートメントをしてるお店ってありますか?
あまりないですね?奈良市、橿原とか桜井にはあると思います。

―お肌にとっていい事と悪い事はありますか?
お家で出来るケアとして、いい事はお水を1日2ℓは飲む事です。
悪い事は、紫外線を浴びる事、肌を擦らない事です。

―芸能人の方も化粧品を愛用してるようですね?
MEGUMIさんは、REVIのパーティーに来てます。陶肌トリートメントをメンテナンスで8年間位してます。スキンケアも使っておられます。REVIの陶肌トリートメントは芸能人、モデルさん、有名なキャバ嬢さんもしてます。東京や大阪では、REVIねっ感じで有名ですが、奈良県はまだ知名度がないので。
大阪まで行かなくても、奈良県の五條市でやってますので知ってほしいです。

―REVIのおすすめの化粧品はありますか?

ラグジュアリーオイルです。家族みんなで使えます。
ハワイや南国では奇跡の万能薬とされているタマヌオイルとREVIオリジナル成分のパパイヤツリーエクソソームを配合してます。
ニキビや日焼け、シミ、シワにお悩みの方におすすめです。また抗炎症効果もあり、火傷やアトピー性皮膚炎にもいいですし、子供たちのお肌のカサカサなどにも使えます。オイルなのに、ベタつかないです。
お肌悩みに合わせてスキンケアは豊富ですのでご相談下さい。

ファスティングとは 

―ファスティングのお話をお聞かせ下さい
手軽に始めるには、16時間ファスティングがおすすめです。夜の8時から次の日のお昼まで何も食べない。朝に酵素ドリンクを飲むだけです。一日かけてお水は2ℓは飲んで下さい。寝ている時間も含まれますので意外と簡単です。時間を見つけて自分にあった方法でするのがいいです。
簡単に言えば腸のお掃除です。消化を休める事です。バランスの偏った食事、食べ過ぎ、夜遅く食べる状態ではずっと腸が働いてる状態なので、本来なら、働かないといけない代謝酵素が消化にばかり働くので美容や健康に悪影響を及ばします。人間は、寝てる間に成長ホルモンが出て、肌や色んな所を全部修復してくれるはずなんですが、消化にばかり働いてるのは駄目なので休めるって事です。体内にも毒素も溜まってますのでデトックス効果もあります。ファスティングするとお肌にも身体にもいいです。便秘の改善にもおすすめです。花粉症の方にもおすすめです。1年位したらましになった方もいます。
それぞれ自分の身体に合うものは違うので、そのお手伝いを私がさせていただきます。自己流でファスティングはしないで下さい。連絡いただきましたらご相談にのりますので。

―ファスティングの効果はどのようにでますか?
16時間はずっとしてます。3日間ファスティングすると、めちゃくちゃいいです。肌つやはいいし身体の体感もいいです。ファスティング中の陶肌トリートメントが一番いいと社長は言います。
私自身は、頭痛・めまい、身体が重いのがなくなりました。みなさん、体重が減ったとおっしゃってます。
プロテインはファスティングの準備食や回復食に飲むといいです。ほうじ茶ラテ味なので美味しいです。今はプロテインを使ったお菓子作りにはまってます。

―酵素とは?
身体の中で起こってる化学反応に関連する必項たんぱく質。食べ物の消化や吸収、代謝、燃焼、排泄などすべての生命活動に関わっています。酵素とは、生きていく上でなくてはならない重要な栄養素です。REVIの酵素ドリンクは、400種類以上の野菜、果物、海藻が入ってますので、栄養と代謝を補助する目的で食事と一緒に飲むといいです。
※酵素ドリンクには「酵素」は入ってません。あくまでも栄養と代謝を補助する目的で摂取する物です。

―酵素ドリンクはどんな種類があるんですか
柚子ジンジャーは、味は柚子ですが、ジンジャーが強いです。ストレス、冷え性、便秘の改善、疲れが取れない、睡眠の質が悪い方におすすめです。
シークワサーは、思ってるより、酸っぱくないです。肌の張り、肌の弾力、しみ予防、ターンオーバーを促進してくれるので美肌になりたい方におすすめです。
ミックスベリーは、目に効きますし、疲労軽減、安眠、リラックス効果がありますので寝る前に飲むのがおすすめです。
酵素ドリンクを用いてファスティングするといいです。

―ディフェンダーとはなんですか?
これはいいですよ。
糖、炭水化物、油の吸収を抑えますので、食べたいけど痩せたい方におすすめです。食べる10分位前に飲むといいです。

―イベントとかには参加しないんですか?
あれば是非参加したいです。ラグジュアリーオイルでハンドマッサージしたいです。

―やりがいはありますか?
あります。
自分自身がREVIの化粧品や陶肌トリートメントが好きってのはあるんですが、お客様が綺麗になって身体も健康になってもらえるお手伝いが出来るのがやりがいです。

―この仕事をして良かったなと思う時はありますか?
陶肌トリートメントで緑のハーブを取った時、つやつやなお肌が見えた瞬間良かったと思います。

        

 

 

 

 

 

 

―お休みは何をしてますか?
友達が家に来ることが多いのでおもてなしです。身体が元気になったので子供達と遊ぶことです。

―ストレス解消法は何ですか?
外食です。食べる事が好きなんでね。食べすぎた時は、ファスティングをするので食べる事が楽しみになりました。

―これからお店をどのようにしたいですか?

エステに行く習慣はあまりないと思うので、私自身も十津川出身なんで美意識や健康意識は低かったので、今思えば損している気がして。健康や美は早くから始めた方がいいじゃないですか?
健康の習慣も身に付いていたら年がいってからも慌てる事はないじゃないですか。
エステは高い物を売り付けられるんじゃないか、通い続けないといけないんじゃないかというイメージを無くしたいです。そういうイメージを払拭したり綺麗だったり健康だったりを、美容院や歯医者に行くみたいに、当たり前になれたらいいなという思いがあるのでそこを目指せたらいいなと思います。気軽に来てもらえる。
化粧品なん買わなくていいんですよ。健康の為に何したらいいですかと聞きに来るだけでもいいです。相談料もいらないです。無料の半顔体験もありますので、スキンケア迷子の人は、全然来てくれたらいいです。
身近に健康を意識してもらいたいなと思ってます。
私の人生の目標は元気にぽっくり逝くなんで。
REVIの社長は女の人は自分自身が貴重品なんで自分を大事してねと言っておられます。お母さんが元気じゃないとね、家が回らないですもんね。
美容や健康意識を高める為の選択肢の一つとして、自分を磨くきっかけとして来てくれるだけでも全然いいです。地域に根差したサロンになっていけたらと思ってます。健康の上にしか美は成り立たないので。もちろんインナーケアもしないといけないですが、お肌悩みがあるなら外からもした方が早いですよね。どちらからもアプローチ出来るのがREVIなんです。すごい商材です。全部揃ってるので、何でもREVIで完結してしまうので開業に踏み切れたのもあるんです。中途半端な商材でしたら開業してないと思います。

―五條市で住まれてどうですか?
十津川に比べたら住みやすいです。最近おしゃれなお店が五條市で出来て来てるじゃないですか?お店を見つけるのが楽しいです。

辻村なつみ様本日はお忙しい中ありがとうございました。 

            SOERU(そえる)辻村 なつみ
住所            奈良県五條市田園2丁目14-8
営業時間          AM9:30~PM5:00
定休日           水曜日(臨時休業あり)

 

スタッフの感想
初対面でお会いした日から、お話しがしやすい辻村なつみさん。ご自身の身体の不調のお話を聞いてますと、私自身の不調と全く同じでびっくりしました。今は、不調もなくなり元気との事で。私自身も不調を改善するのに頑張っております。元気になって、これからの人生を明るく元気に過ごしたいです。

 

 

 

第79回 toto coffee 櫻本 末古登さん

喫茶店とカット専門店のお店をしたくて始めました。

五條駅の近くにオープンされました。おしゃれな喫茶店toto coffeeさん。
お店のリフォームは自分達でされたそうです。お店の中に入りますと、どこか懐かしい気持ちになります。こちらでお店をオープンされたきっかけを聞かせていただきました。

お店のオープンまでの道のり

こちらのお店はいつオープンされたんですか?
2023年4月14日にオープンさせていただきました。

―toto coffeeさんの名前の由来を教えて下さい
totoは、息子が僕の事を「とと」お父さんって意味で呼ぶので、後は覚えてもらいやすいとの事でこの名前にしました。

―この場所でカフェをしようと思ったきっかけは何ですか?
喫茶店はしたいと思っていたのと、前職が美容師をしておりまして、美容室とカフェを一緒に両立して出来る建物だと思ってここに決めました。

―おしゃれなお店ですよね?リフォームはご自身でされたんですか?
妻と二人でしました。2か月位かかりました。所々友人や姉にも少し手伝ってもらいました。
昔は禁煙ではなかったので、天井も汚れてましたのでペンキを塗って塗り替えました。窓枠も古くなってましたので、直しました。壁紙はそのままです。カウンターやテーブル、入口の棚は先代の樹里からの物です。椅子も何脚かは変えましたが、何脚かは磨いて再利用してます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―業者は一切入ってないんですか?
水漏れだけは業者に直していただきました。

―カフェをするまでは美容師さんをされてましたよね?
個人的な考え方にはなるんですけども、香芝市で美容室を13年ほどしてまして、10年後自分が美容室を続けていけるかなと思った時に、考えにくかったので、コーヒーも好きでしたし、喫茶店も頭に浮かんでまして、美容師も続けたかったので、両立できる物件を探してました。いつかでてきたらいいなっと位に思ってましたが、急に物件が出てきたので10年を待たずに思い切って決めました。カフェとカット専門店です。
それがいい選択やったかどうか分かりませんけど。やらへんより今やった方がいいかなと。妻も賛成してくれましたので。出来たって感じですね。

―10年待たずにお店をオープンした事は後悔ないですか?
ないですね。

コーヒーのこだわり

―コーヒーの豆の種類は何種類位あるんですか?
そうですね。
1番日本人が飲みやすいのを選んでます。6.7カ国位の豆を仕入れてます。
焙煎した豆を買ってます。この国の豆は深入りで、この国の豆は浅いりにしてほしいとオーダー出来る問屋さんがあったので、焼き加減も注文して入れさせて頂いてます。

―取り寄せして味見をして豆を仕入れるんですか?
そうです。
美容師時代からしてました。コーヒーは好きでしたので。

―コーヒーに興味のない方いますやん?
基本コーヒーは苦いじゃないですか?苦くないようにどないしたらいいのか、そこは入れ方の違いだったり、豆によっては山の標高差や、土の状態で育ち方が変わると言われているので、精製法といって、豆を天日干ししたり、豆を洗ってから天日干ししたりするプロセスがあるのでその違いで味がごろっと変わるとも言われてます。試して飲むのも面白さがあると思います。
甘味が勝つような味、酸味が勝つような味、苦みがきつい味、癖のある味、それを上手い事ブレンドして飲みやすくしたり、正解がないっていえばないし自由な飲み物だと思います。
僕の生き方もそうなんです。自由に生きたいので、自由にもそれなりの責任もともなってきますけどね。好きな事を自由にできたらいいなといつも思っていますので、それがコーヒーに出て来てるかなって思います。コーヒーでもそれを楽しめるかなと、人それぞれの舌があるので・・・・

―毎月コーヒーの種類を変えてますか?
毎月変えてます。毎月違う味でお客様に楽しんでもらえるように。常連さんになってくれたら、この人は薄めがいいなとか、この人はホットしか飲まないんやなって、ホットでも濃いめとか覚えてくるので。濃いめは濃いめでもこっちの濃いめはどうやろうとか、またおすすめ出来たりするんでね。

 ―お客様でコーヒーの濃さで言わはる人はいますか?
います。います。
苦いのがいいとか?超ストロングがいいとかね。

―常連さんはよく来てくれるんですか?
オープンして1年位立つんで常連さんも付いてくれるようになって、次はこのコーヒーにするわとか、今月のお薦めは何とか聞いてくれるんです。コーヒータイムを純粋に楽しみたい方が多いですね。
美容師の時から培ってきたもので、生かされてきたものと思ってますが「何でも言ってくださいねって」言う感じで好みに合わせて作りますよって感じなんです。髪型をオーダーされる訳じゃないですか?それに答えるのが仕事だったので、それの延長線みたいな感じですね。昔ながらの頑固親父喫茶店ではなくてね。

たまにねエスプレッソを頼む方が居るんですが、日本人はブラックを飲めるのがかっこいいってのがあるんです。僕もそう思ってたんですがね。エスプレッソの飲み方ってあるんですよ。めちゃくちゃ濃いんですよ。
エスプレッソって小さいカップなんです。海外では砂糖をいっぱい入れて飲んでコップの底に残った砂糖を最後スプーンでかすってデザート感覚で食べるんですよ。ほとんどの日本人は知らないんです。エスプレッソを頼まれた時は説明しますと他の種類に変えますね。残されるのは嫌じゃないですか?美味しくなかったのかと思うので説明します。たまに海外のお客様で、ドイツやヨーロッパ系の方は、飲み方を知ってますのでその飲み方をしてます。外国人の方はお店の豆を一個一個匂いを嗅いでからコーヒーの種類を決める人もいます。

―コーヒーが苦手な人も多いですよね。
多いですよね。

―うちの娘もコーヒーは苦手で飲まないですけど、totoさんのコーヒーは美味しいと言ってましたよ。
お客様が良く言ってくれます。ブラックは、ミルク入れないと飲めないですけど、ここのは飲めますと言われます。心の中でガッツポーズしてます。
ブラックも抽出して時間がたつと酸味が出てきたり、えぐみが出てきたりするので胃もたれとかもしますからね。

―こだわりはありますか?
うちはハンドドリップでコーヒーを入れてます。お客様の要望にお応えやすいのでハンドドリップにしました。時間はかかってしまいますが続けていきたいです。

―おすすめは何ですか?
馴染みがあるのはブラジルのコーヒーとかなんですけど、グラテマラは、バランスが良くてほとんどのお客様が美味しいと言ってくれました。癖なく飲みやすいとおっしゃってくれました。単品で飲むんでしたらおすすめですね。パンチがあるのを飲みたいんでしたら、インドネシアのマンデリンとかがおすすめですけど。お客様が好む味に提供できるようにはしてますので。お客様にはどんな味が好きなのか聞きますが、めちゃくちゃ簡単に言うと、僕がブレンドしてますので、ブレンドコーヒーがおすすめですと言います。

