カテゴリー:美味しいお店

社会福祉法人 祥水園 チャレンジすることを諦めない 私の大切な人 街 祥水園のために。

第30回 社会福祉法人 祥水園
理事長(園長兼務)塩崎万規子さん

―「祥水園」が開設されたのはいつですか?

(理事長(園長兼務)塩崎万規子さん 以下園長)昭和51年2月1日に特別養護老人ホームと軽費老人ホームが同時に開設されたのが始まりです。

 

―園長ご自身がこのお仕事に携わるようになった経緯について聞かせてください。

私が子育ても落ち着いてきた頃、前園長(私の主人なんですが)に、「働いてみては?これからは女性も活躍する時代だし、福祉の仕事は女性ならではの良さを活かせる仕事だからやってみてはどう?」という話を持ちかけられたんです。私自身それまで、福祉の仕事はもちろん、本格的に仕事に取り組んだという経験がありませんでしたから、私には無理かも・・・?もし無理だったらすぐ辞めよう・・・というのが当時の正直な気持ちでした。そして初めて配属されたのが軽費老人ホームでした。軽費というのは自立されているそれぞれの利用者さんの各お部屋があって、そこから買い物に出かけたり、畑に行ったりといった感じで過ごされているところです。

 

―初めての現場、お仕事、どうだったんですか?

それがね・・・のめり込んでしまったんです、この仕事に。主人も勧めてはみたが果たして3ケ月もつだろうかと内心思っていたらしいんですが(笑)
もう仕事するのが楽しくて楽しくて。知らない事、分からないことも当然ありましたので、「高齢者福祉」についてひたすら勉強し、いろんな資格をとり、そうすればそうするほど、またどんどんとのめり込んでいくといった感じでしたね。利用者さんや、そのご家族、今度新しく入所したいという方達と触れ合ううちに、より一層この世界に入ってよかったなと思う気持ちが強まっていったんです。

 

祥水園 野原西Villageについて

―本日お邪魔しましたこの祥水園野原西ビレッジは昨年度新規移転、それを機に施設規模と内容が大きく拡大され「閉ざされた老人福祉施設ではなく地域の方達に開かれた空間」だとうかがっています。その内容等について詳しく聞かせていただければと思います。

以前、京都のある老人福祉施設に研修に行かせていただいた時、衝撃を受けたんです。その施設は街の真ん中にありました。周りには住宅地や保育園があり、たくさんのボランティアが施設を訪れ、利用者さんと将棋をしたり、トランプをしたり、絵を描いたり、併設された食堂で一緒に食事もしていました。食堂は一般の方にもご利用いただけ、皆さんごく自然に食事を楽しんでおられました。何だかものすごい衝撃でしたね。

移転前の祥水園は小高い丘の上にあり、地域とは離れた場所にありました。その見学を終えてから、もしいつか自分が施設を建て替えるときにはこういう施設を、街の中に、地域に溶け込んだ施設を作りたい、地域の方達が自由に出入りできる、そして我々もそれを受け入れられる、そんな施設を作りたいとずっと思っていました。

 

―その思いが実現したんですね。

ここは旧野原小学校の跡地だったそうです。吉野川や金剛山が一望できる広い敷地を見渡して、もしこの場所で事業を展開できるのなら、いろんなことをやろうと・・・ずっと今まで私が思い続けてきたこと、こういうことをやりたい、ああいうことをああしてこうして・・・イメージが頭の中に浮かび膨らみました。ずっと思い続けてきた熱い思いに設計士さん達も賛同してくださって、利用者の方、そして地域の方々にとって快適に過ごせる、憩える空間が実現でき、とてもうれしく感謝しています。

 

―施設内はとても明るく、インテリアひとつひとつも素敵ですね。

老人福祉施設というと、イメージ的にですが、暗くて、閉鎖的で、世間とは遮断されたような・・・という印象があります。そして何かを諦める・・・そんな気持ちでここに入所される方もいます。ですが、「そうじゃない」ってことをアピールしたかったんです。壁の色や柄、カーテン、家具など、いかにも老人福祉施設というあつらえはやめたかったんです。それはこの祥水園の特徴でもあると言えますね。

 

―ではどのような施設があるのか詳しく聞かせてもらえますか?

カフェ 澪の街 

吉野川を眺められるこの場所を見た時、まずここ(川に面した場所)にカフェを作ろうと思いました。利用者さんとそのご家族、そして地域の方も憩える地域食堂、地域カフェを作りたいと思いました。今カフェはお休みしてるんですが・・・「食べ物がからだをつくる」「美味しくて健康的なものを食していただきたい」という思いから、薬膳、オーガニック、地産地消をコンセプトに管理栄養士と共にメニュー、企画を構想中です。7月のFMの開局と同時に再オープンしたいと思っています。

―澪の街というネーミングは?

カフェを始めるにあたり、バリスタの資格をとりに行ったんです。周りはほぼ若い方、立ったままの授業も多くてね・・・必死でしたよ~(笑)試験にも何とか合格できて、さぁどんな名前にしようかと・・・。
「私」。誰もがそれぞれの思いを持っている・・・私は、私が、私の・・・といったように。そこで、じゃあ「私」の大切なものって何だろうか・・・
「祥水園」その祥水園を支えてくれているのは・・・「この街」
「私の」はイタリア語でMio(ミオ) ミオか・・・うーん、ミオねぇ・・・みお・・・「澪」
「澪」を調べると運河、川の流れの路って意味があったんですよね。
川・・・「吉野川」
「澪の街!」資格をとりに通う電車の中で思いつきました。

深イイですね!すばらしいネーミングだと思います。


←吉野川と沈む夕日。ロケーションが最高です。

 

 

 

 

リラグゼーションスペースJADE  

利用者さんを始め、とにかく皆さん肩が凝ってるんですよね。何とかそれを改善、癒してあげられる空間をつくれないかと。そして女性はいくつになっても綺麗でいたいという思いをお持ちです。だからこそ美容に対しての悩みもよく耳にします。JADEは美容と健康をテーマにオイルマサージやエステで疲れや悩みを取り除き、心身共にリラックスしていただけるような空間です。


 

 

 

JADEでは、美肌エステ、オイルボディケアをはじめ
まつ毛エクステ、ネイルサロン、美容室、プライベートヨガスタジオなど、美容、健康、メンタル、トータルビューティを展開されているそうです。

 

スポーツジムMiracle 

利用者さんのリハビリとして、そして一般の方もご利用いただけます。理学療法士、スタッフが高齢者や初心者の方、それぞれの体力、ご希望に応じた筋肉トレーニングやプログラムを提案、サポートします。

 

さらに血流がよくなり、高血圧や心臓病にも効果があるといわれる炭酸浴泉もあり、特に女性の方に喜んでいただいています。現在、カフェ澪の街とのコラボ企画でデトックスコースも考案中です。他にも、ヨガ、フラダンス、子供のダンス教室などもこのミラクルが主体となってやっています。

 

 

 

 

 

 

 

託児室 楽柿(らくがき)

五條市の名産の柿と、子供達が楽しくらくがきをしているイメージを合体させてネーミングしました。
以前の施設で、小さい子供さんを持つ職員がどんどんと辞めていきました。育児休暇もありましたが、やっぱり無理・・・、託児所があったら続けられるのに・・・と言って辞めていった職員もいました。その経験から絶対作ろう!と、託児所は。
働くお母さんを応援し、雇用を生んでいくという点からも託児所はマストでした。現在、5~6人の職員のお子さんをお預かりしています。そして、JADE(マッサージ、エステ)やミラクル(スポーツジム)をご利用の会員さんの子供さんも一時預かりしていますので、子供連れでお越しいただいても安心してご利用いたけるようになっています。

 

野原ダイニング

野原ダイニングは以前からありました宅配弁当サービスの部門なんですが、以前の祥水園では特養、軽費、それぞれに厨房がありましたので、効率、リスク・・・それぞれに厨房をもつことのメリット、デメリット色々考えた末、セントラルキッチンとして、ここに集約することにしたんです。再度見直し改善したこと、新しく取り入れたサービス等、祥水園の台所としてはもちろん、地域のお弁当の台所としてお役に立てればと思っています。

―見直したところ、取り入れたサービスとは?

配食サービスとはいえ、独居老人のお宅などへの当初一日一食だった宅配に疑問を感じたんです。夜一食のみの宅配・・・。果たしてそれでいいのか・・・自分は三食食べてるじゃないか、本当に困っている人が一食でいいのか、いや違う・・・。年末年始は宅配休み?じゃ、その長い休みの間、何を食べているのだろう?年末年始だって、やっぱり三食食べるでしょう。お正月にはおせちやちょっと違ったもの食べたいじゃない?そう考えると胸がいっぱいになってしまって・・・。やろう!!と思いました。「三食、年中無休、電話1本でお届けします。」を。

そして、高齢者だけではなく、働くお母さんや、体調が悪くて今日はご飯が作れない、買い物に行けない、夏休み中の子供のお昼ご飯に、そして、企業さんの毎日のお昼ごはんにとご利用いただいています。管理栄養士と共に栄養バランスのとれたメニューを考え、薬膳や旬の食材を取り入れたお弁当は、すべての皆様に安心して食べていただけます。

私も子供が小さい時、家事に育児にクタクタになった時がありました。そんな時「そうだ!野原ダイニング!」と思いついてもらえるようになればと思っています。

←ある日のメニュー♪

園長はたくさんのメニューの中でもメンチカツが大好きということで、献立表にも「園長大好きメンチカツ」笑
その他にも、「フレッシュマンを応援!たけのこご飯」

「俺の愛した豚カツ」「孤独のグルメ黒炒飯」等々、ユニークなネーミングが(笑)メニューを見て、「俺の・・・豚カツ」って、どんな豚カツですか?と問い合わせがあったとか・・・
私も気になります、「俺の愛した豚カツ」 愛された豚カツを食べてみたいですね♪

 

―すべての施設が母体である老人福祉施設とうまくマッチしていますね。

そうですね、やはり、方向性が全く違うものを目指しても仕方がないですよね。主軸である老人福祉施設とうまく融合できるものを作り、我々の方からお越しくださいという声をあげられる施設を作りたかったんです。皆さん、とても楽しんでくださり、ここで一日居られるとおっしゃってくださったご家族さんもいました。今までは面会に来られてもどこか気忙しく帰っていかれた様子もありました。ゆっくりしてもらうスペース、居場所がなかったからかもしれません。ですが、今では家族さんの面会が非常に多くなりました。本当に良かったと思っています。

 

FM五條 

FM五條は、まず第一に防災情報、そして県政、市政だよりやイベント、ニュース、福祉、医療、健康、学校、施設、企業、他にも音楽や体操など、奈良県や和歌山県のラジオ局さんと連携をとりながら、たくさんの情報をお伝えしていきます。

現在、取材に出かけたり、ゲストをお招きしたりして、収録をしています。周波数は78MHz 7月8日開局します。

―なぜFMを?

台風により五條市にも甚大な被害をもたらした平成23年の紀伊半島大水害。その時、祥水園は何もできなかったんです。社会福祉法人 祥水園として、五條市の皆様に大切にしてもらってきたのに、何もできなかったんです。あの時、施設は今にも窓が割れそうなほどの強風と、ひどい雨漏り・・・。二次災害の恐れもあることから、とても避難してきてもらえる状態ではありませんでした。その時の体験から思ったこと気づいたことがずっと胸にありました。だから、防災情報を流せる局としてスペースだけはとっておきたかったんです。もし私の代で実現しなくても、その意志を引き継いでやってもらえる時の為にと。それが、市制60周年という記念の年に、開局できることになりました。 過疎化、少子化、人口減といった暗いニュースを耳にしますが、歴史あるこの五條市で、がんばっている人たち、企業さん、元気な子供達の声を電波にのせてお届けし、五條を元気にしたいんです。

 

―ひとつひとつに園長の思いのつまった祥水園であることが、とてもよくわかりました。最後にこれからの思いなどをお聞かせください。

チャレンジすることを忘れず生きていきたいんです。 前園長は主人であり、私にこの仕事をいちから教えてくれた師でもありました。56歳でこの世を去って、私にはいつもそばで教えてくれ、相談できた人はいなくなりました。でも、だからといって下を向いているのではなく、何かを始めようとか、問題にぶつかった時や、決断する時、常にもう一人の自分に問いかけるようにしています。「本当にそれでいいの?私」と。そうすることで、気づかなかったことや、アイデア、違った考え方に気づくこともあります。

生きたかったのに生きれなかった主人。でも私は生きているじゃないかと。その根本を忘れず、いろんなことにチャレンジし続け、この祥水園と共に歩んでいきたいと思っています。

園長、本日はありがとうございました。

社会福祉法人 祥水園のHPはこちら

 

社会福祉法人 祥水園 野原西Village

住所 五條市野原西3丁目3番41号
電話 0747-23-0615(代表)

 

 

 

 


スタッフHのすぽっとwrite☆

「チャレンジすることを忘れない」その言葉がとても印象的でした。バリスタの資格の他にも、JADEを担当されているお嬢様と一緒にオイルマッサージの資格も取りに行ったそうです。そして、お二人ともX-JAPANのYOSHIKIの大ファンだそうで!彼に対する熱い思いも最後には聞かせていただきました♪
JADE、Miracleも実はYOSHIKIの楽曲にあるそうで、そこからネーミングしたそうです。FM五條の周波数78MHz。沖縄の那覇と千葉のFMも78MHzだそうです。
千葉といえば、YOSHIKIの出身地だそうで、そんな繋がりをたどって、いつかYOSHIKIが五條に来てくれないかと夢を語られ、お話をきいているうちに、何だか、その夢も実現するんじゃないかと、そんなパワーも感じさせてくれる園長でした。

 

LUNCH&FOOD YAKKO   いつも笑いの絶えない・・・そんな 人と人と がつないだ めぐり合わせの『 縁 』

 

いつも笑いの絶えない・・・そんな 人と人と がつないだ めぐり合わせの『 縁 』

 

第29回 LUNCH&FOOD YAKKO 田中 恵美 さん

 

 

今春、リニューアルオープンしたばかりの
『LUNCH&FOOD YAKKO』さんにお話しをお伺いしました!

