心からいいと思ったもの それしか伝えない 伝わらない

眉、まつ毛は今や女性の定番アイメイク。指先のネイルはおしゃれ効果プラス気分も上がるビタミン剤。フランス語で「明るい生活」を意味する「ラヴィクレール」は、美しくありたいと思う女性の気持ちに応えてくれるネイル眉毛まつ毛のサロン。日々更新されるSNSには施術後の「明るい生活」までもが伝わってくる。会社員→離婚→独立 各種検定&美容師免許取得 美容好きとど喋りが高じて元某MLM化粧品会社のトップタイトルを経験 2人の王子のmam と記されたプロフィールをもとに宮下さんへインタビューをさせていただきました。
私には何もない・・・そこからのスタート
―お店を始めた経緯について教えていただけますか?
昔から「美容」がめっちゃ好きだったんです。私が大学生の頃にネイルが流行り始めて、当時はすごい料金も高かったんですけど、してもらった瞬間からパーッと気持ちが明るくなるのが好きで、定期的に通ってました。で、何度もしてもらってるうちに、これ自分でできるんちゃうかなって思ったんですよね。それでちょっとやり始めたとき、資格取ろうかなって一瞬は思ったものの、当時は全くその必要性を感じなくて。結婚して専業主婦になりたかったし、仕事なんて別にしなくても・・・って思ってたので。でもその後離婚を経験したとき、私には何もないと思いました。小さい子供を抱えての離婚・・・正直、なんて女性って損なんだろうって。これからどうしようか・・・、まずは御幸辻(橋本市)にアパートを借りたんです。そのとき親しい友人から「理恵ちゃん、ネイルやったらえ~やん」って言われて。最初は躊躇っていた私でしたが、「好き」「やりたい」を貫いてキラキラしているその友人の言葉に「やってみるのもありかも」って思ったんです。それでこれはもう「自己投資」だと思って、会社員時代の貯金で専門学校へ飛び込みました。
―小さい子供さんを抱えながらの通学は大変だったのでは?
そうですね。今思うとどうやってあの頃やってたんかなって笑 多分、いろんな方に助けてもらいながらなんとかやってたんでしょうね。毎日息子を保育園(五條市)まで送迎して専門学校へ通ってましたね。それから数年後も美容師免許取るために3年専門学校に通ったんです。まつ毛エクステ(以下エクステ)って最初は資格いらなかったんですけど、途中から資格がないと施術できないことになって。さすがにこれは取っとかんと・・・と思って。
―それからエクステとネイルの仕事を始めたということですね。始めてみてどうでしたか?
アパートの4畳半の部屋で始めたんですけど、それがね、有難いことにむちゃくちゃ流行ったんです。ほんまに最初からすんごいお客さん来てくれて。紹介や口コミでどんどん広がって、始めて3年くらいは元旦くらいしか休んでなかったです。
―いきなり大流行りってすごいですね。どういったことが繁盛につながったと思いますか?
私も正直、なんでこんなうまくいったんやろうって思ってて。よくわからないですけど、当時(2010年頃)はこういったお店がこの辺になかったのがひとつの理由かなと思います。それと、こういう仕事ってお客様と1対1でこうして対話するじゃないですか・・・そのときに私と波長が合わないとか、要望や不満を言い辛いって感じられるのは嫌なので、お客様が話しやすい環境づくりはとても心掛けてきました。
この仕事を始めたときに、私は「人との関わり」が好きなんだってことに気づいたんです。それがお客様に受け入れてもらえたということかもしれないですね。
処分とパーティー
―今ほどSNSも普及していなかった当時、口コミや紹介で繁盛したのは技術や人柄など信頼の証ですね。多忙極めていた当時の思い出はありますか?
あります笑 当時の私はほんと無知で、賃貸で商売をしてはいけないことも知らなくて笑 商売してはいけないのにお店はありがたいことに大流行り。それで・・・
ある日受けた予約の方がアパートの大家さんだったっていう話です。
―どういうことですか!?