―アイスコーヒー美味しいですよね?氷が解けても味変わらないですもんね?
特にアイスコーヒー・アイスカフェラテ・アイスカフェオレはドリップする時に氷の上に温かいコーヒーを抽出してるんです。
氷が解けながら丁度いい濃さになってくるんです。そういう所がハンドドリップのいい所なんです。最初は失敗続きでしたよ。改良を重ねて今です。色んな方に知ってほしいですけど時間がかかりますね

モーニングタイム・ランチタイム・カフェタイム

―メニューは変えていってるんですか?
実際お客様に提供して、反応を見てこうした方がいいよとかいう話を直接聞いて、取り入れる部分もありますし、それを自分なりに改良してます。一年お店を営業してきてある程度メニューは定着させて、後はおいおいその季節限定のメニューを出していけたらなと思ってます。

―モーニングのメニューはどんなメニューがあるんですか?
メニューは、一定はしてますが3種類から選べるようにはしてます。

―ランチタイムはどんなメニューがあるんですか?
ランチのメニューはカレーライス・ナポリタンのセットです。
サンドイッチは朝でも昼でも出せるようにしてます。カフェタイムって時間は区切ってはいますが、デザートみたいに、ちょっと食べたいな飲みたいなっていう風な感じにはしてます。遅めのランチの方も居てますので、ランチ時間を過ぎても食べれるように出せるようにはしてます。

―ホットサンドが人気なんですか?
そうですね。

―ホットサンドは五条ガスの従業員に人気ですよ
ありがとうございます。
サンドイッチも、試行錯誤して変えていって、ボリュームを付けまして今の形です。                           ボリュームが出たねと言われます。物足りないと言われるのが嫌なんですよ。

 

 

―人気のサンドイッチは?
照り焼きサンドと豚バラ焼肉サンドも人気がありますよ。
ホットミックスサンドが一番人気です。

―注文を聞いてから作りますよね?
そうなんですよ。早く出したいとは思ってますが、作りおきはちょとね・・・・

―出来立てが一番美味しいですよね?
そうですね。
なるべく作り置きはしたくないので。ただ、ワンオペなので注文が重なると注文を受けてからお出しするまで時間がかかります。なるべく早く出せるように頑張ります。頭の中フル回転でやってます。(笑)

―男性って1つの事しか出来ないじゃないですか?
いやー僕は出来るんですよ。

―女性脳ですね?
そうですかね。
美容室をしていた時も、この店をしてからも楽しいです。
一人は、大変ですがしんどいですが、しんどいのと楽しいのは別次元なんですよ。お客様から「美容室してる方が儲かったやろ?飲食になんで手を出したん」と言われますよ。でもやりたかった仕事なんでしてますと言いますけど。

―お弁当のテイクアウトしてるんですか?
してます。もう宣伝はしてないです。
ミックス弁当一択ですけど。取りに来ていただきましたら大丈夫です。お店をオープンして、来てくれてる始めのお客様は知ってくれてますが、知らない方が多いと思います。
たまにですが弁当、サンドイッチの注文が20個、30個とかあります。数が多い時は、前日までに連絡いただきましたら大丈夫です。数が多い時は、厨房が回らなくなりますので、昼まで店を閉めたりしてました。

一1番のこだわりのメニューは何ですか?

カレーライスですね。
レトルトのルーを2種類ブレンドするんですよ。
その前に、フルーツのリンゴや玉ねぎや色んな野菜を煮だししただし汁にルーを2種類入れて、コーヒーを入れて、トリュフソースを入れて味を調整しながらしてます。
ある日、大阪の岸和田の方でカレー専門店をしてるママさんが寺巡りで五條市に来てまして、お店でカレーを注文されて、美味しいとおっしゃってくれました。食事をされた後に「私大阪の岸和田でカレー専門店してんねん、ここのお店は、ちゃんとやってんねんなって」言われまして。めちゃ嬉しかったですよ。

子供食堂

供食堂はしてるんですか?
してますよ。
毎日してますのでいつでも来てください。中学3年生まで無料ですよ。月に20~30人位来ます。3人位でしたらカレーのストックとご飯はいけますが4,5人以上になるとストックがない時があるので。そうならないようにはしてますが。重なる時は重なるんですよ。食品ロスを無くすのと、食中毒とかには安心なんでレトルトカレーでしてます。
子供食堂の詳細は五條市の広報に掲載しております。

 

―この辺の子供さんが来るんですか?
野原とか二見から自転車で来てますよ。この前は大淀から家族で来てましたよ。たまに五條高校の子達が来ます。高校生とかも来てくれたらいいんですけどね。高校生は代金300円ですので、その分で子供食堂にまわせますので。

― 私が高校生の時は元樹里さんにはよく行ってましたけどね?
元樹里さんに当時の金額を聞いて同じ位の金額で商品を提供してるんですがね?
なかなかですわ。

―土日にカットはしてるんですか?
予約が入ればしてます。

―出張カットもしてるんですか?
お客様から依頼が来ましたらお家に伺ってしてます。
基本、身体が不自由な方やお年寄りです。意外と出張カットはないらしくて、土日に都合がつかない方は、平日にお店を閉めて行く時もあります。エリアは限定してますが、市内でお店から車で10~15分位で予約を受けてます。

子供食堂にしても、カットにしても初めは宣伝してましたが、最近は宣伝してないです。体はひとつじゃないですか?ここに来てくれるお客様から知ってくれて少しづつ広がってくれたらいいなと思いまして。

―フリーマーケットに出店してるんですね?
フリマで他店の方と知り合いに慣れたりするので楽しくていいですよ。フリーマーケットは今後も参加していきたいです。

―五條市で商売をして思う事はありますか?
市自体がやる気がないですね。人を集める事をアピールしてほしいです。奈良県で五條市が最下位から2位なんですって!何で下から2位かはよく知りませんけど。
最下位の宇陀市が奈良テレビでアピールする為にCMしてましたよ。五條市のイベントや祭りの時期だけでもいいのでCMを作ってアピールしたらいいのになって思います。カッキー君とゴーカスターのいいキャラクターがあるのに宣伝したらいいのになと思います。五條市でお金をおとしてほしいです。
五條市民も、もっと五條を好きになって五條でしっかりお金が回るように使って活性化していってほしいですね。
1番ショックやったのが、五條で商売させてもらうようになって、ある日お客様で来店された方が五條で商売されてる方やったんですが「五條でお金使う気がない」と言ってました。それだけ五條に魅力がないって事なんです。もっと市も市民も元気な町にしたいですね。toto coffeeもカット専門店も子供食堂も五條にとってまわりの人達にとって必要とされるように頑張っていきたいです。

―櫻本さん本日はお忙しい中ありがとうございました。

                      toto coffee
         住所                          五條市須恵3-8-2
          営業時間  AM8:00~PM6:00 AM8:00~PM5:00(土曜日のみ)
        定休日                         日曜日
        駐車場                       有

スタッフの感想
お店をオープンしたきっかけを聞かせていただきましたが、やりたい事をしたいと決めたら実行に移す姿は凄いなと思いました。実行されても、色々とお店の事を考えて行動を起こしてるので感心します。毎日楽しいですとおっしゃっておられてました姿が、羨ましいなと思ってしまいました。私自身も楽しい人生を送れるように毎日笑顔で過ごしていきたいです。

第77回 池田精肉店 土谷輝生さん 土谷政恵さん

祖父の代から80年超
愛され続けるコロッケは毎日「手作り」

五條の名物・五條市民のごはんのお供、長年愛され続ける「池田のコロッケ」。
本陣交差点や大川橋、新町通りを目の前に、五條の歴史と共に歩んできた池田精肉店さんにインタビューしてきました。

歩みについて

―池田精肉店さんの歩みについて聞かせてください。
土谷政恵さん(つちやまさえさん 以下 政恵さん)祖父が大正時代に始めたのかな・・・最初は行商みたいな形態から始めたと思うんですよね。当時は電車もなくディーゼル?だったと思いますが、肉を仕入れてきて、リヤカーでここまで運んできて。その頃はお店はここじゃなかったみたいやけどね。
土谷輝生さん(つちやてるおさん 以下輝生さん)肉屋としてはね、ここの曾おじいちゃんがうちのおじいちゃんのと一緒に最初、商励会通りでやってたみたい。でも戦争で兄が亡くなってそれで弟(うちの祖父)が引き継いだのか、後に独立してお店を始めたみたいです。そのもっと大昔は牧場をやってたみたいで、牛を育てて、それを売ってた。昔はほら、耕運機のかわりに牛を使ってたやん。トラクター替わりね。その牛を育てて売ってたみたい。
政恵さん)牧場やりながらだんだん食用へと移っていったのかな。

政恵さんのお母さん 以下お母さん)おじいさんが肉屋始めたんは大正10年(1921年)やね。(82歳のおばあちゃんの記憶による)
輝生さん)じゃ、もう100年以上続いてるってことやね。一回、役所にも問い合わせたことあるんやけど、役所ができる前の事って調べるのが難しいらしくて。保健所も資料を持ち合わせてなくて、詳しいことは分からないんですよね。

―では輝生さん政恵さんは四代目?ということですね。
政恵さん)そうなりますね・・・、うーん、まぁ、でも実は今も店主は母で。高齢なので、これしてあれしてって感じで私達がやってるだけで、はっきりと今「誰が」とか「継いだ」とかっていう感覚はなくて、みんなで一緒にしてるって感じです。

―子供の頃、おうちがお店をしていることをどんな風に感じてらっしゃいましたか?
政恵さん)やっぱりね、よそのサラリーマン家庭のおうちに比べて、うちは従業員さんも居て毎日バタバタと忙しくしてて・・・。お友達が日曜日に家族とお出かけしたり、夏休みに旅行に行ったりしてるのをみて、うらやましいなと思ったことはありました。

―お手伝いなどもされてたんでしょうか?
政恵さん)高校生、大学生のときは手伝ったりしてましたね。

―卒業後はもうお店を手伝うかたちで?
政恵さん)
いえ、結婚して大阪に住んでました。普通にサラリーマンの嫁で。
で、主人がこっちでレンタルビデオ屋と漫画喫茶をやり始めて。その頃からお店を手伝い始め今に至ります。
輝生さん)当時肉屋の方には長年勤めてくれてた職人さんがいました。でもその方も高齢になり「これから池田(のお店)どないすんねん」と・・・。僕が引き継いでいかないと・・・と思っていたことではあったので、「はい。僕がさせてもらいます」と。それで、いろんなことを教えてもらったり覚えたりするのは当然片手間にできることではないのでビデオ屋や漫画喫茶の方はやめて、それからずっとここで家族と一緒にやっています

 

愛されるコロッケはすべて「てづくり」

―池田精肉店さんの一日はどんなことから始まりますか?
政恵さん)まずは、コロッケの芋を炊くところからですかね。芋を洗って皮をむいてそれを炊きます。それから次の工程、芋をつぶして・・・と進んでいきますが、それは私ではなくて、他の従業員さんが担当してくれてます。

―現在 何名でお店を切り盛りされてますか?
政恵さん)私達と息子、そして従業員さん・・・。シフトによって変わりますが、常に5名は必ずお店にいますね。

―1日どれくらいのお客様が来られますか?あと来店人数の多い曜日や、お客様の年齢層についてはいかがですか?
政恵さん)人数は分からないですが、土曜日は平日の倍近くのお客様が来られます。うちの定休日が日曜っていうのもあるかもしれないですね。今はスーパーでパック入りのお肉を買われる方多いと思いますが、土日の特別な日に買いに来てくださるのか、土曜日がお客様多いです。年齢層は揚げ物に関しては幅広い年齢のお客様に買っていただいてるのと、意外と男性客が多いですね。お肉の販売はご年配のお客様が多いという印象です。

―今や地域になくてはならない存在の池田精肉店さんですが、お店の特徴、強みは何ですか?
政恵さん)やはりそれはもう、祖父が作り上げたコロッケですね。肉屋さんがコロッケなどを販売するのは、仕入れたお肉に商品として使える部分とそうでない部分(提供可否)があって、その提供できない部分をコロッケとかミンチカツの材料として使えるからでもあるんです。ありがたいことに祖父が作ったコロッケは当店の名物みたいに皆さんに愛され、お買い求めいただき続けてるのはほんとに嬉しいですね。

―その大人気の「コロッケ」はいつ頃から始めたんですか?
輝生さん)おじいさんがこっち(現店舗)に来た時から始めたと思うけど、いつ頃この店に移ったんかな。
お母さん)昭和15年にこの店に移ったと思うよ。
輝生さん)あー、じゃあコロッケはもう80年以上前からや。
政恵さん)そんな前??その時代にフライヤーとかなかったでしょう?笑
輝生さん)そっか、違うか・・・うん?いや、お鍋とかで揚げてたんちゃう?辻さん(90代のお知り合い)が10代の後半にお店に来たときにはもうコロッケやってたって言ってたもん。それくらいの年代のおじいちゃんやおばあちゃんに聞かないとわからなくてね笑

―1日どれくらいの数を作られるんですか?
輝生さん)数というよりかね、ちょっとこっち来てみて。お芋さんを洗って皮をむく作業をこの機械がやってくれて、その後この釜でお芋さんを炊くんだけど、この釜に入る分の芋をつぶしてコロッケにしてるから何個っていうカウントしてないねん。この釜、一釜分、だいたいね、キロでいうと20キロくらいかな。

 

 

 

 

 

 

 

―20キロ・・・。ちょっとピンとこないです笑
輝生さん)そうだよね。で、結構知られてないのが毎日その日の分「手作り」してるってこと。逆に言えば、手作りじゃないと思ってる方が意外と多い・・・。

―え?
輝生さん)
冷凍のままちょうだいって言われたりするんで、ほら、スーパーとかで売ってるあんな状態で置いていると思ってる方もいるみたいで。

―いや、めちゃめちゃ手作りですよね。毎朝お芋を洗って皮をむいて茹でて・・・、それから・・・
輝生さん)つぶしてお肉と混ぜて味付けして、成型して冷まして衣つけて揚げて袋に入れて売る・・・80円。どう?笑

―すべて手作りでそのお値段!私達は嬉しい限りですが・・・
政恵さん)まぁね・・・。コロッケっていうのは市場的にはやっぱり庶民的?っていう感覚があるからそんなもんかなと思うですけどね。最近、芋も高いんですけどね笑 昔はスーパーでも一袋100円とかだったのに今そんな値段でないしょ?笑

―そうですよね!何もかも値上がりしてて。
輝生さん)油も3倍くらいになってるもん。
政恵さん)そうやねー。

―揚げる油も何か特定のものを使用されてるんですか?
輝生さん)うちはラードで揚げてる。

―家庭ではサラダ油が一般的かと思うのですが、ラードで揚げるとどう違うんですか?
輝生さん)揚がり方。サラダ油かヘッド(牛)かラード(豚)で同じものを揚げても仕上がりが全然違うやん?