店長の田中さんはじめ、スタッフ4人(右から 先代のおじいちゃん、店長さん、前垣内さん、息子さん)で わきあいあいとお店をされているYAKKOさん!

店長さんは、前垣内さんのことをマエガイッチ、前垣内さんは店長のことをタナカッチと呼び合うほどの仲の良さ!
そんな 仲むつまじい4人にお話を伺いました!

 

ーまずは リニューアルされパープルにも掲載されたお店の紹介をお願いします!

店長)毎日、主に日替わりランチを、和食と洋食の交互でできたらいいな、と思ってやってます。3時くらいからは、五条駅に近くて学生さんとかも多いから、ファストフードをやったらどうかなって。

たこ焼きとか、フライドポテトとか、プチからあげみたいな感じで、学生さん達に提供していますね。

ーお財布にもやさしい価格ですね!

店長)そうなんです。ほんとはねぇ、薄利多売で、もう全然儲けにはならないんすけど。学生の子にやっぱり300円、400円だせってゆうのも、かわいそうな話なんでワンコイン、ツーコインでだせるように、考えてさせてもらってます。

よくでるのは、ポテトですね。あと、たこ焼きが名物みたいになってますね。普通のたこ焼きより、ちょっと大玉になってるんです。それで6個200円ていう安さもあって・・。

中の具も、こんにゃくとたくあんが入ってて。あとネギと天かすと惜しみなく使うんで、皆さんにすごい好評です!

ーたくあんが入っているのはめずらしいですが、誰の考案ですか?

店長)たくあんはね、わたしが前の会社でこういうお店をするんで、っていうたら、たくあん入れたらおいしいよって教えてくれて・・。

最初はみんな
「えーっ!?たくあん??」ってゆってたんですけど
「これアリやなって!(笑)」コリコリした食感がおいしいくて!

前垣内さん)たこ焼きの中に紅しょうが入ってんの、よう食べんかったっていう人もいてたんで、たくあんが代わりに入っててよかったってゆってもらえて。

ー今日は息子さんが焼いてらっしゃいますが

店長)あの子(息子さん)がいてないときは彼女(マエガイッチ)が焼いてます。わたしもゆっくりやけど、焼く練習をしてますね。ずっとあの子もいてないので・・あの子も来年の4月から社会人になっちゃうので・・。

ー息子さんはどこかで修行を?

店長)高校の文化祭で模擬店したくらいで・・でも器用なのですぐできましたね。

マエガイッチの息子さんは、マエガイッチが焼いた たこ焼きと、あの子が焼いた たこ焼きの違いがわかるみたいで・・・(笑)

同じ材料で同じ配合でやってるのに「いつものたこ焼きと味が違う」って言われたって(笑)それ聞いたときに「ああやっぱり違うんや」って・・。

火加減、まわし方、焦がし方で違うみたいで・・。


ーわたしも家でたこ焼きをよくしますが何かコツは?

息子さん)メンタルです!(笑)けっこう強火にしすぎてもダメなんですけど・・・最初、強火にしといて返して、丸くなった瞬間に弱火にしますね。

ーでも家は鉄板じゃないので・・

息子さん)テフロンですか?テフロンは(火力が)弱いんで、強火にしといて、反面返して、丸くなったら弱火にして、その待機熱で、中まで火が通るんで・・。

おじいちゃん)腕は悪いんやけど道具がええから!(笑)」

息子さん)よういいますわ!(笑)」

息子さん)最初、開店するまでに、家のテフロンのたこ焼き器で練習したんです。テフロンは焦げないしへばりつかないし・・。でもこれは最初・・コツ覚えるまで・・

店長) けっこう苦労してましたね! 最初は!

息子さん)すぐこびりつくから返せないし、火加減、間違えたら大変ですね。

店長)サラの鉄板やったから、最初の焼きが上手いこといけへんかったら、後々ずっと焦げ付いてくるって聞いてたんで。ほんとは、たこ焼き屋さんで修行して・・、って聞くんですけど。

そんな(うちは)たこ焼き屋さんじゃないし、カフェでたこ焼きていうのもおかしな話やねんけど。ファストフードしてあげたいな、っていうのもあったんで。多分、外から見たらたこ焼き屋さん、ってわからないって思うんです。

だから、たこ焼きの ちょうちんみたいな看板を出せ、っておじいちゃんも言うんです。けど、わたしがこだわりがあって。うちはたこ焼き屋さんじゃないねん!と。うちはカフェやねん!と。カフェでたこ焼きを、高校生の子らに食べてもらえたら、っていうのがあって。

だから絶対、そういう ちょうちんとかは出さない!って(笑)だから、おしゃれなカフェ風のたこ焼きの幟を、ネットで探して見つけた時は「みつけたーーーーーっ!!」って、もうそれを直ぐに買って・・・。

それでたこ焼きやってるって、(看板)出してるだけなんで、たこ焼きやってるってあんまり知らんのかも知れませんね。

ーでも口コミで広がるのでは?

店長)と思ってね・・広がればいいなって。夏はまた氷をやろうかなと・・・。氷は・・看板出そうかな・・?(笑)

 

ーメニューについてですが、日替わりのメニューはどうやって決めていらっしゃいますか?

店長)ほとんど、わたしとあの子(前垣内さん)で決めてます。たまにおじいちゃんに聞いたり・・。おじいちゃんは40年、和食の板前さんしてはったから、おじいちゃんの意見を聞いたり・・。

あと、家庭菜園を家族のものがやってくれてて。今やったら、スナップエンドウとかそらまめとか、全部畑から取って来て、獲れたてを利用してますね。こないだまでは、イチゴもよくできてて。

買うよりもすごく甘くできたんで、デザートにつけたりしてますね。わたしは畑は一切しないんで、作ってもらったのを獲ってくるだけなんですけどね・・・(笑)

ー旬のものを提供していらっしゃるんですね!

店長)そうですね。こないだは破竹の煮物をしましたし・・季節季節の旬のものをうまいこと利用できたらと思って利用してますね。

ー1番人気、看板メニューを教えてください

店長)おじいちゃんが作るオムライスが前のお店の時からすごい好評で!

ーじゃあオムライスはおじいちゃんが?

店長)おじいちゃんです。わたしらも作れへんことないねんけど「なんでわたしら作ったら味が違うんやろな?」っていうて。

おじいちゃんは大きな中華鍋で、強火で炒めるけど、わたしらそれが出来ないでしょ?多分、その差かなって?入れてるものは一緒なんですけど、わたしらは、テフロンのフライパンでするからかな?やっぱり板前さんにはかなわへんなって!

それと、出し巻きも良く出ます。それもおじいちゃんですね。アルコールもOKにしてあるんでやっぱり、夜、一杯飲みに来てくれはる方も多いんで・・。日替わりと出し巻き、両方頼む方もいてますね。
みなさん出し巻き好きですね。

あと、おじいちゃん特製の牛筋煮込みカレーもね。1番最初、家族のご飯に作ってくれた時に、めっちゃくっちゃおいしくって!「おじいちゃんこれめっちゃおいしいわ」って、これお店したら絶対だそな!ってゆってメニューに加えました。

おじいちゃんのつくる       絶品だし巻き卵
息子さん考案の      オムカラマヨ丼も好評♪

 

 

 

 

 

 

 

ースタッフの方のご紹介もしていただけますか?

店長)あの子は(前垣内さん)わたしより6つ下かな?6つ下なんですけど、前の職場が一緒で、そこで二人、1年くらいずっと一緒に仕事してて。わたしが、たまたまこのお店をしようと思うねん、って話をして。

で、辞めるんでって話をしたら、あの子も辞める時期がちょうど一緒になって・・。相談にのってもらって・・ってそうしてるうちに、一緒にお店をやってくれる事になって。

彼女、お料理がすごく上手ですごい助かってます。
テキパキ、パッパとしてくれて・・・。めっちゃっくっちゃ明るい前向きな子なんでね。わたしの息子とも、初対面から打ち解けてくれて。ツレかっていうくらい(笑)

ほんで、この子(息子)もわたしに言えない事も、あの子にはゆったりして・・。ラインでね2人で「あんたらツレか?」っていうくらい、ほんまに仲ようしてやって(笑)

あの子の息子さんと、うちの息子の歳が近いっていうのもあるし、同じ男の子の子供っていうのもあって。話もあうし、気持ちもわかってくれやるし・・。

気が合うからやりやすいし、思ってることわかってくれるから、同時に同じ事発する時あるし(笑)考えてる事が同じやから・・何もいわんでもわかってもらえるし、わたしのイラン気持ちとか・・。

だからほんまにね・・あの子と出会えた事が、財産やったかなって・・・。

おじいちゃんともすごい気が合ってくれて。それが1番、仕事していく上で心配やったんですけど・・あの子の性格が良いから・・。息子も「マエガイッチは神やなっ」って(笑)

ただのパートさんってだけでなくって、一緒にお店をやっていってもらってる・・。ほんとに『同士』みたいに思ってるんで・・・。

 

ーそれは素敵なご縁と関係性ですね!

-では、リニューアルのことについて。
 リニューアルは去年の12月に立ち上げしたんですか?

店長)立ち上げたのは・・2月のね・・・

ー2月ですか?

店長)それまでは全く・・話も無くって。
まあ12月の半ばくらいに ちょっとあるきっかけがあったんで・・・。

おじいちゃん、ゆうてもわたしの父親代わりになるんですけど、おじいちゃんも、もうぼちぼち今年80才になるんで。もうお店もずっと一人で頑張ってたんですけど、しんどいし、っていう話も聞いてたんで、もう閉めようかな?って言う話になって・・。

それで、そしたらわたし頑張ってするわ!ってなって・・それが12月半ばくらいなんですよ。

ーそこからオープンまで早いですね!

店長)そうですね。すごい良いリフォーム屋さんっていうか、良い大工さんと出会って・・・その方がすごい良い方で。前は、ほんまに純和風な店やったんで!ビフォーアフターの写真、撮っといたらよかったな、っていうくらい変わりました!

前は和食の店やったんで、どうしても閉鎖的なイメージがあって。中を見えないようにしてたし、後から聞いたら敷居が高い店って、近所の方も思ってはったみたいで。なかなか入ってよういかんかったって・・・。

そんな意見もいろいろ聞いてたんで。でも、それやったらやっぱりあかんわって思って・・駅前やし、誰でも入ってもらいやすい、オープン的な店にした方が絶対いいかな、ってゆって。それでガラスとかも替えていって、中も見えるようにして、明るい感じで・・・。

ーなってますよね、明るい感じ!

店長)わたしがピンクが大好きなんで!(笑)壁紙を選ぶ時も、「ピンクあかん?」ってゆったら「タナカッチの好きな色にしいよ!」って!(笑)

ーまだところどころ(前店の)名残がありますが・・

店長)そうですね。ここをどうないしよって大工さんが頭を悩ませて、
「どないしたらこれがカフェになる?」みたいな感じで・・。

ーそれは全部お任せで?

店長)いや、相談しながらですけど 次こうしてこうしてって、無理難題ばっかりゆうもんやさかい、困ったと思いますけど、すっごい良い方だったので。
個人でやってはる方やったんですけど、家族的な付き合いできるまでになってくださって・・。

 

ーリフォームはどれくらいでできたんですか?

店長)3か月ほどですね。

ーそしたら12月の構想ができてからすぐ・・

店長)そうです。でも、内装を見てもらいだしたんが、1月の半ばくらいやから、ほんまに2か月半くらいでしてくれたと思います。ほんとは 4/5の予定やったんですけど、4/11まで延ばしてもらって・・。

ーじゃあリニューアルオープンが4/11なんですね。
それでは前店の『やっこ支店』のことを教えて下さい。
『やっこ』の名前の由来は?