ご予約の電話で住所の説明をしたら、その方、「うちのアパートだわ」って。でもそれ以上何も言われず、予約当日も何事もなく施術させてもらったんです。そしたらその後、あれは忘れもしないクリスマスの頃(笑) 「退去処分」の書類が送られてきて笑 えーーーっっ!!!てなって。なになに??賃貸で商売したらあかんて知らんかったし・・・どうしたら・・・。慌てて不動産屋さんに事情を説明するとすぐに商売可の物件(橋本市隅田)が見つかって。で、大家さんに「すみません。商売したらダメって知らなかったんです」と。謝罪と何か交渉はありましたけど、次の物件が決まったことを伝えると「出るんやったら1ケ月前に言うてもらわなあかん!!」ってそれはそれで怒られて笑。無知が故ですが、「退去処分」て来たから慌てて物件探したのに、それはそれでまた怒られるしで、もうどないしてええのやら何が何やらって感じでした笑笑
―笑笑 では退去処分の後、隅田でお店を再開。その後、さらにこちらのサロン(五條市田園)へ移転された訳ですよね?そのきっかけは何ですか?
ホームパーティーをせなあかん、てなって笑
―ホームパーティー?!笑
そう笑笑 ホームパーティー。あたしが?みたいな笑
あるお客様のお肌がめっちゃ綺麗だったので、美容好きの私は「何使ってるんですか?!」って聞かずにはいられなくて。そしたら「私、ファンデーション塗ってないのよ」って。「何ですの!?それ!?」って教えてもらったのがきっかけで、不安を感じながらもMLM(ネットワークビジネス 以下 MLM)の化粧品を使い始めました。とても気に入ったのでずっと使ってると、今度は私がお客様から「何か化粧品変えた?」って聞かれるようになって。それでその化粧品の話をしたら「私も使いたい!」ってどんどん広がって、それが大きくなりすぎてトップタイトルを取るところまでいってしまったんです。そうすると何かお客様を招いてホームパーティーをせなあかんくなったんですよ笑 それでパーティー用にもう1室部屋を借りようと思ったんですけど、それだと家賃も嵩むし、それなら中古で家を買った方が・・・てことでここを自宅兼サロンとして購入しました。
―MLMと聞くと躊躇う方もいらっしゃると思うんですが
そうですよね。私自身も過去に知り合いから高級な化粧品を勧められた経験があったので、その化粧品がMLMだと聞いたときは正直ドン引きでした笑
私はMLMだからというのではなく、実際その商品を使っている私の何かしらの効果や変化に興味を持ってくださった方にただお答えしてるだけなので、あそこのランチどうだった?って聞かれて美味しかったよって答えるのと変わりないんです。
―ネイルやエクステに続き化粧品の方も順調に。品質はもちろんですがこちらもどういったことが成功につながったと思いますか?
たくさんの方が使いたいと言ってくださるのがうれしい反面、あそこに行ったら化粧品勧められるっていう印象が付いたら嫌だなと思ったんです。だったら、使いたいと言ってくれた方をちゃんと綺麗にしてあげようと。ちゃんと綺麗にしたら喜んでくれるんです。だからネイルと一緒にその化粧品で肌も綺麗にしてあげることに徹しました。そしたら実際に綺麗になって喜んでくださって「うちのお母さんも使いたいって言ってます」とか、「私の友達も・・・」って広まったんですよね。
―現在もトップのポジションで続けてらっしゃるんですか?
いえ。元々トップになるのは向いてないと思って断っていたんですが、性格的に何でも一度はやってみようと思うタイプなので引き受けました。でも売り上げを気にしなくてはいけなかったり、それなりのルールがあって、自分がお客様にしたいこととの差に違和感を感じたんです。それで10年後輝いてる自分を想像できなくて。私にはやっぱりそのポジションでの仕事は向いてないなと思って降りました。今は商品が好きなので愛用していますし、お客様に聞かれるとご紹介しています。
コンプレックスのかたまり
ーSNSではパリジェンヌラッシュリフトとハリウッドブロウリフトの施術が多く投稿されていますが、どういったものですか?