―そ、そうなんですか?
輝生さん)サラダ油で揚げると時間経つとべちゃっとならへん?

―なりますなります。
輝生さん)ラードはなれへんねん。カラッとしてるねん。それを考えてラードにしたんだと思う。

―ラードで揚げるっていうのも祖父様の時代から?
政恵さん)そうです。それにサラダ油だと酸化するから捨てないといけないですけど、ラードとかヘッドはずっと継ぎ足しで使っていけるんです。

―重要な味付けは昔から受け継いだものなんですよね。
政恵さん)そうです。
輝生さん)極秘で。味付けはもうここ(政恵さんとお母さん)しか知らん笑。俺知らんもん笑
政恵さん)笑笑 まぁまぁまぁ・・・笑
輝生さん)一子相伝やで。
政恵さん)たまに味変わったなとか、ちっさなったなーとか言われることあるんですけど、「いや変わってないです!」って笑 昔から同じ型使って成型してますしね。お店によっては材料にマッシュポテト(つぶした状態のもの)を使うところがあるんですが、うちは先ほどからお話したように芋からなのでそこはやっぱり絶対にこだわって作ってると言いたいところですね。
輝生さん)芋は湯がくより、皮むきが大変。やったことある?笑

―ありますよー笑 いちおうこれでも主婦のハシクレなんで笑
輝生さん)めっちゃ大変やろ?皮むくの?

―はい。ま、ピーラーを使いますが笑
輝生さん)うちは機械でむくんやけどな、大変。

―お芋の種類は?
政恵さん)男爵です。
輝生さん)基本は北海道のお芋さん。春先から夏前の北海道の芋がなくなる2~3ケ月だけ別の新じゃがを使うけど、基本は北海道男爵。
政恵さん)重さもずっしりあって、甘味も味もしっかりしてて、ほくほくしてます。

―コロッケ作りで大切にしていることは何ですか?
輝生さん)毎日作ってるってこと。作り置きをせず毎日全部手作り。従業員さんたちは手がすいたら串カツ作ったり、ハムを切ったり。衣をつけたまま長時間置かないようにしてる。じゃないと衣が水分吸ってしまって揚げると真っ黒になるから。

―今日はコロッケ足りなくなった・・・って時は?
輝生さん)閉店・・・?笑
政恵さん)一日一釜(湯がく)って決めてるんで、もうそれ以上は作らないですね。ただお盆とか年末など帰省で皆が帰ってくる時期は2回炊いたりしますね。

 

池田精肉店広報担当

―2022年にLINE公式アカウントを開設されてますが、その経緯は?
政恵さん)どうやったかな?
輝生さん)電話かかってきて、今無料でこういうのできますけどどうですか?ってやり始めた。
奥さん)??・・・いやいやいやいや・・・ちゃうちゃうちゃう
輝生さん)そうだって。
政恵さん)違う・・・私、調べてん。自分で。無料でそういうサイト作られへんかなって。注文の予約をスムーズにできるサイト作れないかなって色々見てたら無料でできるサイトを見つけて。そこからLINEと連携できる事が分かって自分で全部やったもん。そんなん向こうからしませんかって電話かかってきてないで。
輝生さん)え!? ほんまに?

―まぁまぁまぁまぁ笑・・・ではもしかしてインスタグラムの投稿も・・・?
政恵さん)全部、私笑 誰もやってくれないもん笑

―投稿ネタの感じから、てっきり息子さんか誰かがされてると・・・笑
政恵さん)それよく言われます。だいぶしんどいんですよ、ネタ考えるのが笑 だからネタが尽きたら投稿ストップ笑
輝生さん)息子は息子で忙しいんでねー。
政恵さん)私も忙しいねん。だから家帰ってからやってるねん。

―まぁまぁまぁ笑  実際LINEでの注文はどうですか?お友達登録が1000名突破されてますよね。
政恵さん)はい、ありがとうございます。お客様も、LINEで注文するのが楽と言ってくださいます。こちらとしても電話での聞き間違いの解消や、時間の短縮もできてよかったです。

―インスタ投稿主が政恵さんだと判明したところでもう一点気になってたんですが・・・。以前、店舗前にマスク姿のかわいいぬいぐるみを見ましたが。あれは?
政恵さん)私。笑 コロナ禍にただアルコール消毒をボンと置くだけだと何か冷たい感じがするから、何かこう・・・、なめこちゃん(ぬいぐるみのキャラクター)
にマスクさせて、「ま、アルコール消毒やってちょうだいよ♪」みたいなね笑 うちの娘が持ってたぬいぐるみがあったんで。その頃はマスクさせてたから何か可愛かってんけど、マスク外してそのまま置くと何?って感じやから、その後、冬はニット帽被せてみたり?WBCのときはユニフォーム着せてみたり?しててんけどね。

―不二家のペコちゃんみたいな感じで?笑
政恵さん)違う違う

―今日は居なかったですけど?
政恵さん)ネタ切れ。笑

―そういう演出も全部政恵さんがされてたとは。ただただ驚きです笑
政恵さん)そうですよー全部私ー!笑

俺は「池田」で

―定休日は日曜日のみですね。池田精肉店さんにとっての貴重な休日は何されてますか?
政恵さん)ほんまにバッタバタです。週1回の休みやからちょっとゆっくりしてから・・じゃない。動かんと損!?て感じで買い物行って、喫茶店行ったり、それでまた何かして・・・。それはもう息子も同じで毎週日曜日、空いてる時ないですもん。山行ったり、海行ったり。旦那もテニス行ったり、みんなそれぞれです。

―息子さんが継いでくださるのは頼もしいですね。
政恵さん)はい、もうそれはありがたいことに。小学校のときから言うてましたよ。「俺はもう”池田で”」って笑

―何か今後とりいれてみたいこと、やってみたいことはありますか?
政恵さん)働き手もだんだん少なくなってきてるから、仮に大きくしようと思っても、無理がありますよね。今、海外の方を雇用されてるところ増えてきてるじゃないですか。そういう風にできるんであれば考えていけるかもしれないですけど、いまのところ家族経営プラス来てもらってる従業員さんのキャパでやっていける範囲でなので、まだちょっとわからないですね。

―お店は新町通りや大川橋も近く、付近でのいろんな行事や時代の移り変わりを目にしてきたかと思いますが、五條市についてどのように感じますか?
政恵さん)子供の頃は、新町通りもただの古い街並みっていうだけで特に何も思いませんでしたが、今は道も綺麗に整備されて、古民家を再生したお店とかも増えてきましたよね。観光客も少しずつ増え、そういった感じでこれからもお店や観光客が増えていけばいいなと思います。駐車場の整備などは取り組んでほしいですね。でも若い世代がいなくなってしまって、何かこう、若い世代が働いていける企業や工場の誘致とか、大学とかができれば違うんでしょうけど、五條にいてても・・・て、みんな出ていっちゃうじゃないですか実際。
中央公園には市外からも子供連れが大勢遊びに来るようで、帰りにお店に寄って買って帰ってくれます。そういう公園があるのはいいなと思いますね。やっぱり人が集まるようなものがないとってことですよね。

―輝生さん、政恵さん、お母さん、本日はありがとうございました。

住  所 五條市五條1丁目9-23
電話番号 0747-22-2437
営業時間 9:30~18:45
定 休 日 日曜日・臨時休業

 


☆スタッフHのすぽっとwrite☆

家でコロッケを作ったことありません。
冷凍を揚げても大失敗。なのでワタクシ、主婦のハシクレは今後も家でコロッケを作る気も揚げる気もありません笑。だってあんなに美味しい「てづくりコロッケ・ハムカツ・串カツ・・・」が池田さんにあるんですから。

お忙しい中、つたない取材に快くお応えいただき楽しいひとときでした。なのでワタクシ、インタビュアーのハシクレは、この記事を通してお店やコロッケのこと、そしてSNSやなめこちゃんディスプレイはぜーーんぶ、政恵さん発信なんだということを少しでも多くの皆様に知ってもらえたら嬉しいです笑。

店先の“幸せコロッケ香”に包まれ出迎えてくれたあのなめこちゃんにまた会えるのを楽しみにしています♪

 

第76回 総合卸サクラ 櫻本浩士さん

 

まだまだやりたい仕事があります。

 

田園で飲食店・農家さん向けの卸売業、運送業、他にも色んなお仕事をされてます。色んな仕事の内容の幅にびっくりの連発でした。お仕事の内容を楽しそうにお話される櫻本さんにインタビューさせていただきました。

会社を初めたきっかけ

―会社の名前の由来をお聞かせ下さい。

私の出身が吉野郡で名前が櫻本なので、奈良と言えば1300年の歴史がある吉野の桜ということと、会社が長きに繁栄していくようにと名前をサクラにしました。

ーお店を経営するまではどのような仕事をされてたんですか?

今の仕事と似たような仕事の営業をしてました。

ーお店を経営しようと思ったきっかけはなんですか?

自分は経営するつもりはなかったんですよ。お客様に進められて始めました。39歳で始めて、25年間してます。自営を始める時は、親には陶器なんて売って今から厄年の年に入るのにと言われました。ただ私自身育った南和の地で頑張っておられる飲食店や農家の方々に少しでも役に立てるように地域の町づくりに協力出来たらいいなと思い今も続けております。

―どんなお仕事から始めたんですか?

業務用の陶器から初めました。窒元の有田に行って有田焼の勉強もしました。それから、印刷関係の仕事を始めまして農家さんのパンフレットや飲食店のメニュー表も始めました。1日の営業として朝3時位に起きて飲食店やキャンプ場に食器や制服のカタログをポスティングしてました。ただ新しく仕入れの取引をしてもらいたいんですが取引してくれないんですよ・・・とにかく最初はお金がなくて苦労しました。

総合卸サクラ(卸業)とは

ーどのような内容のお仕事をされてます?
新しいお店を開店する時に必要な、看板、名刺、パンフレット、名刺、のぼり、暖簾、食器、お盆、スプーン、ラップ、洗剤、冷蔵庫、ゴミ袋、制服、事務用品、レジ等必要な物をすべてを揃えさしていただいております。

高野山のお寺などに行ったら精進料理などが出てくると思うのですが、その際に使用する机や椅子をメーカーに発注して納品しております。最初は仕入れ先が少なかったですが、今では全国から色んな産地の漆器、陶器、木製品が取り扱い出来るようになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

さくら五條トランスポート(運送業)

ーどのような仕事なんですか?
スポットチャーター便・軽バン・チルドです。365日定期的な仕事や当日に引取に行って即日納品の仕事もあります。時間は早朝朝からというのが多いですね。

ー駐車場の車は冷凍車なんですか?
そうですよ。アイスクリームやおもに冷凍食品を冷凍車で運んでます。会社の倉庫からお客様の倉庫や配送センターにに納品しております。
また、飲食店のセントラルキッチンに出向き焼肉屋さんの各店舗に食材を配送しております。個人宅の配送ではなく業者間の配送ですね。
朝早いのが多いです。京都から白浜までの配達でしたら、朝1:00五條を出て朝3:00に倉庫で荷物を積んでお客様の所に朝7:00納品という依頼が来ます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

災害の時が一番忙しいです。

ー災害の場所に行くんですか?
コンビニの商品がなくなりますので、商品を倉庫に取りに行って運びます。高速道路で雪や事故で、冷凍食品を積んだ大型車が渋滞に巻き込まれた時は、その場所まで軽の冷凍車で取りに行きまして積み替えて各地に振り分けてもらうこともありますね。

ー大変ですね?
仕事をいただけるだけでありがたいです。
介護施設の配送の仕事が入ってきまして、愛知や三重に運ぶようになってました食材を冷凍車に積み替えて私達が下の道を使って運びます。
この辺でしたら大和郡山の食品会社まで商品を取りに行って運ぶ事が多いですね。

介護施設の入居者さん利用者さんの食材などを運んでいるので、遅れる事は出来ないですし冬は大変です。雪や大雨、台風だからと止めれない仕事です。お昼ご飯の食材を運んでますので持って行かないとご飯を食べれないじゃないですか・・・

ー人助けの仕事ですね?
いやいや ありがたいですね。

ー運送の幅が多すぎますね?
色んな運送の仕事がありますからね。
大阪でビルを建ててましたら電気関係の部品を運びます。
大型商業施設での食のイベントの食材も運んでます。ラーメンのだしを運んだりしますよ。
裏の方が分かってくるので楽しいですよ。

一番大変なのは何ですか?
大阪市内のビルの中にあるの飲食店に食材を納品するのに、ビルの裏口から入らないといけないので、行きはいいんですが帰りはビルの中をウロウロして、車までたどり着くのが大変です。

ーどのような荷物を配送されているのですか?