店長)その辺はおじいちゃんにきかんと・・・。
「おじいちゃん、『やっこ』っていう店の名前の由来あるの?」

おじいちゃん)それは先々代が決めたんやけど・・・。昔は、今の 紀陽銀行なってるところありますね。あの上に本店があって。あそこで昔『やっこ』っていう、五條の芸者さんの置屋があって。
そして、この名前をもろて、そこの検番がやめはったから家をこうて、それでその下が、ちょうどまだ24号線が出来てない、168号線・・

店長)ああ、河内長野行く道な

おじいちゃん)あれがもう無かったから、あそこのど真ん中に、やっこの本店があったわけ。それで昭和28年に本店して、その3年後の昭和31年に『やっこ支店』として開店して。別館として、リバーサイドの向かいに『やっこ別館』てあったんです。

店長)『やっこ』ってういう字もひらがなの「や」と「っ」に「こ」がね古いっていう字の崩し字らしいんですけど、誰もよう読まんかって・・パソコンでは出ない字みたいです。

おじいちゃん)五条ガスから取引したのは昭和・・先代の栗山さんと、その前は柏木さんていうて、新町のガス屋さんやったんやけど。柏木さんと栗山さんが合併して五条ガスを立ち上げた頃からですね。

店長)やっこ』を立ち上げたのは、わたしらからゆったら、おばあちゃんのお兄ちゃんが立ち上げて・・。

ほんでその『やっこ』っていう名前を、ほんとはもっとね、カフェやから、おしゃれな名前にしたかったんですけど・・やっぱり『やっこ』っていう名前を残してあげたいな、っていうのがあって。

でも、ひらがなで『やっこ』って硬いイメージがあるし、変な感じするんで・・。ほんだら店の名前どうしよ、ってゆって、ほんでもうローマ字にしよっかって。ローマ字にしたらちょっと受け入れてもらえるかなってゆって。ランチとファストフードのフードで『LUNCH&FOOD YAKKO』って・・・それが名前の由来ですね・・・深いんです(笑)

 

ーそこから今のカフェスタイルにしようと思ったのは?

店長)そうしないとおじいちゃんがやってた時のお客さんって、ほとんど年配の常連さんばっかりで、一見さんがほとんどおられなくて・・。

その年配の方もだんだんいなくなって・・・それじゃお店としての経営も成り立っていかへんから・・・。やから老若男女問わず、どんな方でも、入ってもらえるようにしたいなっと思って・・それでお昼のランチにしよっかなって。

それにわたしも主婦なので、夜遅く仕事するのはネックやったし、それよりはお昼しよかって・・。おじいちゃんの健康も考えて・・・。

 

ーどんな方がよく来られますか?

店長)ほんとに老若男女の方が来ますね。高校生もたまに来てくれますし、ご近所の方も来てくれますし、電車待ちで時間ある方も来てくれますし。

だから一見さんも多くなりました。どっから来てくれはるか聞きませんけど(笑)車でわざわざランチを食べに4回、5回って来てくれはる方も出来ましたし。チョットずつ来て下さるようになってきましたね。

小さい子どもたちも、100円玉1個持って「おばちゃん ポテト―っ!」って、そこの窓のところに、外から呼び鈴押せるようになってるんですけど。踏み台も大工さん考えてくれて・・。そこからピンポンおして「ポテトくださーい」って100円持ってきてくれて。
そこに椅子あるからすわって待っててね、ってゆったら ちょこん ってすわって待っててくれたり。それが1番したかったんで、やってよかったかな・・と。

 

ー印象に残っているお客さまはいますか?

店長)観光で、親子さんで来てくださった方がいらっしゃって。今から栄山寺とか行ってくるわ、ってゆって、お昼食べてくださって。新町とか全部歩いて帰って来て、「クタクタになったぁ」ってゆって、また帰りも寄って下さって。1日2回来てくださった方は、すごい印象的でしたね。
外国人も来てくれたりもしますね。その時は彼女(マエガイッチ)が対応してくれて、なんとか身振り手振りで・・。その時はトーストが食べたかったみたいで、トーストとボイルエッグしてって言われて・・・。
メニューになかったんですけど、してあげたらすごい喜んでくれましたね。

 

ー苦労したことはどんなことですか?

店長)おじいちゃんの時にずっと手伝ってたので、接客も初めてじゃなかったから、そういう面では、そこは苦労してないんですけど。目に見えない設備とかもそうやし、こんだけ必要や、とかいろんなことせんなんとか・・・。

もっと安易に考えすぎてて・・実際、自分が経営するとなったら、なかなか大変っていう事がよくわかりました。経営の難しさっていうんかな、こんなとこにこんだけお金いるとか、最初の設備投資もそうですけど。

お店閉めたらそれで終わりって、みな思わはるんですけど。もうほんまにその後の片づけとか、明日の準備とか、いろんな事してたら、時計見たら夜1時、2時とか・・。このお店準備しだしてから、6キロやせました!

なかなか大変なんですけど、でもやっと流れがわかってきて・・・。どないしたら無駄がない仕入れできるかな?とか考えたり・・。

休憩時間も、ゆっくり休憩することがまずできなくて・・。業者さんはその間しか来てもらわれんし。

 

ーそんな大変な中でも嬉しかった事は?

店長)お客様がご飯を残さんときれいに食べてくれはった時が、1番うれしいですね!美味しかったよ!っていうてもらうのが1番やっぱりうれしいですね!

 

ー五條でお店を構えて思うことはありますか?

店長)駅前やからもっと人が多いのかなと、思ったんですけど、思ってるほどそんなに人がいてなくて・・。

けど来られる方は、やっぱりみんな人懐っこい方が多くて。大阪とかやったら、準備中やったら絶対入って来ない思うんですけど。五條の人は、準備中でも「えーけぇー?」ゆうて半分閉まってる扉から 顔、覗かせてくれはるから「おばちゃん、えーよぉ」ゆうて・・(笑)

そういうのは五條やからちゃうかな、って思いますね。

 

ーこれからどんな風に?

店長)高校生にもっと来てほしいですね!もっとお店を知ってほしいですし。ちょっとずつ・・ちょっとずつでも来てもらえたら有り難いですね!

 

学生さんのみ発行の200円で1ポイントのスタンプカード♪20ポイントたまればお好きな200円商品と交換してくれます!

持っていた高校生はなんと3枚目!!
ちなみに交換した商品はアイスコーヒーだとか

 

宴会10名程度もOKの2階は、小さいお子さんと子連れで来られても気にならない うれしい個別スペースあり♪

 

 

 

 

 

終始 笑いの絶えないスタッフと居心地のよい空間!

きっとその雰囲気はお客さんにも伝わっているんだと、寄り道中の高校生の楽しそうな姿を見ながらそう感じました!

 

YAKKOさん!本日は有難うございました。

 

 

 

LUNCH&FOOD YAKKO

住所   奈良県五條市須恵3丁目2-16
電話   0747-22-2603
営業時間 11:00~14:00
15:00~20:00
※ファストフードメニューは15:00からのみ
定休日  土・日曜日
駐車場  2台完備 ※満車の場合対応あり

 

 

☆スタッフ森子のつぶやき☆

入社以来、気になっていた「やっこ支店」というお店の名前・・・。
そのナゾを解く意味でもあった今回の取材(笑)
取材2回目とあって少し余裕の森子(笑)
でもそれは、タナカッチ店長さんはじめ、お店のスタッフの温かい雰囲気のおかげだということに気付かされ・・・。4人の絶妙なバランスの関係性がとてもうらやましく。お互い、持ち合わせていないところを、カバーしながら、笑いを交え・・いやっ、笑いを中心に(笑)コミュニケーションを図る・・。
ふだん何気ないそのやりとりが、実は1番難しかったり・・。
でも、笑いのポテンシャルはかね備えていると、自負の森子!(笑)
それが発揮できるか否かはさておき・・(笑)

大好きな歌の歌詞に
「♪大切なことはいつもあたりまえの中にある。つまらない毎日を笑って乗り越えていこう!♪」  by『HERO』
とあるように、笑顔の大切さを、再認識できた貴重な時間でした!
ありがとうございました!!

 

 

鶴萬々堂 「ひとつひとつていねいに作る」・・・その先にお客様の笑顔が待っているから。

第27回 鶴萬々堂 大谷信一さん

 

「ひとつひとつていねいに作る」・・・その先にお客様の笑顔が待っているから。

 

ー 明治26年創業となっていますが、歴史あるお店の経緯を教えてください

わたしのおじいさんからです。私のお父さんは次男やったから、最初は長男さんが継ぐ予定で修行にも行ってたんですけど、戦争で亡くなったので急遽、僕の親父が継ぐようになって・・そのあと僕と言うことですね。

ー 下市にもお店がありますが

暖簾分けになるんです。わたしの父親の姉さんが、うちで修行してた人と結婚して、下市に店を出したんです。

下市のお店も長いですか?

70年くらいですね。

 

ー 私も気になっていたお店の名前の由来を教えて下さい

それはねえ・・僕も知らんのですよ。
おばあちゃんに一回聞いたことがあるんです。「なんでそんな名前なん?」って子供時分に聞いた覚えはあるんやけども・・・う~ん・・・欲・・欲やったんちゃうかなって・・萬、萬って(笑)

鶴がついてますが縁起が良いから?

鶴はねぇ、奈良に『 萬々堂通則 』ってあるんですよ。
で、そのお店の名前とのちがいってことで、前に鶴を付けて『 鶴萬々堂 』ってつけたんですよ。鶴は昔からめでたいことに出される、ってことで付けたって聞いてるんですよ。
でも 『 萬々堂 』って店の名前は良くあるみたいで。昔、子供時分かな・・学生時分に北陸の方に行ったときも『 萬々堂 』 ってお店があったような・・。駅のベンチに『 萬々堂 』って書いてありましたよ。今はもうないかもわかりませんが。

 

ー 和菓子の魅力についてですが

魅力・・・
季節季節によって、季節を感じる和菓子っていうのかな、そういうのを考えながらやっているんですけど・・。

和菓子って綺麗ですよね!

その季節季節に合う・・これを見たら、あっ季節がきたんやなぁって。
ちょっとずつ、1か月くらい早め早めで作るんです。梅やったら今はまだ咲いていないけど、2月初めから作ったりして。「あぁ、もうじき梅やなぁ」って感じとってもらうような・・。
もうそろそろ桜かな、とかゆうてるんですけど・・。去年は3月の10日くらいかな?やってるんですけど。「まだちよっと早いかなぁ」っていいながらやってるんですけど。

これが梅の和菓子ですね?
これ(枝)はごぼうですか?

そうです。ごぼうです。

枝に見立ててるんですよね?

はいはい。

 

このおまんじゅう(早わらび)も かわいいですが、この焼き印は?

焼き印はね、作ってもらうんです。色んな種類がありますね。

この(薄緑の)色は?

これは自分で塗るんです・・。
早いわらび・・早わらび(さわらび)やから、草があったほうがええかなって。

 

ネーミングはご主人が?

色々、本とか見て調べますね。

種類は増えましたか?

種類は増えてますねぇ。
形もちょっとずつ変わって来てますね。和菓子は型ってあるんですけどね、大きさも変わってきてると思います。昔のほうがちょっと大きいような気がします。

それは原材料の高騰とかでですか?

それもあるかもわかりませんね。

日本の行事のひなまつりや5月の節句には和菓子がつきものですが・・

昔に比べたらだいぶ減りましたけどね。子供がいてへんからっていうので、そんなんも段々なくなってきてますね。

 

ー そうなんですね。それではお店の看板商品を教えて下さい

酒まんじゅうですね。
昔の人は薄皮まんじゅう、ってゆうたりしてました。親父の時代は酒まんじゅうが人気でしたが、ここ何年か・・・20年か30年前からは鮎菓子のほうが人気があるみたいですね。

 

ー その私も大好きな鮎菓子について是非教えて下さい!

「桜鮎」と名前がついていますが

桜鮎ってね、吉野川の川沿いに桜の木いっぱいあって、桜がちらちら落ちるでしょ。その桜を川中で食べたかどうかわからないですが・・。この辺の鮎は全部桜鮎とゆうたように思うんです。

全国的には鮎菓子とよばれている?

いや、鮎焼きとかですね。
鮎菓子っていうところもありますが、岐阜の辺にも鮎のおまんじゅうが結構あるんですけど、鮎焼きやったかな? その所によっても結構違いますね。

形状は一緒?

だいたい一緒ですね。カステラの生地に甘いお餅の求肥(ぎゅうひ)ですね。

あのモチモチ感がたまりませんが(笑)

わかりますわかります (笑)
求肥って、餅粉とそれに砂糖が入ってるだけなんです。

お餅を甘くしただけとはちがうんですね?

餅に砂糖入れただけでは そないならんねんなあ・・あれなんやろなぁ・・? ぼくもずっと教えてもらった その方法で・・ 火加減もあるんやろうね。あれ火加減 けっこう難しいんですよ。砂糖全部 入れてしもたら 火緩めるとかね。そうせんと すぐこげつくんですよ。砂糖が入るだけで。

鮎菓子を作る工程で一番難しいのは?

生地のこね具合かな?こねすぎたら小麦粉やから粘り気が出るんですよ。それが出たらもう出来上がりが膨れませんね。水の量もあるし・・・難しいですね。

1日どれくらい作りますか?

その時にもよりますけど、100の時もあれば200の時もあるし・・ 週末やったらその倍はいきますね。

何年くらいで出来るようになりますか?