パリジェンヌラッシュリフト(以下パリジェンヌ)は次世代まつ毛パーマと言われていて、従来のまつ毛パーマに比べてまつ毛の立ち上がりとパーマの持ちが違います。外国人と日本人の目の印象の違いはまつ毛の生えてる方向で、日本人の大体が下がりまつ毛なんです。まつ毛パーマは毛をカールさせるのに対してパリジェンヌは根元の矯正、生え癖を直して上向きにする施術です。そこにエクステも付けれます。これが大阪に入ってきたときにいち早く試して、すごく気に入ったのですぐに習いに行きました。
ハリウッドブロウリフト(以下ハリウッド)は眉毛の毛流れをパーマで整え、眉の濃い部分薄い部分を均一にカットする施術です。眉で顔の印象の8割が決まりますので、ハリウッドだと忙しい朝も時短で、綺麗な眉が実現します。

―どちらも大変人気があるんですよね。
はい。でもパリジェンヌは絶対いける!といち早く取り入れたものの最初は全然流行らなくて。1~2年経った頃からじわじわ流行り出したんです。五條にまさかパリジェンヌをやってるお店があると思ってもらえなかったのか1~2年遅れで流行りが訪れました笑 エクステに比べて仕上がりもコスパもいいのでどんどん勧めてたら、持ちがいい分来店のスパンが長くなってしまって笑 でも、いいものをお勧めしてこれからもずっと来ていただけることの方が嬉しいので、そういう意味では儲け度外視ですね。MLMもそうでしたけど、心からいいと思ったものを伝えないと絶対人には伝わらないんです。そこが大事かなと。
―ネイルをはじめ、美容の技術、商品が常に更新されていくことに対して何か行っていることはありますか?
同業者の方達との情報の交換、共有は常にしています。あるお客様の施術で、うちが取り扱ってる3~4種類のネイルべースがどれも合わずに悩んでいたとき、他のサロンさんから「これ使ってみて」と教えてもらうなど、そういうネットワークに助けられています。やはりサロン経営されている方達ばかりとあって皆さん美意識も高く、刺激や勉強になることが多いです。セミナーがあれば積極的に参加し、参加後はさらに資格取得を目指すなど常にスキルアップを心掛けています。
―お仕事をするうえで気をつけていることはありますか?
お客様とのカウンセリングは必ず念入りに行うようにしています。例えばお客様は茶色のネイルだと思っていたものも画像を見せてもらうとカーキ色だったり、銀行員なので派手なネイルはダメなんですとおっしゃっても、各銀行さんによってそれぞれ基準が違うので、同じ業種だからと同じ感覚でとらえてはダメなんです。
爪の形や大きさ、肌の色の違いによって見本画像と違う見栄えになるので、説明や対話で都度都度確認しながら施術を進めていきます。
―確かに、仕上がりが思っていたものと違うと気分下がってしまいますし、自分がしたいスタイルと似合うスタイルって違うんですよね。
そうなんです。だからそのお客様に「似合う」ものを提案させてもらってます。そのためにパーソナルカラーなども勉強しています。昔からいろんなコンプレックスがあって、あの子があの服着たらめっちゃかわいいのに、私が着たら何でこうなるの?とか。どうしたら可愛くなるかをずっと追求してきたので、美容でも何でも知らないまま放っておけないというか知識としていれておくのが好きなんです。
―コンプレックスがあったんですね。
昔から極端に苦手な科目はなかったんですけど、特に運動が得意で体育大学への推薦が決まっていたんです。でも高3の秋に家庭の事情で体育大学を諦め、別の大学の英文科へ進学したものの、英語・・・、教師の母と海外の仕事経験もある父は普段から英語で会話できるレベルの人達で到底英語や勉強は両親に敵わない。私が得意だった運動は諦めたし、私が好きな事って、人より長けているものって何?何もないやん・・・っていうコンプレックスから摂食障害を経験しました。そんな経験からか、今でも人の気持ちにすごく敏感なんですよね。
―そんな経験をされたんですね・・・。お仕事の悩みはどういったことがありますか?