野菜を配送会社からお惣菜を加工工場へ運んだり、豆腐やお寿司を直売所へ運び陳列したりもあります。後、コロナワクチンの配送もあります。

ーコロナワクチンを運ぶんですか?
コロナワクチンを置いてる配送センターに取りに行き各自治体の接種会場まで運びます。
ワクチンを運ぶのに、-70度で運ばないといけないんですが、そんな冷凍車はないので、ワクチンを専用の保冷箱に入れて温度を安定させて運びます。ワクチンを運ぼうと思ってまして1台車を用意しました。仕事が続くといいなぁと思いまして・・・・

ー時間以内に運ばないと駄目ですね
そうですね そこは大変ですが、ドライバーさんに頑張って頂いております。

ー運送の仕事で大変だった仕事はありますか?
年を取ってきたので、マンションとかエレベーターのない所あるじゃないですか階段を使って重たい物を運ぶのは大変で、そんな仕事は受けないようにしてます。

―色んな仕事をしてますね

奈良県には軽の保冷庫を持っている所は少ないようで、ありがたい事に仕事の依頼は来ます。保冷車は今は10台位あります。依頼がきてもドライバーが居なくて断ること事もあります。毎日の仕事の中で学校給食の食材を運んだりしてます。

ポリストアーさくらとは

インターネットでポリ袋の通販サイトをしておりますが、今は少しリニューアル中で休んでおります。近日に更新する予定です。

ーこの仕事をして良かったことは何ですか?
災害の時に食材を運んでいたら喜んでくれました。コロナの頃は他府県ナンバーなのですごく嫌がられました。
今でも言われますよ

ーやりがいはありますか?
難しいですね。
商売というかお仕事が好きなんで、儲けるのが下手なんですよ。
仕事の依頼を言ってきてくれるのが嬉しいです
電話がならなかったら、壊れてんのかって思います。
コロナ渦でマスク、手袋がない時は当社に在庫がありましたのでお客様に無事提供出来ました。通常で在庫していた分がすぐに売り切れました。そこからなかなか入荷しなくて大変でした。

ーコロナ渦がましになって商売はどうですか?
今は商売がよめないです
駄目ですね。
飲食店を辞める方が多く厳しいですね。
一般家庭の方が外食に行く回数が半分になってますね
結婚式も小人数、お葬式も家族葬に変わってきまして朝昼夜とお弁当が出るのも最近はあまりなくなってきました。元に戻すのは無理なんです。

今はケーキなどを保冷車で運ぶ仕事が定期的にきて助かってます。
何が売れるか分からない時代ですからね?私はたまたま当たったんです。私が仕事で思いついたのは、コロナワクチンを運ぶ位ですかね。読みがいいなとよく言われます。

昔は結婚式が多かったから食器もよく売れました。
日曜日の大安でしたら、結婚式を1日に3組位してましたので、食器が300~500枚位必要なんですよ。
忙しいから、お皿を割る事が多くよく売れました。
何でそんな売れるのとよく言われました。
100均の器に高級料理を盛り付けても美味しそうに見えないんですよ。いい食事には良い食器で料理を出していただきたいです。

ーこんなに仕事内容がありますと事務員さんも大変ですね?

事務員さんは僕がどんな内容の仕事をしているか知らないんです。私自身が管理して指示を出しております。事務も勘定科目が多く科目を分けるのが大変で外部の人間に頼んでます事務員さんは皆さん優しくて長い事来てくれてます。本間いい人ばかりです。

ーこれからどうしたいですか?
今の現状のまま、楽しく続けたいです。

ー大型のトラックの運転をもうすぐ2人で交代で運転するようになりますよね?
うちは忙しくなります。
大型トラックが中継するので、そこに私たちが軽で行きまして、荷物を降ろして色んな場所に運びます。

ー五條市に対して思われる事はありますか?
当社としては卸の商売してるのですか、お店屋はそれの下にあるじゃないですか?どんどん店を閉めて行くじゃないですか。
五條から出て買い物に行くのは便利でいいんですが、外から五條市に来てくれるようにしないといけないですね。子供さんが居てないし、若い人は五條から出ていくじゃないですか。
学校も合併して行ってますね。
夜8時になるとご飯を食べに行こうとしたら、行く所がないじゃないですか?外からお客様に来ていただいて、お買い物をしてほしいです。

総合卸サクラ
住所 奈良県五條市田園3-10-5
TEL 0747-26-1117 FAX0747-26-1118
卸売業
             さくら五條トランス
          住所 奈良県五條市田園3-10-5
        TEL 0747-22-1511 FAX 0747-26-1118
                 配送業

 

スタッフの感想
櫻本さんがどんな仕事をしてるのか?興味津々で伺いました。
お話を聞かせていただきまして、私が思ってた内容のお仕事と違いまして、驚かされっぱなしでした。
インタビューの初めから終わりまで、笑いっぱなしで楽しい時間をありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

第75回 カフェ新町ミント 松山幸藏さん 松山明美さん

きっかけはリノベーション
そこから始まり広がる新たな楽しさ

 

猛暑日が続く8月、新町通りでお店を始めたという「ミント」さんを取材。お店の軒先に吊られた風鈴が少しだけ暑さと緊張を和らげてくれました。暖簾をくぐると店内は開放感と趣ある素敵な空間。心地よい音楽が流れる中、出迎えてくださった店主の松山幸藏さんと奥様の明美さんにインタビューさせていただきました。

カウンターを置いてみたら

―こちらのお店はいつオープンされたんですか?
松山幸藏さん 以下 幸藏さん)去年の8月2日です。

―8月2日、今日?!、本日1周年ってことですか?!
幸藏さん)はい、そうです。

―おめでとうございます。
幸藏さん)ありがとうございます。

―現在、日曜日のみの営業ということですが、今日(水曜日)はわざわざお店を開けていただきありがとうございます。
幸藏さん)いえいえ。オープンから2か月ほどは私の仕事が休みの水曜と日曜にお店を開けてたんですが、そうすると、他の用事ができないんでね、例えば病院へ行ったりとか・・・。それで日曜日だけにしようってことになったんです。

―お仕事とおっしゃいますと?
幸藏さん)週5日、大阪の輸入車のディーラーさんへ回送係の仕事に行っています。
お客様の車を車検や修理のために引き取りに行って、工場へ持って行って、修理、点検が終わるとまたお客様のところへお届けする係です。京都や大阪、いろいろな地域へ行きます。

―長年そのお仕事をされてらっしゃるんですか?
幸藏さん)いえ、以前は輸入車メーカーで整備士として働いてたんですが、2009年に会社がこう・・・、パタッとなりまして。そこで、今の会社が回送係を募集していたので、派遣会社を通じて行かせてもらうようになりました。

―お勤めをされながらお店を始めることになった経緯を聞かせてください。
幸藏さん)この建屋がボロボロで雨漏りもしていて、もしこの先、台風や地震

があったときの事を考えると、子供達に負担がかかると思いリノベーションすることにしたんです。工務店の方と打ち合わせをして、とりあえず二階部分をなくして吹き抜けにしようということでご覧の様にどーんと吹き抜けにして。で、そのあと、このスペースを(現在のカウンター付近)どうしようか・・・ってときに、工務店さんから「ちょっとカウンターとかキッチンなんかを置いてもいいんじゃないですかね」って言われて。で、私も、まぁそんなんあってもえーかなくらいの気持ちで進めていったんです。

―喫茶店をしようと思ってリノベした訳ではなかったということですね。
幸藏さん)全く、そんなつもりはなかったんです。何かしたいなって言うのは多少はありましたけど、そんな強くは思ってなくて、車とかバイクが好きなんでそういうのをここでいじれたら・・・とか、そういうぼやっとしたイメージはありました。私の「何かしたい」構想と、工務店さんの「何かした方がいいですよ」が合わさっていったんですかね。でも実際カウンターと流しが入ると、あ、ここでコーヒー飲めて、好きなジャズも聞ける。なかなかいいなと思ったんですよ。で、こんなかたちになりました。

開店までの道のり

―構想が固まってからのスケジュールは?
幸藏さん)一昨年(2021年)12月に工事が始まって翌年4月に完成。そこから色々準備をして、7月に知り合いや親戚をよんでプレオープン。8月に正式に・・・といっても告知等は一切せずこそっとオープンしました笑  工事が終ってからの準備がね、結構大変で、全くの素人だったので何かを選ぶにしてもどれを選んでいいのか、どういう感じでいったらいいのか・・・。でもその後たまたま行った家具屋さんや電気屋さんで何かいい感じのものがあったので、これえぇやん、これもええやんって感じでとんとんと決まって揃えました。
コーヒーのマシンとかはね、もともと家にあったやつです。うち親戚も多くてお客様もたくさん来るんで、普段からよくコーヒーはいれてたんです。

―オープン当初の思い出は?
幸藏さん)やっぱり緊張しました。お客様が来られたらまず水とおしぼりを出して、動線をどうしてとか、豆をどうしてとかね。オープンの告知もしてなかったですし、通りがかりの人が気付いて入ってきてくれるって感じで、メニューもコーヒー、紅茶、コーラくらいに絞って何とかやれてたって感じでした。

―1年経った今、いかがですか?
幸藏さん)ま、ぼちぼちって感じです。常連さんもちょっとずつ増えてきました。車関係の仕事のお客さん、あと、毎朝の通勤で知り合った方がいて、こんなん(店)しますねんって言ったら来てくれたり、観光客の方も入ってくれるようになりました。

―手作りのケーキは、営業日の前日にご準備されるんですか?
松山明美さん 以下明美さん)土曜の晩から寝やんと焼きます。夜から作り始めて5~6種類くらいかな。

―寝やんと?! 5~6種類?! でもメニューにはケーキが載ってないですね?
幸藏さん)1年間はお試しで様子みてみよってことで、ドリンク注文のお客様にはケーキをいくつか無償でお出ししてたんです。
明美さん)そう、お試し中なんで。喜んでもらえたらそれでいいの。「いいんですか?!」ってびっくりされたりしますけど笑

―はい、私もびっくりしてます笑 奥様は昔からケーキ作りをよくされてたんですか?
明美さん)はい、昔から食べるのも作るのも好きで笑 だからほんとはもっと若い時にお店をしたかったんですけど、この歳になって、これからゆっくりしようって思てたときにお店することになって・・・笑。それもコーヒーなんていれたことないお父さんがお店するって言うんやもん笑。でも何かお手伝いできるかなと思ってね。

―ご主人・・・、コーヒーいれたことなかったんですか?笑
幸藏さん)ないです笑 店するまでは仕事から帰ってきてご飯食べてお酒飲んで、しばらくしたら奥さんに「コーヒーいれて」って。しばらくしたら「何か甘いもんない?」って。そう・・・私「何もしない人」やったんです笑

―そのご主人が今は喫茶のマスター!
明美さん)そうそう笑
幸藏さん)コーヒー屋さんのHPやYouTubeを見て、豆の量、湯の量、温度、蒸らす時間等を研究して試行錯誤を繰り返し・・・の末、結構味にうるさい息子達も美味しいと言ってくれたんで、ま、何とかいけてるのかなと笑

―息子さん達はお店を始めるにあたってどのように?
幸藏さん)「ちゃんとやらなあかんで」って笑。もう、何かすごい怒られました笑 「何をどうして、どうするのか、ちゃんと決めたんか?」「ほんまに、ちゃんとできるんか?」と笑。ま、それまで何もしたことない・・・、飲食に関わる仕事なんてもちろん、それこそコーヒーなんていれたことない人間が急にそんなことできるのかって事だったんでしょうね。

―今、美味しいコーヒー、いただいております笑
幸藏さん)ありがとうございます笑。

バイク、ケーキ、あいみょん。

―奥様はケーキ作り、ご主人は車やバイク、ジャズがお好きとのことですが、「スイーツ」に関してはご夫婦で色々お店巡りをされてるそうですね。
明美さん)そうですね、ケーキ屋、パン屋巡りは結構しますね。私達、案外、食の好みが合うんですよ。嫌いな食べものも一緒やし、昔は信州までお蕎麦を食べに行ったりとかもしてたのよ。お父さんが車でどこへでも連れてってくれるからほんま嬉しい。
幸藏さん)車の運転は好きなんで、どこでも行きます。
明美さん)三田にスイーツの街があるんです。ケーキだけじゃなく、チョコレート専門店とかアイスの専門店とかいろんなお店が一帯にあって一日遊べそうな街。 そこへも朝早くから出かけて、並んでジェラート食べたり、子供に買って帰ったり、お父さんもほんまスイーツ好き。仕事のお昼休みにも色々買いに行って写真載せてるみたいで、それ(SNS)を見た友達が「幸藏さん、また何か買って食べてるで」って教えてくれるんです笑

―大阪だとたくさんお店もありますもんね?
幸藏さん)そうですね。今の職場のある大阪西区エリアも美味しいケーキ屋さんの激戦区で、よく昼休みに自転車で買いに行くんですよ。そのときディーラーのジャンパー着てるからお店の人がすぐ顔覚えてくれて笑。今から10年くらい前に、扇町のフランス菓子のお店に感動したのがきっかけで、それまでちょこちょこ買いに行く程度だったのが食べログとかで調べていろんなお店に頻繁に行くようになったんです。

―ジャズについては?
幸藏さん)ジャズはもうずっと昔から聞いてて。お店するにあたって何度も日本橋に行ってスピーカーを決めてきました。これはJBLっていうジャズにマッチしたアメリカのスピーカー。あと私の好きなアーティストのポスターを取り寄せて飾ったりしてここは、ま、私の趣味的なスペースでもある訳です。だから家に帰って食事を終えたらもうここに来て、コーヒーやお酒を飲みながらゆっくりジャズを聞きます。あと、中島みゆき、あいみょん

―あいみょんも聞くんですね!?
幸藏さん)聞きます聞きます。もう1個の方のスピーカーで聞くとね、ほんと、あいみょんがその場で歌ってるかのように聞こえるんですよ。初めてYouTubeであいみょんを聞いた時からこの子すごいなーって思ってて、そしたらその後ドーンと売れて笑

―食後もここに来て・・・。この場所を楽しんでらっしゃるんですね。
幸藏さん)はい。そこがいちばん大きいです笑 自分が楽しめてるこの場所に、お客さんが来てくれて、音楽とか、車、バイク、スイーツの話をできるのがとても楽しいです。このお店のこれが美味しいよとか、パンでも総菜系やハード系いろいろありますし、お酒だったら奈良の日本酒も色々飲んだので、お話できるかなと。教えてあげられること、逆に私もお客さんから教えてもらえることがうれしいんです。

―行く行くは平日のオープンもお考えですか?
幸藏さん)そうですね、私ももうすぐ70歳になるんで体力、視力、運転の技術の問題もでてきます。お客様の大切なお車、さらに輸入車は500~600万、中には1000万する車もありますからね。年々、より慎重に運転することを心掛けていますが、ディーラーさん側の判断もありますし、いつまで契約してもらえるのか、あるいは出勤日数を減らしてもらえるかなど相談していこうと思っています。少し余裕ができてきたら、だんだんこっちがメインになってお店開ける日も増やせるかと思います。

次は釜めし?クラフトビール?