親父の時代から・・最初の頃は生地を残しといてもらって練習するんです。それでちょっとずつ出来るようになるんです。

すぐに出来ました?

いや!すぐは出来ません!
鉄板に、4つの5つ・・20個ずつ焼くんですよ。焼き終わったら、求肥入れて、クッて巻いていくんですけどね・・なかなかそれができませんわ。同じ小判形に焼くのもできませんね。
だからテレビで、ようそういう工場にいって、タレントさんとかやらしてもらてるでしょ? 絶対できしませんやんか? そんな簡単にでけへんのにって!(笑)

女優の尾野真千子さんも以前テレビでご紹介されてましたが

それは僕もちょっとびっくりしたんやけどね。(笑)
尾野さんのお母さんがよく来てくれとったんですわ。尾野さんは2、3回行き帰りは寄ってくれとたんです。紹介されたときはすごかったですね。尾野さん様様ですね(笑)。青森から九州から、いろんなところから2日くらい、ずっと電話なりっぱなしでしたね。

宅配の?

そうですね。 送ってくださいっていうて。
全然しらん人やけど、送ってみて・・多分お金貰われんかもわからんけど、とりあえず送っとこかゆうて・・。でもそれはなかったですね。お金はちゃんとくれましたけどね(笑)
今でも(宅配は)東京とか定期的にはありますし、大阪とからはしょっちゅう買いに来てくれる人もいてます。

 

ー 1日のスケジュールを教えてください

朝早い時は6時くらいからやりますし、注文によってですけど、普通は7時くらいからですね。一日中やってますね。

お一人で?

一人でやってます。

 

ー お店のPOPすごく魅力的ですね!!

これねえ・・
商工会の人が「もっと宣伝しなさい!」ってゆってね。五條の商工会の人がPOPの先生連れてくるからゆって、3回来てくれはったんです。桜の季節やったら桜の飾りつけとかを、全部、商工会の人が買いに走ってくれて、飾りつけてくれて。
あの立て看板も先生書いてくれはったんです。

商工会一丸となって・・ですね!

ぼく、もうええゆうたんですけど(笑)
「そんなんゆわんと私ら行って手伝いますから」っていわれて。
商工会の事務員さんが来られて、良くやってくださって・・。POPも言う事に答えててくれたらええだけやから、っていうさかい、先生が言うことにぼくが答えて、それを書いてくれはって。
ほんで「ちょっと立て看板もほしいんですけど」ってゆったら「ほな買いにいってきます」ゆうていってくれはって。
立て看板の外枠は、自分の知り合いに作ってもらったんですけど。

おもての立て看板は最近ですよね?

最近ですよ今年・・?去年ですよ。
うちは始めから宣伝しないってゆってたんですけど。「そんなえらそうな顔しとったら商売なりまへんで、これからは!」ってPOPの先生に怒られまして。うちは宣伝しまへんゆうたら、「そんなもんで今日日いけまっか」ってゆわれて(笑)

うち元々は商励会通りにあったんですよ。こっちにきて16年目かな。
それまで、商励会通りで長いことやってたんです。でもさびれてきて、車通りやないとあかんゆうことで・・。ちょうどここを紹介してくれる人がおって、ぜひ行きますって、ゆって行ったんです。

看板も新しくなって・・

あれけっこう目立ちます?

 目立ちます!

これ・・・(笑)
大ヒットなんですよ!!(笑)
ほんまにあの時かたくなに宣伝しませんってゆってましたけど、商工会の人が一生懸命になってくれはってね・・・。

それもご主人の人柄の良さから・・ですね

 

ー 看板といえばお店に掲げられてる大きな看板にも目がいきますが

毎日新聞にも載せてもらったんですが、吉野川で昔は舟で鮎を捕ったような・・その舟の板かな? でも・・これは琵琶湖の舟の板って聞いてます。

創業当時の頃ですか?

いやそうではないですね。
(舟板に書いてる)電話が 2、3、4 ・・三桁やし・・ぼくが小学生時代時分の前の頃の話やし・・。

立派な賞状も飾られてますね 

これはね博覧会に出した時のですね。大和羊羹が金賞を獲りましたね。
羊羹はずっとおじいさんの時代からですわ。

(その横の写真のを見て)
これがね五新鉄道の起工式の時の写真です。
五條市っていったら五新鉄道で、この写真絶対出るでしょ。このテントのマークがうちのマークやったんですわ。近所の人に「これお前とこのマークちゃうの?」って教えてもらって。多分うちが寄付したんやと思うんですわ、起工式に。それでうちで調べたら、羊羹に昔、引菓子ってあって羊羹の上に絵を書くんですよ。これ(プレート)を羊羹の上にあてて、すっと塗って、そしたら字が移るんです。引菓子の注文をもらったんやと思うんです。それで(プレートを)探したら出てきたんです。これは明治・・明治じゃないわ・・ 昭和14年ですね。

80年近く前ですね!

そうですね。
それで博物館に言いに行ったんです。これうちのマークですんで、どないか写真もらえませんか?って。
(博物館のかたも)「これ(マーク)何やろな?ってゆうとったんやけど、わかって良かった」ってゆってくれはって。
そしたら写真だけあげます、ゆうことでもらえたんです。それで飾らせてもらってるんです。

 

 

ー これからどんなお店に?

もうそない、ぎょうさん売れてもらわんでもきっちりと・・買ってくれはる方によろこんでもらえたら・・と、それでええと思ってやってるんですけどね・・。
ひとつひとつ丁寧に作ってる っていうだけですね。

その思いが伝わるからみんな買いにきてくれはるんですね

ちょっと手抜いたら、もう出来あがりませんからね。
・・これ、やまのいもで作るじょうようまんじゅう、っていうんですけどね。そのやまのいもを、とろろいも作るみたいにおろし金ですって、そこに砂糖入れて、あとお米の粉ですわ。それだけですけど。ちょっとまちごうたら、もうこないなりませんね。はでたり、カチンカチンになったり。いもの種類も、粘りの強いときもあれば弱いときもあるし・・ほんだらやっぱり(配合を)変えやんとね。鮎菓子でも、みかさまんじゅうでも。毎日、生地を合わせて焼くんですけど、毎日焼き上がりが違います。材料をきっちり計らんと、ええのできませんね。

 

繊細な和菓子だからこそひとつひとつ丁寧に・・・ですね

また大ヒットの看板も注目して、この通りを通ってみたいと思います!

本日はありがとうございました。

 

鶴萬々堂

住所   奈良県五條市五條1-3-13
電話   0747-22-2234
営業時間 9:00~18:00
定休日  水曜日

 

 

 

☆ スタッフ森子のつぶやき ☆

私も大好きで大好きで仕方ない、鶴萬の鮎菓子!
今回、インタビュアデビュー(笑)という記念すべき初回を是非、鶴萬さんで、と決めていた私・・。
アポをとるのに訪れた店先で、初対面するご主人にドキドキしながらも、奥から現れた優しそうな笑顔のご主人にホッとしつつ、取材当日を迎え、お話をお伺いすることができました!笑顔あふれるご主人の優しさが、鮎菓子のあのたまらないやわらかさに出ていたんだなぁと、改めて実感することができました。
帰り道、吉野川に掛かる大川橋を、大好きなスタッフH先輩と渡っていると、きらきらと輝く水面がとても綺麗でしばらく魅了され・・。五条と桜鮎!私と鶴萬の鮎菓子!!(笑)と切っても切れない縁が、この川に掛かる橋のように繋いでくれているんだなぁ・・・とそんなことを感じながら、・・そんな魅力あふれる五條の再発見ができた訪問となりました。
そしてそして、笑顔の素敵なご主人が作る鮎菓子!そんな鮎菓子に好き度が増してしまう森子でした!!

レストラン&カフェ ひまわり お客様ひとりひとり、それぞれの「お腹いっぱい」を喜んでもらえるように

第26回 レストラン&カフェ ひまわり
マスター 亀岡 進さん

s-DSC01519

―ひまわりさんがこちらでお店を始められたのはいつですか?またその経緯などを聞かせてください。

s-DSC01524お店を始めようと思って、店舗付住宅というかたちの物件を探してたんです。
私は堺市の出身でしたので、最初は大阪府内で物件を探してたんです。いろんな物件を見て回り、時には大阪以外、名張なども見てみましたが、自分が思う物件になかなか出会えず、最後の最後に出会ったのがここだったんです。広さ、雰囲気、値段、条件的にいいなと思いまして・・・。それで平成10年1月にオープンしました。

―この職業につこうと思ったのはいつ頃ですか?

学生の頃でしたかね、テレビの料理番組がすごく流行ってて・・・有名なシェフが番組内で料理をしているシーンなんかを見てるうちに興味を持ち出して、その頃からこの道に進もうという気持ちがかたまってましたね。

 

―そのなかでも洋食屋さんを選んだのは?

始めは大阪のホテルの厨房で中華料理をやってたんです。ですがその頃、フランス料理が人気の時代でして、それでそちらの方に興味をもちまして・・・。その後、製パンを1年ほどしたりもしたんですが、やはり包丁を握って料理したいなという思いが強まって、それからはフレンチのお店やお肉の専門店など、ずっと洋食をやってきました。自分自身も洋食が好きですし、独立するなら洋食屋さんと決めてたんです。

―お店のメニューについて

オープンから4~5年くらいの間は、「ハンバーグ」「エビフライ」というように単品でお出ししてたんですが、いろんな種類をちょっとずつ食べてもらうっていうのもいいんじゃないかと思いまして、「ハンバーグ・エビフライ・トンカツ」というような盛り合わせ、セットメニューを始めたんです。それが、お客様には好評で、今も人気でよく注文いただいてます。単品メニューの方も、ビーフシチューやこの時期ですとカキフライなど、毎回決まってそのメニューを注文してくださるリピーターの方もいます。

 

↑お肉がとろける絶品ビーフシチュー♪

 

―セットメニューにはAからHまで・・・8種類もあるんですね。

ええ、そうなんです。実はこのセットメニューにさらにあとひとつ追加しようと思ってるのがありまして・・・
うちのメニューは結構ボリュームがあるんですよ。とにかく、いっぱい食べてってくださいって感じで。それでご飯もお変わり自由なんです。
なんですがね、オープン当初からずっときていただいてるお客さんですと、もうあれから20年近くでしょう?もう昔みたいにたくさん食べれないっていう声を最近よく聞くんですよね。それで、品数はそのままで全体的にもう少しボリュームと値段を下げたセットメニューを作ろうかなと思っています。決まり次第すぐに始めたいと思っています。

わかります(笑)私も最近、そんな時があります(笑) でもハンバーグもエビフライも、デザートもやっぱりいろいろ食べたいんですよね。

今までの考えは、「とにかくいっぱい食べてほしい」だったんです。最近になって、そういうお客様の声や意見を聞くと、お客さんにもそれぞれ自分の「食べたい量・食べれる量」ひとりひとりの「お腹いっぱい」っていうのもあるのかなっていう考えも出てきたんですよね。

うちはご年配のお客さんもたくさん来ていただいてるので、そういう要望にお応えするメニュー作りも必要かなと思うようになってきたんです。

―お店をやってきてうれしかったことは?

やはり、美味しかったよ、また来ますと言っていただくことがこういう仕事をしていれば一番じゃないでしょうか。

s-DSC01529そして、20年前に初めてこの土地にやってきてお店を開いて、この場所でお客さんを通じて、または子供を通じて知り合いがたくさんできたことが本当にうれしかったですね。ここにきてよかったと家内とも話しているんです。s-DSC01522

 

 

ー乗り越えてきた課題などはありましたか?

それも、先ほどの話と少し重なりますが、やはり知り合いが全くいない、繋がりもないということでしたね。こちらに来て、近くの喫茶店にいきなり飛び込みで伺いまして、仕入れ先を紹介してくださいってお願いしたんですよ。それでも、快く聞いてくださって、すぐに数件紹介してくれたんですよね。ですので、これもうれしかった事のひとつですね。

ーこれからやってみようと思っていることなどありますか?

そうですね・・・お客さんに喜んでもらえるような何かを考えていきたいですね。私がああしたいこうしたいというのではなく、お客さんなどんなことをしたら喜んでくれるか、どんなことを望んでるのかっていうことを見つけていきたいですね。
あまり大題的には宣伝してないんですが、うちはテイクアウトもやってます。
駐車スペースも限られてる為、車でお越しいただいた際、停めれなくてご不便やご迷惑をおかけしていることもあります。ですので、駐車スペースの問題もひとつの課題ですが、テイクアウトというかたちも将来的にはもっと広めていった方がいいかなと考えています。

ー一日のスケジュールは?またお休みの日はどう過ごされてますか?

s-DSC01528朝は8:30から厨房に入ってます。休みの日もほぼ、店の用事だとか、買い出しとかで終わってしまうことが多いですね。数年前から趣味で釣りを始めたんですが、去年は1回しか行けなかったですね・・・。もう少し余裕ができたら行きたいと思っています。

 

 

マスター、本日はありがとうございました。

RESTAURANT&CAFE ひまわり

〒637-0093
奈良県五條市田園3丁目20-4
0747-23-0535
営業時間
11:00~15:00
17:00~21:00(オーダーストップ20:00)
定休日   火曜日・第1・第3月曜日
駐車場   有

 

 


☆スタッフHのすぽっとwrite☆

私の洋食第1位はエビフライです。ひまわりさんのメニューをながめエビフライ単品にしようと思いましたが、 あ、カキフライもええなぁ♪でもハンバーグも・・・と迷って迷って、ハンバーグ・エビフライ・ポークヒレカツのBセットに決定。スタッフMはビーフシチュー即決、注文。サラダにかかったドレッシングもとっても美味しく食後にはデザートのゼリー、コーヒーもついてきました。マスター、幸せな「お腹いっぱい」をありがとうございました。

 

 

 

 

お好みハウスわらべ 「また行きたい また食べたい」そう思ってもらえるお店に

 

第23回 お好みハウスわらべ 岡部 紀美子さん

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―お店を始められたきっかけを教えてください。

長年営んできたタクシー業を辞め家でじっとしてるのもなぁ・・・と思い、主人と2人で喫茶店でも始めようかと考えましたが、気軽に食べに来てもらえるお好み焼き屋にしようと思ったのがはじまりです。

―それから開店までの道のりは?