常にお客様ひとりひとりの対応には悩んでいます。初めての方でもリピーター様でもお客様は何を求めてるのかとか、帰られた後もあの対応でよかったのかなとか。
あと自宅兼サロンは自由がきく反面、どこからどこまでが仕事か分からなくなることです。仕事を始めた頃はいただけた予約に応えなきゃと休みなしで朝から晩まで仕事をしてしまった結果、家の中がぐちゃぐちゃになりました。これはまずいなと、ちゃんと休みを作らないと、と思いながら13年・・・。何でしょう・・・、一人でしてる分、責任やお金をいただくことの重み、コロナに感染してしまったら・・・という恐怖。いろんな葛藤から店舗を持つことを何度も考えましたが、やっぱり誰かに店を任せる決断ができなくて。「私」と思ってきてくださってるお客様との1対1の時間。やっぱりそれがたまらなく「好き」なんですよね。
美容、お喋り、繋がり
「好き」が高じて得た自分の道
ー宮下さんご自身のリフレッシュや癒し、活力は何ですか?
「お客さんと喋ること」です!! 私にとっては月に1回友達が会いに来てくれる感覚になるくらい嬉しいんです。予約を見て、あ~今日は〇〇さんと〇〇さん来てくれる♪みたいな。それでたくさん喋る。お客さんとの会話はもう楽しくてしょうがない。それが私の癒しです。こんな性格で自分のこと何でもさらけ出して喋ってる、ただそれだけなのに目の前の人が元気になってくれることがあって、その姿を見たとき、それが私の活力。施術後には「奇跡」「魔法」とかって喜んでくれてSNSで紹介してくれる・・・そんな嬉しいことはないですよね。
―いろんなエピソードを聞かせてもらいましたが、今までで嬉しかったことは?
施術をしたお客様が家に帰ったら、家族から「整形して来た?」と言われたってお話を聞かせてもらったこと、パニック障害を抱えてらっしゃる方に、私のところへは安心して来れると言ってもらえたことです。「私に出会って良かった」と言ってもらえることがやはり嬉しいですね。
―ラヴィクレールで眉やまつ毛、ネイルをやってみたいと思っている方に何かメッセージを。
これしたいって思っているものがあればそれで来てくれるのももちろん大歓迎ですけど、まずは問合せいただけたらいろんな提案をさせてもらえるかなと思います。物事何でも一度試してみないと・・・とは思いますが、ネイルサロンて敷居が高いイメージがあると思うんです。そう思ってる方にはうちのお店はピッタリじゃないかなって思います。不安なことなど何でも伝えてもらいたいです。とにかく一度いらしてください。きっと、気に入ってもらえると思います。
―五條市で暮らしていて感じることは
私自身はここでの暮らしをとても気に入っています。ご近所さんにもお世話になって、この時代にこんなに人との繋がりがある環境で子育てができるのをうれしく思っています。ただ子供が少ないですよね。若者はみんな出て行ってしまうし、活気ある街づくりを願いますが、かといって具体的に何を・・・っていうのがわからないです。子供を産んで育てやすい街になってほしいです。
―これまでの道のりを振り返ってみてどうですか
私が何かして来たというより、私の周りにはサポーターがたくさんいて、お客様も友達も家族も、みんなに支えられて今があるいう感じです。
それは今でもそうで、できないところを全て周りが補ってくれて、実際お客様にも言われます笑
はじめは一人で全部こなして賢いなって思ってたけど、違うよね?笑 って。
「周りに恵まれて」その運だけは持っていると思っています。
そして「引き寄せ力」と「巻き込み力」は誰よりも持っています笑
―宮下さん、本日はありがとうございました。
LaVieClaire ラヴィクレール
| 住 所 | 〒637-0093 奈良県五條市田園4丁目41-8 |
| 電話番号 | 090-6608-9521 施術中はお電話に出られない場合がございます。 あらかじめご了承下さい。 時間によりご予約取れる場合もございます。お電話下さい。 |
| 営業時間 |
月~土 9:00~18:30 |