―新町ミントという店名の由来は?
幸藏さん)店名は何がいいかっていろいろまぁ、家族会議で相談して・・・。で、私、虫が嫌いなんですよ。大阪って虫あんまりいないでしょ、こっちきたら、すぐそこが河原で、蚊、蜂、いろいろいてて。今はさすがに少しは慣れましたけどね。で、そこから、ミントって虫除けになるなっていうの新町通りで「新町ミント」。
あと、ミントってお菓子にも使うでしょ、奥さんもミントのケーキを作りますし、飾りにも使ってますので。

―「虫除け」の意味が含まれてたとは笑 五條市は自然豊かですからね、虫もたくさんいます笑
幸藏さん)私は元々大阪の人間でここには養子で来させてもらったんです。ずっと会社と家の往復で朝早く出て夜遅く帰ってくる生活が長かったですから、五條のことは最近ようやく色々分かって来た感じなんです。

―これからお店で取り入れたいことや考案中のものはありますか?
幸藏さん)かき氷ありますか?って来てくれるんで、それも考えようかなと。あと、ランチ的なものができればいいですね。

―ランチ、ぜひ♪ 奥様お料理好きとのことですし。
明美さん)いや~そんなん無理やわ~笑 主人が仕事辞めて完全にここってなったらまたそのとき考えよかな~。
幸藏さん)前に釜めしとか天ぷらとかだし巻とか色々作って親戚に食べてもらったりはしたんですよ。お試しで。

―釜めし、だし巻・・・ご主人、日本酒も色々ご存知とのことですし、奥様のお料理でお酒も進むのではないですか?
幸藏さん)はい。でも手術してからは控え目で・・・。私3年前に大病してね、それからいろんなことをぼちぼちしょうかなって考えになったんです。
明美さん)そう、病気してね。10キロくらい痩せたよね?お父さん、ここ(五條)に来てくれて今まで一生懸命、頑張ってくれたから、これからの人生は自分の好きなことしてくれたらいいと思ってね。
幸藏さん)病気してへんかったらこんなんしてへんだかもね笑
明美さん)
バイクで走り回ってたんちゃう?笑
幸藏さん)そうやな~
。休みならツーリングとか?
明美さん)偶然かもしれないけど、車好き、音楽好きな人が来てくれたり、あと今度カフェを始めたいって方が来てくれたことがあって、とっても話が弾んでお父さんも喜んでるのを見ると嬉しくて。だから私はちょっと出てきてお手伝いさせてもらってるだけ。
幸藏さん)今、クラフトビール巡りも楽しみのひとつで。私に資金力があったらねぇ、新町でクラフトビールのお店もしたいんですけど・・・笑

―ぜひ、クラフトビールのお店してください!その時はまた取材に来ます!笑
幸藏さん)そんなん無理無理~

―五條市についてどういったことを感じますか?
幸藏さん)大阪から最初来たときはなんて静かなとこなんだと。 風景や街並みも綺麗で大阪のガヤガヤが当たり前だった私にとっては静かだなーという印象でした。
明美さん)私はずっと暮らしてきたからそんなんも当たり前に思ってた。交通の便が不便やなと思ってましたけど。
幸藏さん)私が五條に来た頃は、まだ電車の本数も結構あったけど、今はかなり減ってるでしょ。
明美さん)雨とか風でよく電車停まってるでしょう?あれは困るよね、通勤、通学の人が難儀してるもん。そういうの改善策考えてあげてほしいよね。
幸藏さん)交通の便ね・・・ま、不便だからこそ、この風景が保ててるかもしれないですしね。大阪はやっぱり雑踏の中という感じですからね。今はアマゾンとか楽天でどこに居ても何でも買える時代だし、住むにはこういう街がいいかもしれませんね。

―幸藏さん、明美さん、本日はありがとうございました。

喫茶 新町ミント
  住      所 〒637-0043
奈良県五條市新町1丁目11-6
  営   業   日  日曜日
  営 業 時 間 10:00~17:00
  駐 車 場

☆スタッフHのすぽっとwrite☆

「お試し中なんで・・・。」そういって出してくださったケーキはどれも本格的。
なかでも初めて食べたミントのケーキが美味しくて印象に残りました。
美味しいコーヒーとケーキをいただきながら教えてもらったスイーツ、パン、お食事、たこ焼き・・・の美味しいお店など、おふたりのその情報量といったらほんとにすごくて、取材後もペンが走る走る笑 いや~お腹も心も情報も満たされました。

これから私も忙しくなりそうです。教えてもらったお店、「お試し」に行かないと♪

 

 

第74回みつ葉接骨院 多賀野 葉子さん

明日も元気に笑顔で過ごせるようお手伝いさせて頂きます。

みつ葉接骨院の名前は、お母さまの光代のみつと葉子さんの葉をとってつけられました。
接骨院を一度は開院するのを辞めようとしますが、ある事がきっかけで開院する事を決意します。
お話を聞かせていただきました。

 

接骨院の開院のきっかけ

いつから接骨院を開院されたのですか?

6年前の2017年4/19から初めました。

接骨院を始めようと思ったきっかけは何ですか?

兄が6年前に亡くなったんですが、兄の病気が見つかった時、私が接骨院を開院しようと思ってましたが、こんな事をしてる場合ではないと思い開院するのを辞めようかと思っていましたが、兄を一人にできないので親に兄の側に居て私が働いてる姿を見せてあげて、元気づけるではないですが、一人になると色々考えてしまうので側に居てくれたら安心するからと言ってくれたので開院するきっかけになりました。

接骨院を開院するまでは?

専門学校入学~5年程接骨院で働いておりその後デイサービスで機能訓練士として働きました。
そろそろ接骨院を開院しようかなと親に話はしてまして、タイミングが兄の病気と重なり背中を押してくれました。

保険治療ではどのような治療をしてますか?

一番悩みが多いのは、膝の痛みと腰の痛みです。接骨院は急性を扱うものです。肩こりは自費治療です。朝から急に肩があがらない場合等は保険適応となります。腰痛は、急性の時さわって熱感があれば冷やして超音波治療、動かせるようになればストレッチ、お家でもして下さいとお伝えさしてもらってます。基本的には電気、筋肉をほぐす主技。超音波をあてさしてもらいます。痛みがひどい時は、毎日来ていただくのがいいですが、ましになって痛みを忘れる期間が増えてきたら、週に2回、だいぶましになれば予防の為に週1回通ってくれてる方も居ます。皆さん仕事がありますので、日頃のケアが大事です。ストレッチをしてください。
私の仕事は、治す事ではなく治すお手伝いをする事だと思ってます。身体を温める事、栄養をしっかり取る事、内臓が元気じゃないと駄目です。
急性の場合最悪お酒は控えてください。お酒を飲むと、血流がよくなりますので余計痛みがきつくなります。身体を休める事が一番いいです。シップは冷やす効果はないです。袋に氷を入れて冷やすのが1番いいです。食材を買った時についている保冷剤で冷やすのは止めてください低温火傷をしてしまいます。温めると逆効果になるので、腰を痛めた時は、お風呂に入らない方がいいです。シャワーだけにしてほしいです。一番は安静です。
長時間座っている時は、貧乏ゆすりがいいです。立ち仕事の人は段差に足をかけたりするながら運動がいいです。物を取ったりする時は、しゃがんで取るようにしましょう。継続するのがいいです。

 

 

 

 

 

 

 

自費治療とは

自費施術をしてるんですね?どのような事をされてますか?

マッサージは好きなので、身体をほぐしたり、マッサージを長めにして背骨の矯正をしたりします。 私は柔道をしてきてケガが多かったので、吸い玉の治療が良かったのでお薦めです。
接骨院ですが、接骨院って感じが嫌で、女性の来やすい雰囲気にしたかったのでカフェを巡り内観をカフェ風にしました。女性の方に来て欲しいです。

よもぎ蒸しを始めるんですね

4月からよもぎ蒸し治療を始めました。私が柔道を辞めてから女性特有の不調が出てきました。だいぶ苦労しました。生理前のPMSの症状が出て来て不安な気持ちになったりするのが出てきまして。そんな時に、よもぎ蒸しを試しましたら無くなりましたが、また次の身体の不調の悩みが出てくると思うので・・・女性の身体の悩みが出る一発目が、30歳を過ぎてからです。最近友達と会っても身体の事ばかり話してます。50代の方でも、私の思いは5年後、10年後元気でいてほしいです。一緒に頑張りましょうという思いです。60代、70代になるとまた他の悩みが出てくるので考えていきたいです。女性は男性の何倍も頭を使うので、ずっと動いてますので、仕事、家庭、育児の事がありますので睡眠不足になったりします。カフェとかでおしゃべりするのもいい事ですよ。

よもぎ蒸しに向いてる方はどんな方ですか?

身体の冷えが頭痛、肩こりに繋がりますし、よもぎの独特ないいにおいがするので40~50分間、携帯も触らないで無で実感してほしいです。そんな時間は、中々ないと思うので自分を見つめなおすにはいい時間です。私が去年結婚しまして、子供を授かりたいと思ってまして。どんな効果があるのか自分に対する挑戦です。よもぎ蒸しは妊活にもお薦めしてます。分かりやすく言いますと(温かい布団で寝るじゃないですか?子供に冷たい布団で寝かせるんかって)聞くんですよ。温かい布団を用意する為によもぎ蒸しをして温めましょう。冷えが一番大敵です。悩んでる方に挑戦して頂けたらと思います。

どれくらいの期間できたらいいですか?

治療には少し金額はかかりますができれば週に1回は来てほしいです。改善が早いです。回数券を買っていただいたら少し安くなりますので試してほしいです。薬の飲む量を減らせたり、マッサージに行くのを減らせたりできるので、プラマイゼロになり、身体を改善してくれます。花粉症の方にもいいです。マントを頭までかぶってもらいよもぎを吸い込んでもらって、免疫力をあげるので改善になります。

いつから始めるのがいいですか?

いつから始めてもいいですが。お薦めは夏から始めてほしいです。冬の冷えは夏が勝負です。内臓を冷やしてしまうので、秋口にしんどくなり、冬にもっとしんどくなります。で春が来てまた調子が悪くなります。吸い玉は、肩が凝りすぎて吐き気がある時は敵面で効いてくれて、肩は凝るけどましになり冬を乗り切れた方が予防に3週間に1回位来られます。

若いから気をつけないといけない

若いから大丈夫とよく言われますが、若いから気をつけないといけないんです。年齢順に亡くなってしまうのではなく、いつどうなるか分からないので。

今は若い人の方が身体が弱くないですか?

今は情報が多すぎて不安になりますね。この3年間プラスに言うのは大変でした。患者さんがコロナの話ばかりで、同じように言うてたら駄目なんで、大丈夫とプラスに言い続けていました。一年目は毎日コロナの会話で結構大変でした。不安だし患者さんは来なくなりますし。少し経てば患者さんは来てくれました。家にずっと居ないといけないから肩が痛いとの事で来てくれました。
30代から90代の方まで幅広く来院して下さります。年代に寄って悩みが違います。

どのように広げたんですか?

インスタ、チラシのポスティング、看板とかではなく、一番は口コミで広がって、患者さんにお任せして、お客様が来てくれるようになりました。初めは、スポーツ障害みたいな接骨院をしようと始めましたが、自分の身体の不調が出て来て方向転換しました。

これから先はどんな事をしようと思ってますか?

将来的には妊娠、出産を経験し、勉強した後産後ケア等もしたいと考えています。今は経験してないので説得力がないと思うので40代にはしたいです。年齢によって私もしたい事は変わってると思います。

前向きですね

前向きにしないとしんどいじゃないですか?私はネガティブになると疲れるからしんどいから逃げてしまいます。私はこんな事言ってますが、毎日お腹の調子が悪いんですよ。あの人にきつい事言ってしまったなとか、こんな事出来たらなとか考えてない振りしてどこかで考えてるんですよね。根っからのポジティブではなくポジティブにしてるんです・・・・この仕事をしてたらため息なんついてたら駄目ですからね。

今の仕事をしていて良かったと思う事はありますか?

しんどい方のお話を聞いていて、その方が泣いてくれたんです。私がたまに泣きたくなって涙を流すんですが、泣くとスッキリするじゃないですか。前から何か話したいことがあるんだなって思ってまして、吐き出してくれたんです。涙って大事じゃないですか?嬉しかったです。患者さんの腰の痛みがなくなったり、疲れがなくなったりされて毎日喜びは何かしらあります。

このお仕事は楽しいですか?

幸せかなと思います。一人でしてますし、人間関係の問題もないですしね。隣に両親も居てますので。幸せな環境だと思います。

この仕事につけたの恩師のおかげです

この資格を取ろうと決めたのは、大学卒業の半年前です。それまで一切何も考えてなくてずっと柔道をしたかったんですが、身体がボロボロでもう柔道は続ける事が無理で。就職もどうしょうかなと思ってまして。お世話になった五條東中学校の柔道の先生が恩師で、その方の知り合いの方がこんな仕事どうやって言うてくれまして。その先生にお前の性格上警察官には向いてない人と話をするのが好きやからそっちにいく方がいいと言われました。その人のおかげでまさかこんなに続けれれてるとは・・

いつから柔道をしてたんですか?

4歳から26歳までしてましたので、22年間位してました。楽しいなと思ってしていたのは小4位までです。それからは成績を残さないといけないので、大学時代が一番しんどかったです。勝たないとあかんけど勝てないし身体もボロボロですし。まだ根性論の時で、中学生の時靭帯を損傷しましたがその日に動けないからとギブスを外しました。その時きちんと治しておけば靭帯がグラグラにはなってないです。今となっては好きです。いいスポーツですね。

 

 

 

 

 

 

 

今までいい人に巡り会えて来ましたね

人と関わる事に関してはいい人に恵まれてます。怒る時は怒ってくれますしありがたいですしね。今仲良くしてくれてる人もいい人です。

この仕事のやりがいは何ですか?