同じするなら、「お好み焼き」をちゃんと知りたい、習いたい、大げさかもしれませんが真髄を極めないと・・・と思ったんです。
一口に「お好み焼き」といっても、大阪のお好み焼き、広島焼き、生地やソース、混ぜ方、焼き方、きっといろいろあるはず・・・何で大阪のお好み焼きは美味しいのか?人気があるのか?広島焼きってどんなものか?とにかく色々知りたくて、調べたり食べに行ったりしました。
そんな中、主人の知り合いを通じて、元々五條で喫茶店などを経営されてた方が大阪梅田でプロの料理人を育てる学校をしているというのを聞き、そこに通うことになったんです。

―梅田まで通われたんですか?

はい。ですが丁度その頃、知り合いの方の会社で事務員で働かせてもらうことになって・・・。勤めながら週に1度のペースで2年間通いました。学校の日は朝9時半から夜8時半まで、いろんなコースの講義を受けました。
学校へ行くと、五條からよく来てくれたと歓迎してくださって、名店など食べに連れて行ってもらった思い出があります。

―働きながら2年間も学校に通うのは大変なこと、岡部さんはとても積極的で行動的ですね。失礼ですが、何歳の時のお話ですか?

54~55歳の頃だったと思います。もともと働くのは苦にならないというか、じっとしてるのが嫌な性分なんですよね(笑)お店をするとなればやはりリスクもありますし、相談すればいろんな意見もありましたが、人ができてることは自分も挑戦したらできるんじゃないか・・・っていつもそんな感じでしたいと思った事は何でも挑戦してやってしまうんです(笑)人が聞いたら笑うかもしれないですけどね。 じゃ、10年だけ店をしようと決めて始めたんです。

オープンしたのはいつごろですか?

平成7年です。

―ではもう開店して20年・・・振り返ってみていかがですか?

s-DSC01365 店を始めるときには後継ぎなど考えてもみなかったですし、主人と2人、10年だけやろうと思って始めたんですが、途中主人が体調悪くなった時がありまして、それを機に息子が帰ってきてくれ、お店を継いでくれたんです。
そのことで2人ではできなかったこと、例えばメニューを増やしたり、お弁当を始めたり、配達をしたり・・・と息子達と力を合わせ時代のニーズに合わs-DSC01401せ、アイデアを出したりしながら20年が過ぎました。

 

 

 

 

 

―わらべのお好み焼きはどんなお好み焼きですか?

s-DSC01379s-DSC01382家庭でもできるお好み焼きですが「されど お好み焼き」です。
キャベツなら切り方、大きさ、・・・機械にかけず手作業で切ること、繊維に沿って切るのがいいのか逆らって切るのがいいのか、混ぜ方も大事ですし、卵ひとつの微妙な分量の違いで焼きがりに大きな差が出る、細かいことですが、そのひとつひとつがとても重要なんですよ。長芋はパウダーではなくすりおろしたもの、他では使ってないわらべ独自調合のソース、マヨネーズを好きなだけかけて召し上がってください。

― 一品料理やお弁当もあるんですね。

飲食店がなくなってきたり、町が変わってきたりする中でお好み焼き以外にもこんなメニューないの?と聞かれるうちに少しずつ作り始めたのがきっかけです。自家栽培している無農薬の野菜を使って煮物や漬物を作ってメニューとしてお出ししたり日替わり弁当のおかずにいれたりしています。
お弁当はひとりぐらしの高齢者の方の注文が多く、車に乗れない、スーパーまで行けない、買っても多すぎるという声を聞き、そんな方に喜んでもらえたらとお弁当を配達しています。

―自家栽培野菜で作ったお惣菜や漬物、すべて手作りということですね。

はい、無農薬の季節の野菜を使った惣菜、それから野沢菜、小松菜、みぶ菜、からし菜、大根葉等々、漬物にして保管します。先代の母は岩手の出身でした。岩手県では来客者にお茶と数種類のお漬物を出してもてなすのが習わしだそうで、一生懸命糠床の世話をしている母を毎日見ていました。その母の大事にしていた糠床を守るため、毎日かかさずかきまぜ、にんにくや山椒、唐辛子を入れてみたりと考え試した末、いきついた方法で美味しい漬物が出来上がるようになりました。100年以上の糠床にいろんな経験と試行錯誤を重ねてできあがった漬物は私の自慢です(笑)

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↑料理の他にもお店には岡部さん手製のもの、ご家族、お知り合いの方のいろんな「手作り」がありました。

s-DSC01403s-DSC01363←食事と一緒に出されたお茶も自家製はぶ茶。
ご主人が畑で育てたものを摘み乾燥させ炊き出した美味しいお茶でした。

 

 

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↑高校時代甲子園出場経験のある智弁学園野球部OBの息子さん。
      今春のセンバツ初優勝の記事や、野球選手の方々のサインもずらり。

 

―わらべの名前の由来は?

 

s-DSC01370わらべは「童」。子供さんでも気軽に来てくれたら・・・という思いからです。
味付けした生地にキャベツをいれて安くて美味しい「学生焼き」と名付けて学生さんでも気軽に立ち寄って食べてもらえたら・・・なんて考えていたんです。でも、学校帰りに寄り路もダメかなと思って、それなら、お父さん、お母さん、家族と一緒に食べに来てくれたらな、そして、子供の頃あそこに食べに行ったなって思いだしてくれるようなお店、まだあのお店やってるかなって来てくれるお店にしたいなって思いから「わらべ」とつけました。思い出してくれた時にいつでも、そしていつまでもここにあるお店でありたいですね。

岡部さん、本日はありがとうございました。

お好みハウス わらべ

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住  所 五條市本町1-2-7
電  話 0747-23-2772
営業時間 AM11:00~PM10:00
定休日  日曜・祝日
駐車場  有
※カウンター席・テーブル席有


スタッフHのすぽっとwrite☆

関西人なら、誰もが愛する粉もん。なかでも、お好み焼きはどこの家庭でもまさしく?「鉄板メニュー」ではないでしょうか?家庭で食べるお好み焼きもいいですが、お店で焼いてもらうお好み焼きはやっぱり美味しい!わらべさんの店内は初めて行ったのになぜか懐かしいような雰囲気が漂い、ソースの香りにそそられ、どれにしようか迷って注文したお好み焼きの中にはお餅が入ってて美味しかった~!
今度行った時にはお好み焼きと「漬物」も食べてみたいと思います。

 

 

 

餅商 一ツ橋 のれんが掛かると開店の合図です

第15回 餅商 一ツ橋    佐古 友次 さん

s-DSC007702010年全国で88番目に重要伝統的建造物群保存地区として選定されました新町通りで、餅商を営まれて3代目、佐古友次さんにお話を伺いました。お店の暖簾をくぐりますとご主人と女将さんに笑顔で迎えていただきました。

 

-お店の歩みを教えていただけますか。

「私の祖父(佐古家3代目)が、大正時代初期に餅商を営み、親父、私で3代目(餅商)になります。
餅は縁起物です。私が子どもの頃は、正月の鏡餅、子でけ餅、一升餅(子供の1歳の誕生日に背負わせるお餅)祭りの餅、よもぎ餅、柏餅、おかきと毎日忙しく餅を作っていたようです。その頃祖父は、『餅屋を継いでいくのだったら饅頭とひっかけやないかん。いずれ餅は、何十年か経つと無くなってしまう。』と言っていたんですよ。私は中学卒業後、祖父の知り合いの饅頭屋さんへ奉公に出たんです。 私も奉公から帰って来て、店の手伝いをするのですが、祖父、親父、お母さんと餅つくりの人手があったもので、大阪のうどん屋さんへ勤めに出たんですが、しばらくして体を悪くして帰って来た私は、地元の会社で31年、大阪の会社で14年勤め、私が63歳で会社を退職してから餅と饅頭を作って今日に至ります。
その間に、親父が徴兵されて・・・、製法と機械を残して5年間程店を閉めていた期間もありましたが、私が結婚してからお母ちゃんが(女将さん以下同)ず-と店を守り続けてくれていたんですよ。」

 

-餅商の看板は創業時からですか。

s-DSC00773「看板は創業当時からです。 最初看板は、川側に餅饅と正面に餅商一ツ橋の看板が揚がっていたんですが、2度の台風(室戸台風と伊勢湾台風)で落ちてしまって一つに・・・。伊勢湾台風の後私が修繕した時には、看板の枠に松の木を用いたので重たくてね・・・揚げるのに大変苦労したんですよ。(笑)
当時の看板は、ペンキがそんなに無かったらしく、黒色はコ-ルタ-ル、白色はペンキで塗られていたようで、看板を塗り替えた時は、ペンキの塗りが悪くてね・・・。(笑)
私の祖父は、野球が好きで看板の角にラジオを付けて音楽を流して営業をしていたもので、子供達が野球を聞きに寄って来たものです。店先には、焼きもち台があって、かんてき(炭火)の上に鉄板を置いて焼きもちを焼いて、ラジオを聞いて食べられるようにしていたんですよ。椅子も置いてね。(笑)」

 

-様子が目に浮かぶようです。仕入れはご主人がしているのですか。

「仕入れは、昔の営業経験を活かして交渉をして、年に数回まとめて購入し、運搬も自分でしているんですよ。お米屋さんに配達してもらうと値段が高くなるからね。もち米は、しぶもちは有名で他にこがねもち等の品種があり、山形、秋田、熊本県から入荷しているようです。良いもち米やそうでないもち米は、御鏡(鏡餅)を作ると良く解るんですよ、こしのあるぷっくりとした餅やダラッと伸びる餅が出来てね、餅屋も勉強しないとついていけないんですよ。s-P1010256s-P1010254
お店に並ぶ商品も、揚げまんじゅう、焼きもち、1月末から作るよもぎ餅、それに代わる柏餅を作るんですが、もう、よもぎの準備は出来ています。あんこは、昔から北海道産の小豆を使用しています。」

 

-お餅の製法も変わって来ているのですか。

「焼きもちの製法は親父から教わった製法で、杵でついた餅を柔らかくして作っているんです。他の店より少し硬めで、口に入れるとしっこりとして美味しいです。揚げまんじゅうは、私が習ってきてからです。
機械も、大正、昭和、平成と購入した機械があるけれど、時代に合った機械でないとね、機械代金が高くても立ち仕事でしんどいから新しい機械が必要になります。
セイロで蒸す蒸し器の燃料も、シバから、ひっ粉(木屑)、コ-クス、重油になり、今はガスに変わって、手間いらずの自動でs-DSC00783出来る便利な機械に代わりましたね。普段はおかあちゃんと二人で作っていますが、年末は、息子夫婦が手伝ってくれます。」
s-DSC00786

 

 

-朝は、早くから作られているのですか。焼きもちや揚げまんじゅうはお昼すぎには売り切れの様子ですが、何かこだわりはありますか。また、重要伝統的建造物群保存地区になって観光の方も大勢いいらっしゃるのでしょうね。

「以前に比べると、作る量が少なくなっているのですが、s-DSC00767おかあちゃんは朝4時頃から、私は5時頃から準備にかかり、ほぼ8時頃には完成です。焼きもち・揚げまんじゅうが並び、のれんが掛かれば開店の合図です。
朝早くからバイクに乗って買いに来てくれるお客さんもいます。
これは親父さんからず-と言われてきた事で、当日残った商品は、決して次の日に売ってはいけないと・・・信条です。
毎日の仕込みの量も、天気予報を見て決めているんですよ。s-DSC00763長年の勘で、作る量をひかえたりしてね。雨の日は足を運んでくれるお客さんが少ないから・・・。
午後から、お客さんが来てくれて「もう無いの?いつ来ても売り切れやね。」と言われます。商品を残さない程度に作っているので、行きは有っても帰りは売り切れ、時間で無くなってしまうので、電話をいただければ取り置きもします。そういうお客さんも大勢います。地元の人から、20個や30個と注文が入り、買いに来てくれるから続けようと思えるんですよ。