| 定休日 | 日・祝日 |
| 駐車場 | 有 |
☆スタッフHのすぽっとwrite☆
予定時刻より少し早く着いた駐車場で取材のイメトレ中、「どうぞ」と声をかけていただき、緊張のまま中へ。お忙しい方だと承知していたので、ご挨拶を終えるやいなやすぐに取材を始めました。
5分後。ワハハハハ・・・笑と互いの笑声がサロンに響き、横道に話がそれては話を戻すを繰り返して取材は無事終了。
すっかり暗くなった帰り道、何でしょう・・・この気分の上がり具合。
今日は取材・・・、ネイルなし、マツエクなし、宮下さんとお話させていただいただけなのに。
これが宮下さんの魅力だと思います。



公民館は基本的に飲食禁止なんですが、行事、企画で飲食を伴う場合は事前にご連絡いただいて状況に応じて許可しています。ですがその際のゴミの後始末ができていない、あるいはトイレのごみ箱におむつが捨てられていたというマナー、ルール違反の報告がありました。ゴミから悪臭や虫が発生し不快で不衛生なので、私は公民館内のすべてのごみ箱を撤去しました。ゴミ箱がなくなったことで、何でごみ箱ないねん、ごみ箱いるやろという意見がたくさんきましたが、ご理解いただけるよう経緯を説明しました。ほかにも高齢の方がつまずく原因だった玄関マットも危ないので撤去しました。公民館の利用は無料ですが、皆さんが安全に気持ちよく使っていただくためにはマナーとルールを守っていただくことはもちろん、気づきと対応、そして皆さんのご理解が必要なんです。私が女性ということで、いい意味でも悪い意味でも意見を言いやすいのかもしれないですが、むしろそのことでいろんな声が聞け、改善できるところは改善してきました。女性だからこそ気付けること、できることがあるんだと思っています。
ありました。正直、借りにくい公民館、だからあまり人が集まらないのかなと。住宅地の真ん中にあるのに利用者が少なく、サークルはほとんど高齢者向きのもので若者向きのものが少なかったです。大勢の人や子供が集まると騒がしいのではとか、利用頻度が多いと都度鍵の開閉や掃除等、管理が大変だという理由もあったかもしれませんね。サークルが終われば施錠のためすぐにここから出て、団らんの間もありませんでした。せっかく立派な公民館があるのに生かされてないと思っていました。
そうですね。公民館をいろんな世代にいろんなサークルや用途で使ってもらって地域を活性化したいと思い取り組んできました。問合せがあれば最初に目的や詳細をお聞きしてからこちらのルールも説明し、ご理解いただいて利用してもらいます。騒がしいのでは?汚れるのでは?と最初からマイナス要素だけに目を向けるのではなく、まずは利用してもらってそれからの対応かなと。もしルール違反があればどうやったら皆さんが気持ちよく利用できるかを話し合います。無理なら利用をやめてもらうことになるかもしれませんが、それは仕方のないことです。でも今まで、そんなことは全然なく、皆さん継続して活動しています。
まっっったく笑 公民館活動で婦人会の皆さんとは既に知り合いでしたので、会長といっても引きつづき皆さんとご一緒させてもらうだけ・・・という感じで引き受けました。館長のとき同様、延長線のような感覚でしたし、婦人会の会合も館長で会長の私がここにいることで公民館の空き状況の把握ができ予定や連絡がスムーズにいくので、別々の人がするよりむしろ館長も婦人会会長も同じ人が兼任した方がいいことばかりだと思っています。
何でも楽しんでした方がいいでしょ?笑 私は館長といっても自分も仕事をしてますし、ここや自宅で一日ずっと居る訳ではないので、可能な範囲で各サークルの責任者の方に鍵の開閉をお任せしています。何かあればすぐ連絡くれるし、連絡事項をメモして机の上に置いといてくれるので、不具合箇所があればすぐに修理の手配をするなど早急な対応を心がけています。皆さんの携帯電話の連絡先を教えてもらったりなど、やはりお互いに信頼関係がないとできないことですし、皆さんがとても協力的だから助かっています。