患者さんを治療して身体の痛みがなくなってくれる事と、疲れが取れてくれる事です。自分自身を見つめ直す事が出来ます。自分の為になります。

皆さんに伝えたいこと

人間は我慢が一番良くない事です。痛みにしろ疲れにしろどっかで言えなかったら来てくださいと言ってます。怪我をして、後悔してる事は山ほどあると思うんですよ。何であの時あーせんかったんやろとかあの時見つめ直してしてたらとか・・・

兄は強い人でした。

何であの時兄は言わなかったんやろ痛いともしんどいとも・・・兄貴は、最強に強い人間でした。小さい時から怪我しても痛いと言わない。しんどくてもしんどいと言わない。兄貴は根性の塊りの人間で兄貴は根性があり、私は根性がないと言われ続けました。
兄の病気が分かったのは7年前の10月でステージ4でスキルス性胃がんで進行性でした。ずっと胃は痛かったみたいですが、普通でしたらだいぶしんどいはずなんですが1年位37.5度の微熱があるのにしんどくないから病院に行かず、さすがに周りにも病院に行った方がいいと言われて行きましたら余命3か月と言われました。リンパに転移してるから手術もできないし、がん細胞が強いので抗がん剤は効きませんしずっと元気で亡くなる3週間前まで遊んで楽しく過ごしてました。
一番我慢する事が良くないです。痛い事を痛いと言わない事が結果良くないじゃないですか?私でしたら、痛い時は痛いというので、すぐに病院行きますし。たまにしんどいのか寝てました。それでも39度熱がある感じで、何も言わないし、最後まで弱音を吐かなかったです。兄が1回だけ泣いた姿を見ました。親を頼んでおくと言われました。医者にも、ごまかさないで正直に言うてくれと、それを聞いた上で判断したんでしょうね。その1年間は好きな事してましたよ。1日10食位食べてました。
それまでは、兄の事はあまり好きではなかったです。きつい性格でしたので。私より数倍きつい性格だし、言いたい事は言うし言われたくないことも言われますからしょっちゅう泣いてました。私以外には優しい人でしたよ、妹だからきついだけで。
1年間であんな格好をみせられると惚れてしまうほどでした。
若いから大丈夫じゃなくて痛みを我慢しない。病院に行ったり誰かに寄り添ってほしいです。兄が亡くなってしまうと親がとても可哀想でした。子供が親を見送るのが当然なんで・・子供は先にいってしまったら駄目です。兄の人柄で、お葬式にはたくさんの人が来てくれました。沢山の方に見送られて幸せ者でした。若いから大丈夫ではなく、若いから気をつけないといけないとお年寄りはの方はお孫さん達に言ってほしいです。

五條市に対してどのような事を思われますか?

いい所があるの勿体ないです。シダアリーナってすばらしい所だし、新しい市役所もありますのに。今ならWBCで日本が勝利したのですから、五條市出身の岡本和真さんをうんだ町なんで五條の事を知らすチャンスだと思います。呼んだりしたらどうかなと思います。私もスポーツしてたからなんか寂しいです。五條をもっと盛り上げてほしいです。

お年寄りの声ですが
病院が少ないし、補助がない。五條バスセンターから南奈良の病院まで行くのに2時間位かかるんですよ。お年寄りは子供さんに連れってもらうのも気を使うから、行くのを諦めて家に居てしまうんですよ。自然も綺麗だし、勿体ないと思います。

みつ葉接骨院 
                 住所           奈良県五條市新町1-7-28                           
          電話     0747-27-1031       

受付時間 AM9:00~PM7:00  最終受付PM6:00

   日曜のみ AM9:00~PM2:00 最終受付PM1:00

休日   月・火・祝

 

スタッフの感想

初めてお会いした時から、親しみやすくて明るい葉子さん。
インタビュー途中も、喋り過ぎて話が何度かそれてしまったりで・・
身体を治すお手伝いをしてくれるだけではなく、お話をしてますと元気をくれる方です。
接骨院を開院する前から、色んな事がありましたが明るく前向きな姿を見て、私も見習わなければと思いました。
インタビュー後よもぎ蒸しに通い始めました。夏に向けて強い身体になりますように‼

 

 

 

 

 

第70回かどや 森脇孝子さん 津積絵美さん

 

 化粧のちからで心豊かな人生を応援します

 

娘さんの代で3代目となるかどやさん 娘さんとお母さまが二人で仲良く楽しくお店をしてます。お店が出来た経緯を教えていただきました。

いつからお店を始められましたか?

65年前位からです。

お母さま)先代の父と母が始めました。元々橋本の隅田に住んでおり、百姓もしていました。ところが父が病気を患い、和歌山県庁の仕事を辞め、牛乳の販売と処理場をしていた親戚の片岡牛乳さんから土地を買い取ってこの場所でお店を始めました。その当時はこの周辺は南都銀行、郵便局、NTTがあり賑やかだったそうです。
先代の父は、京都工
芸繊維大学出身で繊維の勉強をしていた関係で、下着はワコール、服はレナウンがいいと取引を考えた人です。お店の開店の初期は足袋、和装小物を販売してたようです。お店の2階に福助の人形があり今でも大切にしています。
そこから資生堂、カネボウ、マックスファクターの化粧品を始めていきました。

お母さまはいつからお店にいてますか?

主人と結婚してからお嫁に来て40年以上です。

お母さま)主人が学校に勤めてましたので、私がお店を手伝うようになりました。お店はその頃資生堂花椿クラブのチェーン店になっておりまして一から化粧品の勉強をしました。資格を取得するのに、奈良まで何日も通いました。その頃は、エリクシール、リバイタル・ドルックス・クインテスの商品がありました。正社員の方が2人居て、母と私と4人でお店をしてました。一人前になるまでに化粧品の知識と技術がいりますので2年はかかります。

娘さんはいつからお店で働いてるんですか?

大学を出てから20年以上居ます。

お店を手伝いながら資生堂ビューティーアドバイザーの資格、一般社団法人日本エステティック協会のフェイシャルエステシャンの資格を取得してます。娘が、お店を手伝う事に先代の社長はすごく喜んでました。

お客様はどのような年齢層が多いですか?

年齢層は高齢の方が多いです。

お母さま)一度お店に来られた方は長い間来てくれます。一人暮らしのお年寄りが多いので、化粧品を購入に来られて、世間話をされて憩いの場になっております。五條市から引っ越しされた方や、その方の娘さんも来てくれます。

お薦めの商品はありますか?

お母さま・娘さん)取り扱いの化粧品は資生堂、カネボウですが当店ではカウンセリングをして対面販売する専門店の化粧品店です。お客様の一人一人のお肌の悩みをよくお伺いしてお客様の気持ちに寄り添う事です。その悩みを解決するお手入れ方法や、綺麗になる為の商品や使い方を丁寧に紹介してます。店頭機器を使って肌診断も実施してます。毎月実施するセミナーに必ず出席して常に新しい知識と技術を取得してます。
化粧品の他にも洋服、小物を販売しております。娘が大阪に仕入に行ってます。みなさん高いと思うイメージがあるそうですが靴下、鞄、エプロン等お手頃価格商品も置いてます。

エステもしてるんですね?

娘さん)基本的にお勧めしてるのが、お手軽価格でマッサージとパックがついて¥2,200。月2回位来ていただけたらと思います。

エステがメインではなく、お手入れをしながら、化粧品の正しい使い方や、今使っている化粧品の有効的な使い方を伝えていく事です。エステをすると、肌がツルツルになったり、もっちりしたり化粧のりがいいです。エステをされたお客様が、お家に帰りますと娘さんに「今日は肌が違うね」と言われた話を聞くと嬉しくなります。同窓会やライブなどのイベントの前にエステに来られるお客様も居ます。90歳の方が、毎週エステに来られてました。すごく綺麗でした。先代の母も92歳まで毎日お店に来て、マッサージしてましたよ。綺麗でした。

肌にとって大事な事は何ですか?

化粧した日は必ずクレンジングして化粧水、乳液を塗りましょう。余裕がある時は、美容液も塗りましょう。お化粧をクレンジングで落とさないなら、化粧はしないほうがいいとメーカーさんが言ってましたよ。紫外線は年中降り注いでいますので、日焼け止めを必ず忘れないように塗って下さい。毎日続けましょう。

配達もしてるんですね?

お母さま)配達に行くと話相手になって長居する事もよくあります。花の話や料理の話をする事が多いです。お客様が配達に来るのを待ってくれてるのが嬉しいです。あまり長い間お客様から連絡がないと心配になりますが、そんな時に配達の電話をくれますので以心伝心ですね。お客様も親切で私が椿の花が好きな話をしましたら椿の挿木を持って来てくれました。お客様に椿の挿木をいただいて、3回失敗して4回目で成功しました。

かどやのコンセプト 化粧の力

娘さん)化粧をするといつまでも元気でいられる。

当店では資生堂化粧療法を取り入れてすべての女性に元気でいつまでも綺麗で居てほしいと願っております。化粧をすると認知予防になり、前向きな気持ちになって、脳の活性化につながっています。眉を書いたりするのは、丁度いい筋肉を使っています。認知予防にもなると、化粧することは注目されてます。誰でも気軽に来れて地域の憩いの場にしたいです。

娘さんの代で3代目になりますがこれからどういう店にしたいですか

娘さん)若い方が来てくれるお店にしたいです。
年齢問わず新しいお客様とお会いしたいです。

五條市内で長年商売をされてまして、五條市をどう思われますか?

お母さま)緑豊かで花を育てながら四季を感じられる安心な街です。人情味があり、人との繋がりが義理堅くて温かいです。食べ物も美味しいですし、安心して暮らせます。ずっと五條市で居たいです。

娘さん)結婚してから五條市から出ましたが、やはり五條市の方が住み慣れてますし居心地がいいです。近所の方達もいい人ばかりです。

本日はありがとうございました。

おしゃれの店かどや
住所 奈良県五條市本町1丁目8-12
TEL 0747-22-2891
営業時間 AM9:30~PM5:30
定休日 日曜日
駐車場

スタッフの感想

初めてのインタビューで緊張しました。お母さま娘さんは気さくな方々でいつも笑顔で迎えてくれますので、お店の中はほっとする空間です。美容に関する話はもちろん、世間話で長居してしまう程居心地のいいお店です。
私自身美容に興味がありまして、訪問する度にお店で新商品を見かけますと気になりまして商品について話を聞く事が度々あります。
化粧品を見てますと、気分が良くなりますね。
化粧をする事が、とても大切な事だと教えていただきました。
これからも美意識を持って年齢を重ねていきたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第69回 Cafeことほぎ 桝田小百合さん 園田ひとみさん 森本早苗さん

ここが「繋がり」の場所であれる幸せ お客様も私達も

重伝建五條新町通りの起業家支援施設「大野屋」で前身の「町家カフェゆるり」を引き継ぎ再スタートした「caféことほぎ」。古民家を改装したお店は重厚で風格ある外観、梁や柱、また格子戸越しに入る光、見える眺め等、日本の伝統的な美しさがあふれている。そんなカフェを日替わりで?営業する3名の女性スタッフにインタビューさせていただきました。

 

来てみたらここでした

―「町家カフェ ゆるり」を引き継がれた経緯について聞かせてください
園田ひとみさん 以下 園田さん)「ゆるり」は社会福祉法人正和会が営業していました。5年間営業させてもらったんですが、正和会の本業の方が忙しくなってきたということもあり一旦5年という区切りで撤退しましょうということになりました。私達は正和会の「カフェ担当」で「ゆるり」の時からのスタッフだったんですが、撤退すると聞いてとても残念に思いました。顔馴染みのお客様もいてくださいましたし、ここがまた空き家(空きスペース)になってしまうな・・・って。そこで3人で話合って、正和会から離れて自分達だけでやってみようかということになり、正和会に相談し承諾いただきました。それで店名を「ことほぎ」と変えさせてもらって再スタートしました。

―では皆さんはもともと正和会の職員さんだったんですか?
桝田小百合さん 以下 桝田さん)いえ、私はハローワークで「カフェのスタッフ募集」という求人を見て応募したんです。そこで正和会というお名前を見たものの、正和会さん自身がカフェを始めるとか、場所がここだとも思ってなくて、多分、正和会の施設内にカフェがあって、そこで働くのかなって思ってて。それで来てみたらここで働くんだって分かって笑。

園田さん)
私もそんな感じだったような・・・笑。

ーでは、皆さんは「ゆるり」のスタッフ募集がきっかけでお知り合いになったんですね。以前からカフェのお仕事に興味があったんですか?
桝田さん)そうですね、みんな接客業の経験があるので。

―ゆるりのスタッフとして働き始めて、当時どんなことを感じましたか?
園田さん)あ、こういう形(起業家支援施設内での営業)の経営なんだと分かりました。今までの経験のあるカフェとは違って、色々制約がある(カフェスペースで提供できるメニューの制限、営業日が決まっている等)ことがわかりました。その中でも自分の今までの経験を生かしてお仕事させてもらおうと思いました。

―前身の「ゆるり」と現在の「ことほぎ」、何か違いはありますか?
皆さん)そんなに大きな違いはないですね。

園田さん)
自由にできる部分があることですね。今までは五條市の規約の中のさらに正和会の規約の中での営業でしたが、今は例えば、自分が今日はこのメニューにしようと思えばそれができるとか。それ以外は特に違いはなくて、だからこそといいますか「ゆるり」時代のお客様が引き続き来てくださるのでそれがとても有難いですね。「ゆるり」を始めた頃は観光客を含めそんなにお客様も来てくれなかったんですが、5年間でこのお店のことを知っていただけて徐々にお客様が増えてきました。「ゆるり」の5年間があったからです。名前は変わりましたが、以前と変わらずお馴染みのスタッフが引き続きお待ちしていますので・・・とお客様には伝えています。 

―「ことほぎ」という店名の由来は?
園田さん)3人で候補を出し合い、ずらっと並べた名前をいくつかに絞りました。その中で「ことほぎ」という言葉は「寿ぐ(ことほぐ)」というおめでたい言葉だし、響きも良いなと。おめでたい言葉で少しでも新町通りの活性化につながればってことで「ことほぎ」に決めました。

 

2つの顔

―ことほぎは「日によって店主が替わり、「meguruめぐる」と「musubiむすび」2つの顔をもつcafé」だとうかがいました。そのあたりについて聞かせてください。
桝田さん)「ことほぎ」として再スタートするにあたって、それぞれの両立していく仕事や家庭の事情を考えるとここの規約通りに(定休日(月曜日)以外は必ず開店)お店の営業を続ける自信がなかったんですよね。私は家が農園なのでその仕事と、このカフェの仕事、そして介護などもありますし・・・