先日は、餅まき用の餅の注文をもらって、おかあちゃんと一生懸命、無言で作らせてもらったんです。注文は欲しいけれど、立ち仕事なので体がえらくてね。お客さんは『来年もお願いします。』と言って帰って行ったけどね。(笑)昔は、地域の人達で餅をついていたようですが、最近は、手間をかけて作る人手が無いようで・・・。ある地域では、毎年のように注文をもらっていたんだけど、最近どうしているか聞いてみると、人が減って餅まきが出来ないらしい。人が大勢いる地域では、餅まきが出来るけれど、人が少ない地域では出来ないという事らしいです。
地蔵盆の餅も数件つかせてもらっていたんだけど、最近は半分程に・・・。お地蔵さんのお祀りも、お世話をしてくれる人がいなくなって、生活が変わって来ているんですよ。私達も変化に順応していかないとね。お店もお客さんを待っているだけで無く、店に寄ってもらい易いように考えないとね・・・。

2010年に重要伝統的建造物群保存地区になって観光に来てくれる人、写真を撮って行く人が増えて、お昼ご飯の食べられる店を聞かれることが多くてね。(笑)
お店を覗いてくれはるお客さんは、焼きもちや揚げまんじゅうを1個買って、それらを何人かで分け合って食べている場合も・・・、それで、「一つずつ入れて下さい。」と言われることもあって袋に入れていたのですが。孫がバイトに来てくれた時に、もっと良い方法は?と考えてくれて、紙ナフキンを取り入れたんですよ。お客さんの手も汚れないし、袋代も安くなって・・・絶えずニ-ズに合うようにして行かないとね・・・。その分お客さんにも還元しないといけないので、当店の揚げまんじゅうは大きでしょう。(笑) 色々な事に太刀打ちして行こうと思えば、考えていかないとね。」

 

-時代が変わって来たのですね。話が変わりますが、お饅頭の包装にへぎを使われていますねいつ頃からですか。

「私が嫁いで来た当時から使っていましたね。s-P1010223お客様は、『木の香りがしますね。』と喜んでくれるんですよ。 へぎは、竹の皮と違って饅頭を包むのに融通が利いて便利なんです。紐もへぎの紐を使っていたんですが値段が高くてビニ-ル紐を使うようになりましたけどね・・・。」(女将さん)

 

-お商売で一番大切にしている事を教えてください。

「接客です。お客様と『今日、良い天気やね。』と天気や、季節、体調の事など情報交換をする場として大切です。会話することは大事ですから。私も元気になれるしね。先日は、ガイドブックを手に韓国の方が観光に来てくれて・・・『いらっしゃい。ありがとう。』と韓国語で挨拶をして、お餅の作り方を説明したり、機械を見て貰ったりしていたんですよ。(笑)」

 

-国際的な交流ですね。ご主人の健康の秘訣を教えていただけますか。

 「毎日、散歩に出かけます。それと晩酌です。
健康には、ストレスが一番ダメなので、余計な事は何も考えずにおかあちゃんに頼まれる事だけをしているんです。それが一番良いんですよ。この年になるとお互いに我が出てくるのですが、無茶は言いませんからね・・・。(笑)
日曜日は、毎日の疲れを癒しに食事に出かけます。
花の季節にはお花見に行ったり、焼きもちやおはぎ、よもぎ餅が沢山並んでいる道の駅(お餅の勉強)へ車を走らせます。(笑)
s-DSC00776 人を大切に思う気持ちがお互いに、思い、思われますからね・・・。
先日も孫が、『ごちそうを作ってあげる。』と来てくれて・・・・・。 とっても美味しかったです。」

                             ご主人と散歩に出かけるミーちゃん

 

本日はありがとうございました。

 

 

店  名   餅商 一ツ橋  佐古友次
住  所   五條市五條1丁目3-1
TEL    0747-22-3470
営業時間   のれんが開店の合図です(AM7:30頃~売り切れまで)
定休日    日曜日
駐車場    無

 

 

お話を伺っている間、笑顔で話してくれるご主人と女将さん、楽しい話に引き込まれる居心地の良い空間、お二人の温かさが感じられました。そして、お二人から元気をいただきました。いつまでもお元気で続けていただきたいと思います。

 

中華料理 たんぽぽ  気軽に安心して来ていただける中華料理のお店

第14回  中華料理 たんぽぽ  二島 孝夫 さん

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国道24号線沿いに店舗を構えます 中華料理 たんぽぽ
オ-ナ- シェフ 二島 孝夫 さんにお話を伺いました。

-中華料理店を始められたきっかけを教えていただけますか。 

「私がここで中華料理店を営んで8年目になります。最初は両親がお好み焼き店をしていたんですよ。私はその頃、大阪の中華料理店でお世話になって働かせてもらっていたんですね。
そして、そろそろお店を持とうかと思っていた頃、両親もちょうど引退を考えていた頃で・・・場所も国道沿いでお客様も大勢来ていただいていましたので、ここで開店させていただくことになりました。それがきっかけですね。」

 

-料理の中で中華料理を選ばれたのはなぜですか。 s-DSC00735

「商売はしたかったんです。それでみなさんに馴染んでもらいやすい料理で、よく食べますし、僕も好きだし、中華料理が一番馴染みやすい料理かなと思いまして・・・・・。
大阪の学校へ通い、大阪の中華料理店の厨房に入らせてもらって修行、朝からス-プ作りをして・・・そして五條でお店を持って・・・そんな感じですね。」

 

-お店の名前“たんぽぽ”さんの由来は?

「名前は、最初に覚えてもらいたいと思いまして、中華料理のお店は沢山ありますよね○○軒など難しいじゃないですか、親しんでもらいたいと思えば解りやすく、覚えやすく、馴染みやすくと思って“たんぽぽ”と付けました。」

 

-お店の特徴を教えてください。

「これがあまり無いというか、強く個性を出さないようにと思っていまして、みなさんが中華料理店へ出かけて食べたいと思われている料理を作ろうと・・・、から揚げも酢豚もお客様が好んでいる、思っているような味の料理をお出しすることができたらと・・・・・。
普通が良いかなぁと思っているんです。来ていただいたお客様に美味しい、また食べたいと思っていただければそれだけで・・・・・。 後は見てのとおり、お手頃価格の気軽に安心して来ていただける中華料理の店です。」

 

-メニュ-も豊富で、ミニサイズの『小』もありますね。

「メニュ-の品数は数えたことはありませんが、s-P1010191みなさんお馴染のメニュ-・ランチメニュ-です。品揃えのほうはどうなんでしょうね。 最初メニュ-には、『小』はして無かったのですが、お客様から食べきれずに『多い・多いなぁ。』と言う声を聞いて2.3年それからメニュ-に加えました。(笑)
最初は食べきれずに注文していただいていると思っていたのですが、例えば4人のグル-プで来られて2.3品じゃなくて6品、7品を食べたいというお客様もおられますので、『小』も良いんだなぁと。料理の品数を増やしたいと考えられている方々には人気があります。」

 

-人気のメニュ-は?

「ラーメンに餃子、からあげ、鳥なんばん、肉団子、天津あんかけチャ-ハン・・・・・などもよく注文が入りますね。」

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-ちりとり鍋も美味しそうですね。s-DSC00758

「これは、私が美味しそうと思ったのと、お店では大きな汁物を用意するのは大変なのでお鍋と鉄板の間でこれなら出来ると思って、しかも店の材料で出来るのでメニュ-に加えました。
ちりとり鍋は夏でもバンバンと注文が入るんですよね。隣のテ-ブルで食べているのを目にすると、美味しそう!食べたい!と思っていただけるのでしょうか、一つのテ-ブルで注文が入ると続いて隣のテーブルからも注文が続くことが多いですね。(笑)」

 

-お商売の魅力は何ですか。

「お客様から美味しかったと聞けるのは嬉しいですし、私は大阪生まれの大阪育ちで五條に帰ってくるまでは、知り合いもいなかったんですよね。そんな中、ほかの場所で出会っても気軽に声を掛けていただける、繋がりが持てる、話をするのは苦手なんだけど皆さんに知っていただいていることが有り難いですね。」

 

-食材ですね竹の子が有りますよ。 

「そうなんです。竹の子の季節には、私が掘って来た竹の子や、みなさんからs-DSC00710いただいた竹の子全てを、あく抜き(下調理)をしてビン詰にしてs-DSC00713保存しています。ビンの蓋がへこんでいますよね、密封で春の香りがそのまま保存出来ます。(マスタ-が瓶の蓋を開けてくださいました。瓶には春の香りがぎっしりと詰まっていました。)お客様にも安心して食べていただけます。」

(愛犬のリリ-と竹の子堀りに。)

 

-話は変わりますが、壁に掛けられている物は笛ですか? s-DSC00706

「これは、お箸(箸と箸箱)です。」

-エッ、お箸ですか。すごいですね。

s-DSC00701「元々釣り竿を作られていた方で、自分達のグル-プ用にと作ってくれましてね、このように竿を作る材料と一緒ですよね、お箸掛けも手作りでマイ箸有り難いです。他にもこの方は、向かいの温泉(金剛の湯)には、お寺の模型を置いてはりますね。」

 

-マスタ-は大阪のお店で修行され五條でお店を持とうと思われたのは、ご両親が暮らしていたからですか。

「それもありましたし、結構昔からこちらへは、サイクリングや釣りをしに自転車に乗って遊びに来ていたんですよね。五條を通って・・・・・。
その頃から五條は良いなぁ、山があって、川があって自然の中で・・・・都会と違う暮らしも良いかなぁと思っていたんですよ。」

 

-ありがとうございます。五條っ子にとって嬉しいお言葉をいただきました。

「たぶん都会の方は、良いなぁと思っている方も大勢いると思いますよ。」

 

-マスタ-が今大切にしていることや今後の夢を教えてください。

s-DSC00736「来店していただいていますお客様は、リピ-タ-の方や、開店当初から来ていただいている方が大勢いますので、同じようにず-と安心して来ていただけるように、変わらず・変わったように思われずに・・・おもてなしを・・・・・。
このまま続けられることができると良いんですけれどね。」 

 

-本日はありがとうございました。

 

店  名     中華料理  たんぽぽ
住  所     五條市二見1丁目1-4 (リバ-サイドホテル向かい)
TEL      0747-23-5233
営業時間     11:30~14:00  17:00~22:30
定休日      火曜日
駐車場      有

 

昔からある日本の食文化ではないのにこんなに皆さんに愛されている中華料理、濃厚な味や辛さが白いご飯に、ビールにお酒に良く合います。家庭でも挑戦していますが、お店のように作ることが出来ません。やっぱり火力のせい、調味料のせい、私の腕のせい(苦笑)
それなら・・・教えていただいた竹の子保存に挑戦します。来春はマスタ-に良い報告が出来ますように・・・(笑)
それなら・・・マスタ-の温かい人柄が感じられる居心地の良い空間へ、心もお腹もいっぱいにしに・・・・・。(オードブルやお持ち帰りも用意していただけます。)

 

 

 

パン工房 ヤムヤム  「こだわる」というよりか「自然体」でさせてもらってます 

 

第13回 パン工房 ヤムヤム 前田 義和さん

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―パン工房 ヤムヤムさんがお店を始められるまでの経緯を聞かせてください。

(前田義和さん 以下同)僕自身がパン屋さんをしたいなって・・・ そこからです。高校卒業後、まず専門学校で1年間基礎から学び、その後宝塚で3年、滋賀で2年修行させてもらって、2001年、地元であるこの五條市でお店を開店しました。

―パン屋さんをしたいなっていうのは子供の頃からの夢だったんですか? 

いえ、そういう訳ではないんですが、きっかけとして僕が高校3年生の時だったでしょうか、「バブル崩壊」の時代だったんです。何だかすごいことになったみたい・・・という印象がありました。そこで単純にこれからは飲食業が堅いんじゃないかと思いまして。飲食業でも色々ありますが、あまり深く考えたという感じはなく直感的に「パン」が一番自分に向いてるかなって思ったんです。

―店名 yum yum (ヤムヤム)というのは・・・?

英語で、そして幼児ことばで「おいしい」って意味なんです。s-DSC00650そこには、子供に安心して食べさせられるものを作りたいという思いがありました。丁度僕も子供が産まれた時期、そしてオーガニックだとか有機、食品添加物、アレルギーの事などが取り上げられていた時代でもあったんです。ですが、それもあまり硬くこだわる感じではなく日々口にするパンを子供がおいしいね!って笑顔になれるような・・・そういう素朴で自然な感じでとらえてるんです。

―安心安全なものというとやはり材料ということでしょうか?

そうですね。できる限り自然派で、地元産の小麦、ライ麦、米粉、もち粉・・・都会のパン屋とは違って、この周りには美味しい水や、仲間の作る麦や野菜、果物が揃っています。地元産は安くて美味しくて食材として持ってる力が強いんです。主にそういった食材を使って安心安全でそして安く買っていただけるパンを作っています。

―アレルギーへの取り組みもされてるそうですね。

僕自身の子供が食物アレルギーで苦しんでいた事もあって、そこから乳・卵などのアレルギーでパン食を我慢している子供たちも安心して食べられるパン、「卵や牛乳が入ってなくても美味しいパン」を作ったんです。.