まぁ、ある程度の年齢やからっていうのもあるかもしれへんね。人と人やからいろいろあったりするし。私は何か言われても冷静に受け止められるし、何なら直接聞いて、思ってること全部吐き出してもらうねん。上から言われたとしてもそもそも私より年上やから当然か・・・とか、尊敬する部分は尊敬し、毛嫌いせずに対応しているとその人の本質は見かけとは違うことが分かって、それからは普通に話するようになったりね。ここに来られる方は、皆さん最後にそれぞれの理由をちゃんと伝えてくれ、「ありがとう」と言ってやめていきます。8年間ここにいると、ご年配の方から退部届を受け取った時、その方の年老いていく様子も感じとれ、いろんな思いがこみ上げ涙が出そうになるんですよね。



私らは学生の頃からの付き合いで笑。俺から好きってゆーたんかな笑 いや、多分嫁からやわ笑。
どんなお店にしようかとか、それはもう色々考えましたね。当時はまだこの辺りにお店が何もなかったので、魚から肉から何でも置いてる小さなスーパーみたいにしたんですが、肉や魚の仕入れなどしたことなかったのでそこからでした。いろんな人に聞いて紹介してもらいました。毎日たくさんのお客さんが来てくれて、パートさんも数人いて肉をパックに詰めたり、毎日大忙しでしたね。ヤマザキYショップに加盟してパンもほんとによく売れ店舗表彰もしてもらえました。
けなかったり、失敗や試行錯誤の繰り返しでした。料理人も雇って、とんかつ定食、焼肉定食など定食メニューを作りました。そうそう、あかしやのカレー、そこそこ有名やったんやで!笑。ソフトクリームも人気やったなぁ。
田園公民館がある場所は最初は小学校建設予定地だったんです。それが、保育所に変わり、最終的には中学校建設予定地になったんですが、それも現在の場所(五條西中学校)に建設され、詳しい説明もないまま住宅予定地になったと知らされました。その時は住民からかなり反対の意見があり、私達(北町自治会、最終的には私を含む5名)が代表として大和団地と話し合うことになりました。何度も何度も話し合いは続き、諦めかけたこともあって、私も最後はもう、「俺毎晩、あそこ(予定地)で寝るわ」て言うたこともありましたよ笑 随分長い時間がかかりましたが、最終的には大和団地が田園の住民のための公民館を建て五條市に寄付するかたちで落ち着きました。ですので、田園公民館が五條市の他の公民館と違うところは大和団地から寄付された建物だというところです。あのときはほんとに頑張りました。今でも田園公民館の運営委員長をさせてもらってます。
はい。田園地区では毎年、秋祭りや運動会をしてましたが、コロナ禍でここ数年はすべて中止です。その話と関連してくるんですが、田園地区1,600世帯ある中で自治会加入世帯は現在883世帯です。特に最近、自治会を抜ける人が多くなったように思います。そもそも自治会加入や脱退について義務や規則もありません。自治会を抜ける原因としてはやはり役に当たるのが嫌だということに加え、コロナ禍でイベントが全て中止になり、自治会に入っていても何のメリットも楽しみもないという声をいくつか聞きました。イベント中止についてはやむを得ない判断でしたし、しなかったのではなくできなかったのだということ、今年は何かしらのイベントを復活させようと思っているということを田園ニュース(年2回発行)にて皆様にお伝えしました。
時代は変わって安いお店や大手さんのお店もどんどんできてきます。うちとは仕入れの値段も数も全然違うので到底太刀打ちできません。タバコもお酒も何でも24時間コンビニで買えますし、うちが売り上げを伸ばすには他がどこもやってないことをやるしかないと思ってますが、なかなか・・・。何か考えないと・・・と思いつつ正直現状維持が精いっぱいですね。継ぐ者がいないからとお店を辞めるとこが多い中で、うちは息子が継いでくれて今でもお得意さんへ配達に行かせてもらってます。「池上酒店」の名前があるだけでもありがたいことだと思っています。