森本早苗さん 以下森本さん)
私はお二人のサポートという形で働かせてもらっています。

桝田さん)
それぞれの事情を踏まえると、二人で交替制にすれば無理なく営業を続けられるんじゃないかってことで。でもどうしても無理な時は森本さんがサポートしてくれるので、3人で協力してこのスタイルでやっています。それと、それぞれがちょっと違ったメニューを出したいとか、多分そこも分かれてくると思ったので、お互いを高め合うため、また経営上や食材の管理等、別々にした方がやりやすいんじゃないかってことでこのスタイルにしました。

森本さん)お二人が急用でお店に出られないときのサポートというかたちでお手伝いさせてもらってるんですが、私はケーキ等を作る方の経験はないので、下準備しておいてくれたケーキにトッピングをしたり、飲み物を作ってお出ししたりしています。今日は桝田さん、園田さんいるかなと思ってお越しいただいた方には申し訳ないんですけどね。

―3人でフォローしあって営業されてるんですね。
桝田さん)そうですね。個人経営ではなく市の規約のもとの営業ということで、ここで一緒に働きそのあたりを理解、共有している私達で一緒にお店をやっていきませんかってとこからスタートしたので、互いにフォローしあえてるかなと思います。

―「musubiむすび」「meguruめぐる」のそれぞれの特徴や思いを聞かせてください。
桝田さん(musubiむすび)家業が柿・梅農家なのでそれを使ったものでいきたいなと思っています。ただ、柿、梅の時期は家業も当然収穫で一番忙しい時期なのでそこがネックでして・・・。
五條市の方って柿は生で食べるのがいちばんって思ってる方、多いと思うんです。五條市でも柿をメインにしたケーキや、スイーツを出されてるとこってあまりないんです。お店に来てくださる方には「ここら辺に柿売ってるとこないの?」って結構聞かれるんです。例えば駅からここまでの道中にはその案内をできるところがないので選果場を案内するんですが、そしたら選果場へ行った帰りにここへ寄って柿をつかったスイーツを食べてくれるんですよね。「柿を使ったものを食べれるお店がないのよ」って言われて、あ、それやったらここでそれをお出しして、その美味しさを分かってもらえるのがいちばんいいなぁって思って。五條市の人をはじめ多くの人に柿ってこうやって食べたら美味しいんだよってことを知ってもらいたいですし、五條市の活性化には柿をもっと宣伝したらいいんじゃないかと思っています。柿は割とご年配の方が好まれるので、若者にももっと知ってほしいなって思いますね。

―例えばどんな食べ方があるんですか?
桝田さん)生で食べるにしても、ヨーグルトに入れたりされる方はいらっしゃるかもしれないですけど、例えば、柿はクリームチーズとすごく相性がいいですし、あと、ここでは柿プリンや柿スムージーもお出ししています。生で食べるにしてもパフェにしてお出しするなど、五條の方にも知ってほしい美味しい食べ方を発信していきたいと思っています。

園田さん(meguruめぐる)私は柿や梅を桝田さんのところから分けてもらって、それをアレンジしたものをお出ししていますが、どうしてもよく似たものになってしまいます。ですので私は五條市で獲れる美味しいイチゴや桃、マスカットや梨といった果物を使ってちょっと違うものもやってみようと思っています。あと、栗なども取り入れたものも考案中です。桝田さんの「musubiむすび」とは違う特色をあえて出していきたいな・・・と思っています。

ー最近、モンブランなども話題になってますよね。ぜひ、栗を使ったスイーツも考案してほしいです。
桝田さん)柿農家の私は、廃棄されるような柿がいちばん美味しいと思っています。少し傷があるものはそこから甘味が増しますし、既に赤く色づき今から市場に出せない柿はその時が一番甘味みのピークだったりします。五條市の人は柿を袋や箱にいっぱいもらえたりってことも普通にあるので、それで十分って思ってしまうのかもしれません。広報で柿のスイーツを紹介させてもらってますが、どれだけの方に興味を持ってもらえてるんかなって思います。難しいですね。柿を五條市に発信したいのか、五條市以外の方に発信したいのか・・・、そこが揺れるところです。

園田さん)柿が大好きで毎年、柿の季節になると大阪からお越しになるリピーターさんもいらっしゃいますし、若い方でも柿が好きって言ってくださる方もいますけどね。やはり市外、県外から来ていただく方が多いです。

―定番のシフォンケーキの他に夏はかき氷も人気だったそうですね。
園田さん)奈良市の方でかき氷がブームになってきてましたし、年々夏の暑さが増してきたのもあってかき氷を始めました。シロップにこだわって特色を出していこうということで、柿、梅のほかに苺や桃のシロップを手作りし、徐々に種類を増やしていきました。すもものシロップもできて好評いただきました。

―柿や梅、すもものシロップのかき氷なんて、食べたことないです。よくある夏祭りとかのかき氷とは違うんですね。
桝田さん)そうですね。できたら五條産、できなくても奈良県産でいきたいというのがこだわりです。とっても美味しいのに廃棄されてしまう果実も、シロップ等、違ったかたちに加工することでまた美味しく食べていただくことができるので。

 

 ほっとする場所、ドキドキする場所

―日々の営業で感じることや、印象に残っていることなどはありますか
桝田さん)リピーターの方、ご近所のお年寄りの方がここでコーヒーを飲んでくれるとき、多分ホッとしに来てくれてるんだなって感じるんです。コロナでなかなか人と会えないとか、いろんな行事が中止になってるじゃないですか・・・。なので、ここに近所の人が集まって近況報告とか世間話とかしてるのを見るととても嬉しいんです。また、最近新町通りに新しくチョコレート屋さんができたり、ゲストハウスもできて人との繋がりをここでしてくれることが増えたんですよね。ここがあってよかったわ、ここでちょっとコーヒーが飲めてよかったわって言ってくださって、そういう人と人が繋がる場所として使ってもらえてるのが嬉しいです。

園田さん)先日、ご近所の方々が来られて「ここやったら感染対策ちゃんとしてるから安心やな」「近所の人と話するのってやっぱり楽しいな」「こうして1ケ月に1回集まれたら」「久しぶりにこんな感じで過ごせたわ」ってお話されてて。皆さん長引くコロナに飽きてしまってるんでしょうね。じっとしていることに我慢も限界なのかなって。ちょっとお出かけしたい、でも不安、あまり遠くにも行けない・・って感じですね。ここで集まって話ができたことにあんなに喜んでもらえるんなら、そういう場所としてこれからも使ってもらえたらなって思いました。

ー人との繋がりの大切さ、人と会える嬉しさを皆さん感じてるんですね。ご近所さんにとっても「ことほぎ」がほっとする場所として存在してる様子がわかります。園田さん)あと、観光客の方が、シフォンケーキやかき氷、柿ぷりんをお出しすると「わぁー!大きい!」とか「わぁー!かわいい!」って写真を撮って、インスタに投稿してくれたりするんです。そういった反応がとても嬉しいです。

森本さん)私は五條市で生まれ育ちましたが、今まで新町通りを通ることってなかったんですよね。それがここでお勤めさせてもらうようになって、あ、新町通りって久しぶり、あ、そういえば幼稚園の頃のお友達、この通りのこのおうちの・・・って色々思い出して、そういうのが個人的にはすごく懐かしいっていうのがありました。あと、趣味で日本中の重伝建を周ってらっしゃるご夫婦がお見えになって、「すごくいいですね」ってこの新町通りや五條市を褒めてくださるんです。私からすると、正直、すっかり錆びれてしまった・・・と思っていた場所を「いや、そこがいいんです。他の重伝建は観光地化されて、いろんなお店もあるんだけど、ここは静かに生活されてるそのままの様子がいいんです」って言ってくださって。自分の今までの間隔とは真逆の感じ方をされるそのご夫婦に、地元の者が関心なかったことに気づかせてくれた、あらためて地元を見つめるきっかけをいただけたことが印象に残っています。それから休みの日に、昔の通学路を歩いてみたり、路地に入ってみたりすると、”五條いいやん”って思いましたね。観光客の方がインスタにあげてる吉野川の写真を見ると、めちゃめちゃいいとこやんって思って笑

―新町通りはあらためて五條市を見つめる、魅力に気づかされるきっかけとなる場所ですね。
園田さん)2~3か月に1回東京から来てくださるお客様がいらっしゃるんですが、いつもカウンターに座られて、格子越しに外をながめゆったりとここでの時間を過ごしてくださいます。

桝田さん)ちょっと時間ができたら1ケ月に1回来られるときもあります。

―東京からそんな頻度で五條にこられる目的は?
皆さん)ここ、五條なんです。

園田さん)
五條に来たら、必ずここへ寄ってくださいます。五條の事は私達よりよくご存じです。金剛寺のボタンが・・・とか生連寺のてるてる坊主が・・・とか。奈良が大好き、中でも五條が大好きな方なんです。

桝田さん)奈良や五條へのルート、交通手段なんかもすごい熟知されてて、私達が色々教えてもらってるくらいですよ。

森本さん)きっかけは吉野川のこいのぼりだそうです。吉野川でこいのぼりがたくさん泳ぐ写真を見て五條に行きたいと思ったのが最初だそうです。こいのぼりをあげるところを見たかったそうで、あげる日の前日から五條市に泊まって準備されて。ここを拠点にいろいろおでかけもされますが、1~2日は五條でゆったり過ごし、河原や新町通りを歩いたり散策しながらここで休憩してくださるんです。

―こちらには展示スペースや飲食ブースがありますが、そこへ展示や出店される方との繋がりなどは?
桝田さん)いろんな方と知り合えますし、展示等も見れて楽しいですね。先日、初出店の店主さんが来られたんですが、坊主頭で髭を生やした結構体格のいい方で、もう私達最初ドキドキで、どうしようっっ(汗)、ちょっと絡みにくいかも~って思ったんですが笑、その方はその方で、帰り際に「いいんですか、僕たちなんかがここに来ていいんですか?」みたいな感じで笑。

お店は盛況でバタバタした日は私と森本さんもそちらのお店を手伝って笑 最後には色々お話して、売り上げはどうでしたか?て聞くと、「いや、違うんです、僕は人のつながりが楽しいんです。ここに来ていろんな人との繋がれることが楽しいんです」っておっしゃって。ここで出店される方にはそういうことを楽しまれる方もいてるんだなって思いました。私達も刺激、勉強になりましたね。いや、でも毎回最初はほんっとにドキドキで。お互い様子をみながら絡み始めるみたいな笑

園田さん)ここでの出店を終えた後もSNSでお互いフォローし合って、今日はここで出店してますとか近況を教えてくれるので、あ、今日はそこで頑張ってるんやなとか、ここで私達と出店者の方たちとの繋がりもできています。

桝田さん)お店に来られた方にあのスペースは何?って聞かれることもあるので、(チャレンジショップの)説明をすると、一度やってみよかなっておっしゃる方もいらっしゃいます。

歩いてみませんか 

―コロナ禍での引継ぎ、そして今もまだその中での営業かと思いますがそのあたりについてはどう感じてらっしゃいますか?
園田さん)「ゆるり」のとき、コロナ感染予防対策に対して正和会がすぐに反応、対応してくれたんです。検温、消毒をはじめ、ビニールカーテン、サーキュレーター、エアードッグ等の設置、徹底した感染対策のノウハウも教えてくださいました。その厳重な感染対策は、県の「感染防止等を行う飲食店等の認証制度の星三つ」をいただいています。ゆるりを引き継いだときからその感染対策の経験を大いに活かさせてもらっています。これからも正和会が築いてくださった感染対策の評価を維持しながら営業していきたいと思っています。

―何か困っていることはありますか
皆さん)駐車場・・・

園田さん)
お店の少し手前にあるんですが、「大野屋」と表示してるので「ことほぎ」という名前で来てくれる方にはわかりづらく、通り過ぎてから「駐車場どこですか?」って聞かれること、よくあるんです。この通りは一方通行でバックできないので1周まわってきてくださる方もいますが、諦める方もいらっしゃいます。大野屋は他の出店者様もおられて、それぞれの屋号がありますので仕方ないんですけどね。
桝田さん)新町通りにコインパーキングがあればなって思います。そしたら案内しやすいなって。皆さん観光地に出かけたときってお金払ってでも駐車場に車停めて観光しますよね。

―これからどういうお店にしていきたいですか?
桝田さん)皆さんに知ってもらって楽しんでもらえる空間にしたいですね。

園田さん)人と人との繋がりを増やしていけたら・・・その繋がりの場であれたらと思います。規模を大きくしてとかそういう野望は一切ないです笑。新町通りの活性化に少しでもお役にたてたらと思っています。ここはチャレンジショップの場所なので、いつまでも居座る訳にはいかないんですが、いつまでもいさせてもらえるようなお店になれたら嬉しいですね。

園田さん)五條市の方でも新町通りを通るのが初めてとか、滅多に通らないって方多くいらっしゃいます。24号線や京奈和もありここを通る用事がないっておっしゃるんですが・・・もしよければ、用事がなくても一度歩いてみてください。

桝田さん)ここは四季それぞれの風景を楽しめる場所でもあるのでウォーキングをされてる方、堤防沿いを散歩されてる方も、ちょっとこの新町通りをコースに入れてもらえてたら、何か楽しいんじゃないかなって思います。

―皆さん、本日はありがとうございました。

住所 奈良県五條市新町2丁目5-12(大野屋内)
電話 070-3313-9148
営業時間 10時~17時
駐車場 有 新町通り松本燃料店駐車場3台
定休日 毎週月曜日
※musubi・meguru各担当日についてはSNS、お電話等にて確認できます。

☆スタッフHのすぽっとwrite☆

新町通りを通る度、次のインタビューはここにしようと決めていながら、自称引っ込み思案?のため、外から様子をうかがうにとどまっていた私でしたが、インタビューが実現するまでに偶然にもお店へ行くきっかけをいただいたり、ご紹介いただける人との繋がりがありました。そう、私にとっても「ことほぎ」は繋がりの場でした。

インタビュー後は、もう慣れた様子でお茶しに行けるようになったのも、あの何ともいえない落ち着ける店内の雰囲気とスタッフの皆さんの温かさ・・・ことほぎがかもしだす雰囲気であることに他ありません。柿のスイーツも美味しかったですし、また新町通りを歩く機会が増えそうです。「いいやん、五條」♪

 

 

 

第68回 田園公民館 館長 蔵永明美さん

好きで選んで来た街だから

人々が集い、学び、繋がる場所、公民館。そこで得られるものは知識、情報、仲間・・・ほかにもたくさんあります。「この街が好きだから」「お世話するのが好きだから」純粋にそれだけだと語る館長の蔵永明美さんに館長になられた経緯から現在の活動などを聞かせていただきました。