―材料へのこだわりやアレルギーへの取り組み、美味しいパンづくりの為に色々と考えておられるのですね。

でもね、そんなガチガチに捉えている訳ではないんですよ。素材に関してもできるだけ地元産で、天然でというだけで、作るパンの用途、特性によってそれ以外の素材も必要です。アレルギー対応パンも置いてますけど、それに特化した店ではありません。食べて、「あ、美味しい、また食べたい」って思う安全なパンを作ろう・・・s-DSC00620それだけなんです。最初からあまり前置きや説明を色々つけてしまうのではなく、ベースはパン屋さんとして、美味しそうだな、食べてみたいな・・から徐々に深まりそこから質問や、例えばアレルギー対応でこんなパンが食べたいなという要望があればできる範囲で応えていけたらという考えですね。あまり型にはめすぎるとパンが日常じゃなくなると思うんです。病院食でもサプリメントでもない、パンは日常口にする自然な食べ物ですから。

ですので「こだわる」というより「自然体」でやってます。

―パンの種類はどれくらいあるんでしょうか?

s-DSC00623多いと思いますよ。都会の店なら絶対数が多い分商品を絞れますし、経営的にもその方がいいかもしれないんですが、うちのお店では60~70種類くらいはありますね。s-DSC00617

 

 

 

―製造は店長がおひとりで?朝は早いんですか?あと、店舗での販売以外に卸しなどはされてますか?

妻とスタッフの方達にも手伝ってもらっています。
僕は朝4時半頃から製造にとりかかります。午前中にはその日の分を終えて、午後からは翌日の分の準備にとりかからないといけないんで。卸しは今はほとんどしてないですね。以前はずっとスタッフには「職人」というかたちをとって、その分卸しの仕事も多く請けてましたが、辞められるとひとり分の工程がぽっかり空いてしまって同時進行で進めていく製造ができなくなる等のリスクがあって困るんですよね。それで、色んな面を見直し、「職人」という枠を無くしスタッフはすべてパートにきりかえ、自分のできる容量で、やはりお店をいちばんにやっていこうと卸しも極力減らしたんです。パートさん達が時間単位で入ってくれて、製造や販売もサポートしてもらうというスタイルでやっています。

―たくさんのお客様が来店されてるようですね。なかでもサイクリストの方がよく来られてるようですが・・・

はい。そうなんです。サイクリングのブームというのもあると思いますが、ここってすごく立地条件がいいんですよ。金剛山を超えてくるというルートがあるんです。サイクリストの方は「坂」が好きなんです。逆に困るのは交通量が多いことなんです。そういった条件がいいので休憩場所としてよく利用していただいてますね。ガッツリ食事をとるとその後の走行に差し障るんですけど、その点パンは消化も早く、ほどよい糖分が後にエネルギーに変わるのでいいみたいですね。

―自転車を停める専用のハンガーのようなもの?も設置されてますが。

今、置いてるお店多いですよ。自転車ってやはり高価なものですし、サイクリストの方が多く来てくれるので必要かなと思いまして。実は僕も自転車乗るんですよ。やはりお店にサイクリストの方がたくさん来られるのを見たのがきっかけで・・・。
ですので、もう一歩踏み込んだところで連携がうまくとれればサイクリング用の部品とか機材とかの販売もちょっと考えてみようかなと思ってるんです。サイクリング途中での自転車の故障、トラブルに対応できたらと思ったりしてます。

―ばあくさんで石釜を使った焼き立てパンとピザを作るイベントをされてるそうですね。 

はい。「食の乱反射」略して「食乱」というグループがあるんです。この地域の「食」や「ものづくり」にこだわる農家さんや生産者で作ったグループなんですが、そのグループ内でのコラボレーションで始めたイベントなんです。
石釜で焼けたアツアツのパンやチーズの上にばあくさん特性のベーコンを乗せたピザといったように「パン」をメインとしたイベントを月に1回やってきてたんですが、少し趣向を変えてみようかということで、今はカフェをメインにした形で、ばあくさんが主軸となって開催されています。そのカフェで召し上がっていただくパンを作っています。

―「食乱」というグループでのイベントは他にもあるんでしょうか?

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はい。年に一度11月に「大食宴会」をやっています。今年は吉野川の川原で開催します。

 

―入口に「ノスタルジック街道」という看板がありますが、これは?

s-DSC00646s-DSC00647これは、お店を経営する何軒かの仲良しのグループで、何かできたらいいねというところから、名前を作って目的地になるような仕掛けをしていこうというものなんです。山麓線を走り、立ち寄ったり休憩したりしながらこちらを目的地としてもらえるような仕掛けを。
広告媒体として1件でやるより何軒か集まりいろんな意見を持ち寄った方が、チラシのクオリティも高まり、仕掛けも深くなり、予算も安くなる、何より目的が一緒だから一緒にしようと・・・そこから始まり作ったのが「ノスタルジック街道」です。

―困っていることは?

時間が足りないことです。
「てづくり」というのはやはりそのための時間が圧倒的にかかるんですよね。仕事としてこなしていかないといけない作業の中で当然トラブルも出てきます。機械であったり、業者間の仕入れの事であったり。それを責任者としてひとつひとつ判断し対処していかないといけない、当然の事なんですけど、そういう事が重なったりすると、時間がほしいなと思いますね。

―これからについての考えなどはありますか?

そうですね、日常をがんばること ですね。
僕にとってのパン作りはもちろん「仕事」であり「日常」なんですよね。生活に入ってしまっているもので、圧倒的に費やす時間が多い。なので、その日常をうまく取り入れていかないと。仕事ばかりでも息切れしてしまうので、メリハリは大事ですよね。だから定休日は完全にオフで、趣味の時間を楽しんだり。その中で他のパン屋さんに行ってみたり、和食、洋食、いろんなお店に行ってヒントを得る事もありますしね。主軸を守っていくだけでも大変、でありながら経営するにはやはり流行らないといけない、材料にこだわれば値段も上がるといったせめぎ合いはありますけど、ガチガチにならず、ほんとに素朴に自然体で「日常」である「パン作り」を頑張ることです。

前田さん、本日はありがとうございまいした。

 

パン工房 ヤムヤムさんのHPはこちらから

パン工房 ヤムヤム

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住 所    奈良県五條市田園3-20-6
電 話    0747-23-5530
営業時間 8:00~19:00
定休日  火曜日・水曜日
駐車場  有

 

 

 


☆スタッフHのすぽっとwrite☆

幼稚園の頃、母と出かけた帰りにいつも立ち寄ったパン屋さん。コロネが大好きでした。中学生の頃、近所のパン屋さんでは、板チョコデニッシュとの衝撃的な出会い・・・そして短大生の頃、学校近くのパン屋さんでよく買った、名前は忘れたけど、栗が入ったふわふわのパン・・・ほんとにパンは小さいころからいつも口にする「日常」です。
今回の取材で初めてヤムヤムさんを訪れ、衝撃的な出会いが!「プリンデニッシュ」。サクサクのデニッシュの上にカスタードプリン!絶妙の食感です♪

 

スパゲティーハウス シエロ 変わらない店でありたい。スパゲティーハウスとしてもライブハウスとしても。

第11回 スパゲティーハウス シエロ 竹村 輝彦さん

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ースパゲティーハウスシエロさんがお店を開店されたのはいつですか?

(竹村輝彦さん 以下同)平成3年12月18日です。

―店名シエロというのは?

イタリア語で「空」という意味です。言葉の響きや意味などから考えて決めました。

s-c621800v―スパゲティー屋さんを始めたきっかけは?

高校卒業後、名古屋の専門学校時代にスパゲティー店でアルバイトをしていたんです。そこで、注文がきてから茹でるスパゲティーは保存がききロスがないというところに魅力を感じたんです。パスタは茹で時間が大事。さらに茹で上がりと同時進行の調理の手際良さやスピードが大事です・・・でも、もともと手先は器用な方かなと思っていましたし、自分にもできそうかな、いずれはこの仕事いいかもなぁと思ってたんです。そして、何よりそのお店のスパゲティーが美味しかったんですよね。それがきっかけですぐにお店をオープン・・・ではありませんが、そのお店でのアルバイト経験が結果的に今のこのお店の原点です。

 

―専門学校とは何の専門学校だったんですか?調理関係ですか?

いえ、僕は中学時代からギターが好きで仲間とバンドを組んだりしてたんです。高校時代はもちろん軽音楽部。市民会館を借りて自分達でライブをしてりしてました。「ギター小僧」だったんです(笑)
高校3年の進路を決める頃、ミュージシャンは無理だけど、楽器を触っていたい、楽器業界、音楽業界へ進みたいという思いから専門学校への進学を決めたんです。専門学校で技術を習得してから楽器店に就職しようと。そこでピアノ調律師としての技術を取得し、晴れて念願の楽器店へ就職した訳です。

 

―楽器店でのお仕事はどうでしたか?

和歌山県の楽器店でピアノ調律師として一日に数件お客様宅を訪問していました。ですが、三年で退職しまして・・・。その後、母校の専門学校の講師にならないかというお話をいただき名古屋へ戻り二年間勤務しました。
楽器店、楽器専門学校講師・・・共に大好きな楽器業界ではあったんですが、正直その業界の賃金の面で疑問を抱くようになり、飲食業への転身を決め外食産業の会社へ就職しました。

 

―飲食業への転身はやはりアルバイトしたスパゲティー店での経験が影響したんでしょうか?

そうですね。あの時、いずれはこの仕事も・・・と魅力を感じた職業でしたからねぇ。

s-DSC00501それでもう一度、そのバイト先の親方のお店の門を叩き、一から教えてくださいとお願いしました。お店をするならいろんな飲食業の事を知っておきたい、習得したいと思い、親方のお店とかけもちでドイツ料理のフルコースレストランやコーヒーが美味しいと人気の喫茶店で修業兼アルバイトをしました。

 

―そしてその後、オープンということですね。

両親がここに土地を所有してましたし、僕は長男なので、お店をやるなら地元に戻ってこないかという両親の思いもありまして、僕が27歳の時に「シエロ」をオープンしました。

 

―オープン当初はどうでしたか?

当時、スパゲティー専門店というのは五條にはありませんでしたし、そんなに宣伝もしませんでしたが、口コミなんかでお客様も増え幸先のいいスタートでしたね。一度来てくれたお客様が5回6回と来てくれる常連客さんとなり、オープン当初から今もなお来てくださるお客様もいらっしゃってありがたいことです。

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逆にスパゲティーだけでなく、もっとレストランみたいなメニューをとか、配達もしないとやっていけないんじゃない?って声もありましたが、僕は僕自身が親方の店で学んだことや親方のやり方を見てきたので、僕はこれでいくんだ、やれるはずだと自信を持ってやってきました。

 

―今、好きな楽器とのつながりは?

職業としてはやはり調律師の仕事からは離れず、今もお店の定休日の火曜日に細々とやってます。s-83s83A83m92B297A5814082P-thumbnail2やはり、他の楽器店との兼ね合いもありますし、大題的には宣伝もできませんが、知り合いの方の紹介のそのまた紹介であったり、僕のブログを見てくださってという感じですね。

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趣味のギターは、今でもやってますよ!さらにギターの製作の方もやってるんです。

 

↑取材時、オーダーを受け製作中のギターを見せていただきました。
その後完成したギターは、夏のある日、マスターのもとから嫁いでいったそうです。

 

―シエロさんでは店内でライブが行われているそうですね。詳しく聞かせてください。

はい。プロのミュージシャンによる「ソロライブ」を毎年秋に、そして、私と同じような趣味を持った仲間との間で始まった「シエロ音もだちライブ」を毎年春に開催しています。

―プロのミュージシャンとは?

日本を代表するアコースティックフィンガースタイルギターの名手、岸部眞明さんにはもうかれこれ10年近く来ていただいてます。
有山じゅんじさん、加川良さんにも来ていただいたことがあります。

―岸部さんとの出会いは?

若い頃は仲間とバンドを組んでやっていましたが、みんなそれぞれ仕事が忙しくなったりで時間的に合わなくなってきたんです。私も家でひとりでギターをやるようになっていた中で、愛読書「アコースティックギターマガジン」で岸部さんを知りました。彼のCDを聞いた時衝撃を受けたんです。ボーカルのないアコースティックギター1本で奏でるメロディの素晴らしさに。そして、たったひとりでも、たったギター1本で好きな時間に好きなだけ練習もできて、こんなすばらしい音楽ができるじゃないか・・・と思いどんどんはまっていった訳です。

 

―そこからどのようにしてシエロさんでのソロライブを実現させたのですか?

岸部さんが全国各地のライブハウスやライブ喫茶をまわって演奏されてるのを知り、いっそのこと、うちの店にも呼ぼう!と思ったんです。
そこからは、SNSを通じて既に岸部さんのライブを行っているライブハウスの方達とつながりを持つことから始まり、自分自身も各地のライブ会場へ足を運び、音響設備や機材、いろんなことを学び習得して、そして岸部さん本人とお会いし、シエロでのソロライブ出演依頼やギャラの話まで直接交渉しました。バンドをやっていたのでもともと持っていた機材に加えて新たに大きなスピーカー等も購入し、セッティングも自分で行い、そしていよいよ岸部さんがうちの店に来てくれることになったんです。今年の秋で第11回目を迎えます。

 

―自身のお店でのソロライブ開催、いかかでしたか?