なくしたもの、増やしたもの

―蔵永さんが田園公民館館長になった経緯について聞かせてください
今から8年前に市役所の方からお声をかけていただいたのがきっかけです。で、何で私なのかって話になるんですけど、元々、私は街づくりとか地域のイベントみたいなことにとても興味があって、今まで色々なイベントの企画書や申請書の提出、打ち合わせ等で市役所へ行くことが多かったんです。である時、ここ(田園公民館)が館長不在の状態で誰かしてくれる人を探しているというお話から、「蔵永さん、館長してくれませんか」と声をかけていただいたんです。市役所の方達とは何年ものお付き合いでしたし、私が田園に住んでいることやこんな性格だというのも大体ご存知だったとは思うんですが笑、そのうえで声をかけてくださいました。

―館長のオファー、どうお答えに?
「いいですよ。わかりました。」ってお返事しました。

―その場で了承されたんですか?! 不安とか迷いとかは?
なかったですね。私からしたら嬉しかったんですよね。公民館っていろんな人が集まっていろんなことを知ったり学んだりするところでしょう?地域のことを多くの方に知ってもらうにはこういう場所って大切だと思ってましたし、私が今までやってきたこと(地域のイベントを企画していろんなことを知ってもらう)と、公民館活動(サークルを作って人々が集まって学んだり交流する)は、よく似てるし、私がしていることの延長線みたいだなと。新たな仕事が増えるという感覚はなく、私自身も色々教えてもらえる機会が増えるのでは?って感じで。だから、その場で承諾のお返事をさせてもらいました。後に自治会長さんとお会いして自治会の承認をいただき、館長をさせてもらうことになりました。

―いよいよ館長に。どんなスタートでしたか?
正直最初の3年間はたくさんの意見や要望、中には苦情、それにひとつひとつ対応するのに精一杯でした。館長不在の時期もあったからか、一気に来た・・・という感じで。

―例えばどんなことがありましたか?
公民館は基本的に飲食禁止なんですが、行事、企画で飲食を伴う場合は事前にご連絡いただいて状況に応じて許可しています。ですがその際のゴミの後始末ができていない、あるいはトイレのごみ箱におむつが捨てられていたというマナー、ルール違反の報告がありました。ゴミから悪臭や虫が発生し不快で不衛生なので、私は公民館内のすべてのごみ箱を撤去しました。ゴミ箱がなくなったことで、何でごみ箱ないねん、ごみ箱いるやろという意見がたくさんきましたが、ご理解いただけるよう経緯を説明しました。ほかにも高齢の方がつまずく原因だった玄関マットも危ないので撤去しました。公民館の利用は無料ですが、皆さんが安全に気持ちよく使っていただくためにはマナーとルールを守っていただくことはもちろん、気づきと対応、そして皆さんのご理解が必要なんです。私が女性ということで、いい意味でも悪い意味でも意見を言いやすいのかもしれないですが、むしろそのことでいろんな声が聞け、改善できるところは改善してきました。女性だからこそ気付けること、できることがあるんだと思っています。

―蔵永さんご自身は館長になる前からこの公民館を利用していたんですか?
はい。お花のサークルの講師として利用していました。私は普段はお花の仕事をしていますので。

―では蔵永さんご自身も利用者側として以前からこの公民館について感じていたことがあったんでしょうか?
ありました。正直、借りにくい公民館、だからあまり人が集まらないのかなと。住宅地の真ん中にあるのに利用者が少なく、サークルはほとんど高齢者向きのもので若者向きのものが少なかったです。大勢の人や子供が集まると騒がしいのではとか、利用頻度が多いと都度鍵の開閉や掃除等、管理が大変だという理由もあったかもしれませんね。サークルが終われば施錠のためすぐにここから出て、団らんの間もありませんでした。せっかく立派な公民館があるのに生かされてないと思っていました。

 

―では館長になってそのあたりに取り組まれたのでしょうか?
はい、利用者を増やすということに尽力しました。利用者が少ない、というのはサークル自体が少ないんです。当時、登録数は20くらいありましたが、実際に活動してるのは10くらいだったように思います。増やそうと思いましたね。子供さんから高齢の方、文化系から身体を使う体操等いろんなサークルを徐々に増やし、現在40近くのサークルがあります。

 

館長で会長。兼任でいいことばかり

―具体的にどうやってサークルを増やしてこられたんですか?
とにかく声をかけました。当時、私は子供の学校関係で多くの保護者の方達と交流があったので、その方達、ママ友ですね、に声をかけました。趣味とか何かしたいことがあったら、こんなかたちで始めてみない?って。サークル開講の説明とか今なら何曜日の何時から空いてるよと時間帯を教えてあげたり。そうやって続けていると、やってみたいと言ってサークルを作って、公民館を利用し始めてくれました。そこからは徐々に口コミで広がり、問合せや利用の申し出がくるようになりました。過去に断られたサークルも再度問合せをいただき、活動しています。

―やはり、利用しやすくなり、多種多様なサークルの開講により利用者が増えてきたということですね
そうですね。公民館をいろんな世代にいろんなサークルや用途で使ってもらって地域を活性化したいと思い取り組んできました。問合せがあれば最初に目的や詳細をお聞きしてからこちらのルールも説明し、ご理解いただいて利用してもらいます。騒がしいのでは?汚れるのでは?と最初からマイナス要素だけに目を向けるのではなく、まずは利用してもらってそれからの対応かなと。もしルール違反があればどうやったら皆さんが気持ちよく利用できるかを話し合います。無理なら利用をやめてもらうことになるかもしれませんが、それは仕方のないことです。でも今まで、そんなことは全然なく、皆さん継続して活動しています。

―蔵永さんが思い描く公民館がかたちになってきたんですね。対応に追われた最初の3年間等、辛かったり辞めたいと思ったことは?
私、そういうの一切ないんです。逆に燃えるタイプで笑 例えば、子供達がここで遊んでうるさい、ボールが飛んできたという苦情があっても、それを公民館や子供達のせいにして私がすぐにここで遊ぶのをやめさせることはできません。まず可能であれば直接お会いして苦情の詳細をうかがいます。そして館長としてできることの範囲を説明して、まずそれをご理解いただき、そこから先は内容に応じて学校や教育委員会等、相談先を伝えたり、一緒に付いて行くこともあります。そこで一緒に対応策を話し合い、学校と公民館、そして地域の方が繋がれることで今後、何かあったときの連携もスムーズです。私はただ純粋にこの公民館を使ってもらって地域を活性化したい、ただそれだけなのでどんなことでも真正面から対応する自信があるんですよね。

―田園公民館の特徴は?またやりがいは?
田園地区は他の地域とは違って、大阪とかいろんなとこからここへやってきた人達が集まった地域でもあるので、こういう交流の場を探しておられる方も多いんです。他の公民館に比べてサークル数も多く、コミュニケーションがすごくとれてるっていうのが特徴であり、その様子を感じたときがやりがいですね。私は田園地区の婦人会の会長もさせてもらってるんですが、コロナ禍でなかなか集まることができなかった時期、約40名の会員ひとりひとりをのお宅を訪ねました。そのときにも改めてコミュニティの強さを実感でき、やりがいを感じました。

―婦人会会長も?! それもオファーがあってですよね・・・兼任はさすがに大変では?
まっっったく笑  公民館活動で婦人会の皆さんとは既に知り合いでしたので、会長といっても引きつづき皆さんとご一緒させてもらうだけ・・・という感じで引き受けました。館長のとき同様、延長線のような感覚でしたし、婦人会の会合も館長で会長の私がここにいることで公民館の空き状況の把握ができ予定や連絡がスムーズにいくので、別々の人がするよりむしろ館長も婦人会会長も同じ人が兼任した方がいいことばかりだと思っています。

―そのバイタリティーとポジティブの秘訣は?
入り込まない、背負い過ぎない、そして私自身が世話好きなタイプ。お世話し過ぎもよくないけど、お世話すると頼ってくれるでしょ。学生の頃から「私に任せて!」みたいなタイプでした。これしたい!とか、しようよってなると、0から1、いや1以上のことをしたいし、困難であればあるほど燃えるのよね笑。で、立ち上げた後は執着しない、次やってもらえる人を探してすっと辞める笑。放置じゃないですよ笑 身体が丈夫で動ける間にいろんなことを立ち上げておいて、後は次の方に。できた!さぁ、次何しようみたいな笑 切り替えが早い?飽き性ともいうよね笑 出来上がったことは大事にしたいけど、後にそれがなくなったとしても何で?!とも思わない、仕方ないなくらいで。

―見習いたいです・・・
何でも楽しんでした方がいいでしょ?笑 私は館長といっても自分も仕事をしてますし、ここや自宅で一日ずっと居る訳ではないので、可能な範囲で各サークルの責任者の方に鍵の開閉をお任せしています。何かあればすぐ連絡くれるし、連絡事項をメモして机の上に置いといてくれるので、不具合箇所があればすぐに修理の手配をするなど早急な対応を心がけています。皆さんの携帯電話の連絡先を教えてもらったりなど、やはりお互いに信頼関係がないとできないことですし、皆さんがとても協力的だから助かっています。

―頼もしいですね。蔵永さんみたいな人がリーダーだと。
性格やね。自分でいうのもなんですが、きっちりし過ぎない、臨機応変?だからみんなやりやすいんじゃない?って勝手に思ってる笑笑 大変ですね~って言われるけど、そもそも何が大変なのかが分からへんねん笑。昔からPTAの役も引き受けてきたけど、やっぱりそういうのってその人の性格とか含めて向き不向きってあると思うねん。あ・・・私が向いてるとか、やりたいやりたい!ってことじゃなくて、私は別に役することが嫌じゃないから、私するよ、じゃあ、〇〇さん、〇〇係して、で、△△さんはこれしてなって指名するし、指示する笑 その方がうまくまわるし結束感も強くいいものができると思うんですよね。

―そうですね。でもなかなか蔵永さんレベルにはなれないです笑
まぁ、ある程度の年齢やからっていうのもあるかもしれへんね。人と人やからいろいろあったりするし。私は何か言われても冷静に受け止められるし、何なら直接聞いて、思ってること全部吐き出してもらうねん。上から言われたとしてもそもそも私より年上やから当然か・・・とか、尊敬する部分は尊敬し、毛嫌いせずに対応しているとその人の本質は見かけとは違うことが分かって、それからは普通に話するようになったりね。ここに来られる方は、皆さん最後にそれぞれの理由をちゃんと伝えてくれ、「ありがとう」と言ってやめていきます。8年間ここにいると、ご年配の方から退部届を受け取った時、その方の年老いていく様子も感じとれ、いろんな思いがこみ上げ涙が出そうになるんですよね。

 

なんとかなるでしょ

―最近ではどんなことに取り組んでいますか?
「ふれあいカフェ」という企画を3~4年前から始めました。ご高齢者さんを中心に、月1回ここでお茶を飲みながらお話しするというものですが、その実現が私にとってはすごくうれしかったというか、企画としてとてもよかったし、継続していきたいんです。特にコロナでこもりがちになったのもあって、やっぱり外に出て人と会って話してほしい、顔を見せに来てくれるだけでもいいんです。4月からは週1回の頻度に増やし、歌声サロンや卓球など他のサークルとのコミュニケーションもあるのでぜひ遊びに来てほしいと思います。

この日はウクレレ・手話サークルの方達を招いて 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―何でも楽しんで取り組む蔵永さんですが、なかでも特に楽しかった思い出などありますか?
田園公民館のバス旅行かな。コロナ前は毎年行っていました。先着順とか、ご年配の方中心になってしまうんですが、サークル活動とはまた違ったプライベートな交流ができ、より繋がりが強くなってとても楽しかったです。

―当然、企画は蔵永さん?
もちろん!新聞広告のバスツアーのチラシをみて、絶対下見に行きます笑。京都とか神戸とか、他の役の方と一緒に。一番重要なのが食事・・・笑 だって食べてみないとわからないでしょ?で、他にも楽しいとこ下見して喜んでもらえるかを見極めてくる。下見も楽しみ、本番も楽しむ、いかに安くおさえるか・・・、そういうの自信あるねん笑

―今後の夢は?

「ふれあいカフェ」から「ふれあい食堂」にしたいです。子供からお年寄りまで利用できるふれあい食堂。これもなかなか道のりは険しいかもしれないですが、そこはさっきからお話ししてきた通り、困難であればあるほど燃えるので・・・笑

 

―五條市についてどうお考えですか?
五條市は私が好きで選んでやってきた街です。昔、大阪に住んでた頃、主人がここを通ってテクノパークへ仕事に来てたんです。ちょうどこの田園という街ができていくところでした。休日には子供達を連れて吉野川に遊びにきたりして、この自然に囲まれた街に住みたいと思ったんです。こんな田舎・・・ってみんないいますけど都会暮らしだった私はそこがいいんです。山や川、自然と調和できた都会じゃないところが好きなんです。不便さが町並みを守っていると思うし、古き良きものは残していってほしいと思います。私が新町通りで花嫁行列を企画したのはそういう思いからなんです。五條市だからできること、五條市のいいところを知ってもらいたいんです。地元の方はこの自然が当たり前かもしれないですが、これから私もどんどん歳とっていくし、こんな空気のいいところで住んでるなんて幸せですよ。不便でも、車が乗れなくなっても、この時代ですから何とかなるでしょ!

―蔵永さんなら大丈夫です!今日から私も「蔵永魂?」を見習いたいと思います笑
本日はありがとうございました。

五條市田園公民館
住  所 五條市田園4丁目14-3
電  話 0747-23-1511

☆スタッフHのすぽっとwrite☆

圧倒的なリーダー気質とポジティブ精神。その行動力と人柄に思わず、頼れる「兄貴」みたいです・・・と言ってしまい(汗)でもそれはとてもサバサバしていて付いていきたくなる大先輩という意味を伝えたかった訳で。(シツレイシマシタ)

「ふれあいカフェ」当日、おひとりで受付から司会進行、サプライズ企画、お茶出し、その合間にはおひとりおひとりに声をかけ会話もしっかり楽しんでおられた蔵永さん。その合間にコソっと私にみせてくれたのは早くも次回の企画案。やっぱりすごい方ですね、兄貴・・・いえ、蔵永さん。

 

すぽっとらい燈とは?