既にライブをしたことのあるライブハウスなら、固定ファンも来られますが、シエロはいわば新参者です。なので、最初は身内や知り合いを呼んでのスタートでした。ですが、2回3回となるにつれ、岸部さんのファンはもちろん、シエロならではの近距離のステージ、音響に評価を得、遠方からのファンも来られ、定員30名ほどですが、毎年満員です。毎年ライブ開催が決まると僕自身はもちろん、真っ先に連絡をくれるほど心待ちにしてくれている方もいるんです。

 

―では、「シエロ音もだちライブ」とはどんなライブなのですか?

プロの方のソロライブに対して、シエロ音もだちライブというのは素人のライブです。こちらももう第9回目を迎えました。s-CAC9B3DDA4B1A5AEA5BFA1BC
プロの方のソロライブを開催していくにつれて、ライブに来てくれた方がその後個人的にお店に食べに来てくれるようになったんです。「マスター、こないだはありがとう」って感じで。で、会話を交わすうちに「実は私もギターをね・・・」って話になったりすると、あ、同じ趣味なんだって・・・。そんな方が一人二人と増えていき、同じ趣味を持ち、気心知れたフィーリングの合う人達との和ができてきまして。それで、プロの方と同じ機材で同じ状況でライブする?って話になって(笑)
自分が音楽やギターを好きってだけではやっぱりダメで、プロの方を招いてここでライブをしたっていう経験がシエロ音もだち仲間との道筋になったんです。

 

―マスター自身も演奏を?音もだちライブはどんな感じなのですか?

はい。僕も岸部さんのようなインストロメンタル(ボーカルのない)で演奏します。

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去年よりすごく上達してる人、去年からの方向性を変えた演奏の人、1年ぶりのその日当日にならないとわからない驚きがまたおもしろく刺激になり、もっと上手くなりたい、もっといいステージにしたいと思うようになるんですよね。

↑この中にはマスターが製作したギターが4本 もあるとか!
マスターが作ってるのはスパゲティだけじゃなかったんですね!

ちょっと変えてみよう、驚かせてみよう、出演者達はその日に向けて毎年試行錯誤だと思いますよ(笑)準備も後片付けもすべてみんなでします。個性あふれるひとりひとりが好きな音楽を通じて深い繋がりが持てる・・・そういうの全部含めて「シエロ音もだちライブ」なんです。毎年レベルアップしてると思います。

 

 

―スパゲティーハウスシエロとして大切にしていることは?

s-DSC00507そうですね・・・食材の価格が上がったり、昔と同じように仕入れられなくなったりと色々問題はありますけど、僕のモットーは「できる限り変わらないでおこう」です。メニューはオープン当初から約50種類、パスタは乾燥麺の1.6mm。流行にのっている訳でもないし時代遅れといわれるかもしれない。でも僕はこれがいいと思って始めたお店のやり方です。そう簡単には変えるつもりはないんです。うちのお店のスパゲティーを食べにきてくださるお客様がいる限りは。

 

―今までを振り返っての思い、また今後の夢は?

楽器が好き、音楽が好きから携わった楽器業界、飲食業への転身、色々経験してきました。
でもどれもその経験は今の僕を支えています。昔は色々と抱えていたプレッシャーに押しつぶされそうになった時もありましたが、今は人生を楽しく生きていこうと考えらるようになりましたし、今本当に幸せです。

s-DSC00483好きな音楽をやりながら、こんな小さなスパゲティー屋だけど、みんなが集まってくれる場所になり、少々マニアックな方?(笑)には注目される場所になってきて(笑)それだけで充分幸せと思ってます。だからそれが続けばいいなって・・・。変わらずこのまま。年に一度のシエロでの出演を楽しみに日々ギターや楽器の練習に打ち込んでいる仲間とのこの環境を継続させるのが夢です。まわりからみると、僕が音楽やギター、ライブなんかをやっているのを知らない方も多いでしょうし、何か変わったスパゲティー屋のおじさん?かもしれない(笑)
でも僕は知る人ぞ知る「幸せ者」です。

 

竹村さん、本日はありがとうございました。

スパゲティーハウス シエロさんのHPはこちらから

スパゲティーハウス シエロ

s-DSC00496住  所    奈良県五條市田園3-5-7
T E L   0747-22-2125
駐車場     有
定休日  火曜日
営業時間
11:00~15:00
(オーダーストップ14:30)
17:00~21:00
(オーダーストップ20:30)


☆スタッフHのすぽっとwrite☆

楽器、音楽、スパゲティー・・・「好き」「魅力ある」と思った道に進み、歩んでこられたマスター。今もその道をたくさんの仲間と一緒に追求し楽しまれているマスター。取材時ギターやライブの話をされるときはとてもにこやかでしたが、普段は無口(だそうです)なマスター・・・。
まだまだ書ききれないマニアックな話もありましたので、気になる方はマスターにそっと話しかけてみてはいかがでしょうか♪

 

 

 

 

 

藤田茶園 「美味しいお茶を飲んでいただきたくて、良質の茶葉を仕入れ加工して自信をもってお客様にお届けします。」

 

第8回 創業明治元年 藤田茶園 中 雄司 さん

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私たちの生活には欠かせない日本茶、五條市中之町に店舗を構える藤田茶園さまにお話しを伺いました。
お店の引き戸を開けますとお茶のいい香り居心地の良い空間・・・ご主人中雄司さん、奥さん、息子さんで日本茶インストラクタ-の中隆太郎さんに迎えていただきました。

-藤田茶園さまの創業を教えていただけますか。 

「明治元年野原村(現在、五條市野原)に藤田茶園をDSC00217構えたのが始まりです。その後、祖父が五條市五條1丁目に店を移転し、そして平成16年中之町へ新店舗を移転し営業しています。」

-お茶の種類も沢山ありますね。 

「お茶の木の品種も増えてきていますし、茶葉の種類によって味の特徴が変わってきます。味がしっかりしているとか、水色が綺麗など・・・
静岡茶・宇治茶・大和茶などの産地によっても違ってきます。DSC00258関西のお茶は、色はあまり出ませんが、味が濃くまったりとしていますね。大和茶は、あまり有名ではありませんが、しっとりとして良い味として人気があります。
お客様も最初は、頂き物で知ってそれから送ってくれますかと、昔は、そういう手段で広がっていきましたが、最近は、インタ-ネットですね。結構口コミで関東や遠方から注文を頂いて、送り続けているリピ-タ-さんが大勢います。」

-良質の茶葉とそうでない茶葉ができるのはどうしてですか。

「風土と土壌で変わります。秋から春の間に栄養をたっぷり含んだ5月に刈り取る一番茶、梅雨時期に刈り取る二番茶、夏から秋に刈り取る三番茶もやはり成分は変わってきます。」

-茶葉へのこだわりはあるのですか。 

「美味しいお茶を飲んでいただくためには、茶葉の仕入れは一番大事でこだわりがあります。良質の材料が一番大事です。」

-特徴のあるお茶を教えていただけますか。 

「基本的に良い荒茶を自家焙煎しているほうじ茶です。ほうじ茶は焙煎することでDSC00219カフェインやカテキンが減少するやさしいお茶です。材料によりすごく値段の差がでてきますが、やっぱり一番茶を焙じた美味しいお茶がよく出ますね。」
「普通のお茶屋さんは、一番茶の高級品は焙煎しないんですよ。もったいないや手間も掛かるという事も有りますし・・・当店は昔から基本的に、良い荒茶を焙じて販売しているのが特徴ですね。」(隆太郎さん)

-美味しいほうじ茶に仕上げる焙煎はどの様にされるのですか。 

「ほうじ茶は、昔から回転式の釜で焙煎してきました。その伝統を今も引き続いています。
焙煎は、荒茶の種類によって時間も温度も違ってきます。現在は、焙煎機の温度も管理されていますが昔は、全て勘で火を調整しながら焙煎していました。安価な番茶は、火力を強くして焙じないと番茶らしくならないし、良い物は、s-159高温で火を入れると茶葉がダメになる為、少し低温でじっくりと焙煎することで香ばしく上品な香りを引き出しています。物凄くデリケ-トですよ。外気温によっても時間が違ってきます。ただ単に火を付けて時間が来ると仕上がりでは無く、何回も見て、確認し、煙を抜いて熱を逃がしてやらないといけないのですよ・・・そうすることで、まろやかなほうじ茶が出来上がります。茶葉との戦いですね、美味しい茶葉に仕上げるには色々な苦労があります。今は、息子が焙煎しています。」

-日本茶インストラクタ-の資格を取得されたのは? 

「お茶の勉強のために取りました。やっぱり美味しいだけでは売れなくDSC00213て、まずは、知らない事を聞いて、覚えて、問屋さんと話して、また、色々と教えていただいたりしますので、土台みたいなものです。また資格を取った時は若いですし、話をするお客さまは、年上の方ばかりじゃないですか、資格を持っていると専門的な知識があると話を聞いていただける、それが良かったですね。」(隆太郎さん)

-パッケ-ジも考えられるのですか。 

「パッケ-ジは考える物もありますし、シ-ル、進物用栞は手作りです。DSC00247美味しいお茶を飲んでいただきたいとう送り主様のお気持ちがあり、入れ方を間違えると何もなりません。進物用は説明も出来無いのでお茶に合わせた栞を入れています。美味しく飲んでいただきたくて・・・お茶も喜ぶだろうし・・・良いお茶ほど温度をおさえて手間をかけて入れてほしいものです。」

 

-奈良のお店で販売されてますね。 

「新しく開店するので一度どうですか?と商工連合会の紹介をいただき、奈良市三条通り『着物と和のある暮らしayanas奈良三条通店』でお茶と急須を販売しています。」(隆太郎さん)

「五條は、田舎だからお茶への関心が薄いですね。
その為外(市外)へ、アピ-ルしないとね・・・外の方は良い物を認め価値を認めてくれます。」

「先日ayanasさま店頭で “ほうろくで焙煎体験” 実際にほうじ茶を焙煎して、炒りたてのほうじ茶を飲んでいただきました。結構若い人が参加してくれまして好評でした。外国の方も居ましたよ。
日本の方が大勢参加して頂いたことは、お茶を好んでくれる根本があるのかなぁと思いますね。また外国の方は、日本の良い品を知っていますし探していますね。茶器等も買って頂いたりしますしね。」(奥さん)

-それは、どのように焙煎するのですか? 

「カセットコンロとほうろくです。茶葉スプ-ン1杯約3gをほうろくで2DSC00225~3分焙じると火が直ぐに入るので茶葉がポップコ-ンのように膨れ、2人分程のほうじ茶が出来上がります。
お茶を買い求める時は、どうしても名前の知れたお店の商品を購入する方が多いので、実際飲んでいただくのが一番良いですね。そういうきっかけを出来るだけ作るよう努力しています。」(隆太郎さん)

 

-ありがとうございます。色が綺麗ですね。(奥さまがお茶を入れて下さいました。)

「お抹茶です。」

-いただきます・・・・・美味しいですね。 DSC00222

「渋みが無く美味しいでしょ。京都一休寺へ納めているこだわりの抹茶で、何回も農林大臣賞をいただいています。大量に作るお茶では無くて碾き臼から自分で調整し、40gの抹茶を作るのに1時間もかかる商品です。美味しいお茶を飲んでいただきたくて、良質の茶葉を仕入れお客様に納得していただける商品をと心がけています。」

-お商売をしているうえで大切にしていることは。 

DSC00214「自信を持って言える材料を使って正直な商売をモット-に営業しています。お客さまは、素人さんですので、解らないままごまかしもききますが、長続きできません100年以上続かせようと思えば、先代も真面目でしたし、私もそう続けて来ましたし、息子も真面目にやってくれると思うので・・・。」

-五條でお商売をして感じることはありますか。 

「奈良へ行き感じた事ですが、人口が全然違いますね。人は少ないですし、高齢化になりますと施設に入る方が多くて、活力が無くなりましたね。時代が変わりましたね。『この町は、良い町です。』と言える町になって欲しいですね。」

-これからどの様にお商売をして行きたいですか。 

「日本の伝統のお茶をずっと続けていきたいですし、本物の商いを本物の商品を、美味しくて安全なお茶を提供し続けていきたいです。」

 

-本日はありがとうございました。

 

藤田茶園さんのHPはこちら

店名    藤田茶園
住所   五條市中之町890-31
TEL  0747-22-2686
FAX  0747-22-2899
営業時間 午前9:00~午後6:00
定休日  日曜日
駐車場  有

 

ある日の午後、「今日の冷茶おいしいね!」 と何杯もおかわりをする家族、「そうでしょ!」と私は得意気に・・・・・実は藤田茶園さんに教わりました。「冷茶ポットに水出し茶葉と冷水を入れ、茶葉を十分泳がせてあげて下さい。2時間程で美味しい冷茶が出来上がります。」と・・・一度試して下さいね。

 

 

 

 

 

 

 

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